明日から始まる12月議会では、①「羽生市におけるセーフティネットについて」と②「学校や市役所など市の管理する施設で感染が確認された場合の対応について」を一般質問する予定で、
現在その読み原稿を鋭意作成中なのですが、
①のセーフティネットのひとつとして、子どもたちへの学習支援について取り上げる予定となっています。
実は埼玉県は、全国に先駆けて、生活保護世帯の中学生を対象に高校進学に向けた学習支援事業を開始しており(→子どもの学習支援事業(アスポート事業)について - 埼玉県)
羽生市でも平成27年からNPO「子育て支援キャロット」さんに委託した、
貧困世帯の子どもむけの学習支援を開始しています。(ちなみに羽生市では、誰でも通える「羽生塾」という無料の学習支援も行っています!)
というわけで、現在様々な資料などを読んで、なぜそれらの学習支援が必要か、どのくらい未来への投資になるのか、どれだけ子どもたちにとって重要なことなのか、を調査していましたら、
厚生労働省が2019年に行ったアンケートに行き着きました。
【生活保護世帯の保護者・子どもの生活状況等の実態や 支援のあり方等に関する調査研究事業 報告書】
→https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000526290.pdf
これ…たくさんの方に読んでほしいーーーー!どのようなアンケート結果なのかぜひ目を通して欲しい!
と思い突如ブログを書き始めてしまいました。
報告書は200ページ以上なので全部をしっかり読むのは難しいですが(私ももちろんまだ😂)
特に気になったことを挙げていくと、貧困世帯の子どもたちは
・不登校の経験がある子どもが多い(通常2〜3%だがなんと26%と約10倍)
・学校の授業の理解率が一般の子どもの回答と比較すると30ポイント低い
・勉強が好きか、の割合は一般的な子どもの回答と比較すると小学生では約 20 ポイント、中学生では約 15 ポイント低い
となっています(もちろんすべての世帯に当てはまる訳ではありません)
これだけ読んでいても、学校に関することを学校や教育委員会だけに任せていいわけがなく、
子どもたちの学習、生活環境についてはまち全体で取り組まなくてはいけないことだと分かります。
支援についても報告されているのですが、実際に学習支援を受けたい子どもたちは、
教育段階別では、小学生・中学生・高校生のいずれも「勉強がわかるようになった」の回答割合が 最も高く、
小学生では「家で勉強をするようになった」、「友だちが増えた」、
高校生では「将来のこと を考えるようになった」、「楽しいと思うことが増えた」、「色々なことに前向きに取り組むようになっ た」
などの回答割合が比較的高くなっている、とのこと❗️
学校と家庭以外での、学習支援や学習機会の提供がいかに必要であるかが分かります。
と、これだけ書いてはきましたが、不登校がわるいこと、とか授業が理解できないから良くない、と考えているわけではありません。
各家庭の経済格差が、子どもたちの学習機会の多寡に結びつくことはあってはいけないし、
まずはスタートラインを揃えるためにも、しっかり公的にサポートしていくことが必要だ、と私自身は考えています。
さて、
議会に備え準備を再開します( ̄^ ̄)ゞ
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