さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

「みんなの学校」オンライン講演会

おはようございます、羽生市議のさいとう万紀子です。

少し間が空いてしまいました、すみません💦日々、元気に活動しています!

今日は次男を保育園に送るときに、なんと雪がちらついていました。

寒いはずです、みなさまどうぞ暖かい格好でお出かけくださいね。

さて、昨日はこのイベントに参加してきました!

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と言っても緊急事態宣言下なので、残念ながら映画上映は中止となってしまい、木村泰子先生のオンライン講演会のみの参加です。

木村先生と「みんなの学校」に関しては、何度もこのブログにも書いており、

▶︎こんな学校つくりたい!! - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎「みんなでつくるみんなの学校」映画編 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎「みんなでつくるみんなの学校」講演会編 1 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎いい学校ってどんな学校?子どもにとって必要な教育ってどんなこと? - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

はにゅう市民ネットでも「みんなの学校」上映会を計画していたのですが、この状況なので先が見通せなくなっている状況です。

それだけに、この企画を実現してくださった熊谷実行委員会の皆様(あすなろ・すみれ会様、NPO法人心の子育て支援ハッピーマザー様、熊谷のこどもと食の未来をつむぐ会様、生活クラブ生協熊谷支部様、くまがや市民ネットワーク準備会様)には本当に感謝です✨

映画「みんなの学校」とは、すべての子どもに居場所がある学校作りを目指す、大阪市住吉区大空小学校の取り組みを、

長期にわたり丁寧に追いかけたドキュメントで、木村泰子先生は大空小学校の初代校長先生です。

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(市民ネットのメンバーで集まり講演会を一緒に聞きました)

わくわくしながらお話を待っている私たち参加者に向かい、木村先生が投げかけた「649」という数字。

「なんの数か分かる?」

問いかける木村先生

649人

これは2018・2019年に自ら命を絶った子どもの人数で(文科省調査、事故は除く)、いじめや不登校の件数とともに過去最多、ということです。

木村先生がまずおっしゃったのが、この649という数をゼロにするのが、私たち大人の仕事だということ。

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でも現在のコロナ禍において、違ったものを排除したり、人に迷惑を掛けてはいけないとか、規律を守ることが普通とか、みんなと違う行動には自粛警察がとか、弱者に厳しい、そういう日本社会の根深い問題が露呈しています。

学校でも「いやだ」とか「分からない」こそが多様な学びのチャンスのはずだけど、なかなかそんなふうに言えなかったり、「はい」しか認められないような状況があります。

社会としての、そして大人としての問題が露呈した今だからこそ、学校を変えていくこと、そして地域のすべての子どもの安全基地にすることが大切と木村先生は話します。

木村先生がいた大空小学校では、220人の児童の中に30人ほど特別なサポートが必要な子がいたけど、

特別支援学級はなくて、「ふつうの子はひとりもいない」とみんなが違うことが先生や子どもたちの中で共有されていたので、不登校はゼロだったそうです。

公立の学校の最上位の目的、それは憲法26条にもあるよう

【すべての子どもの学習権を保障すること】

例えば、学校では勉強を教えてもらって学力をアップさせるとか、規則について学ぶとか、集団生活のルールを守るとか、いろんな我慢をするとか、そういうことが目的じゃあ絶対ない、と木村先生は言います。

まずは全ての子どもの居場所となる学校であるべき

そのためには先生だけでなく、子どもだけでなく、保護者や地域の人、みんなが学校の当事者になって、「みんなの学校」にしていく必要があるのです。

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大空小学校では「学校と地域が共に学び共に協力しあいながら『地域に生きるこども』を育てていく」ために、誰もが気軽に学校に入ることができます。

もちろん「学校と地域が共に学び共に協力しあいながら『地域に生きるこども』を育てていく」という目的のために、

保護者だけじゃなくて、赤ちゃん連れのお母さんとか、地域のおじいちゃんやおばあちゃんがふらっと学校に来て、子どもたちを見守ったり、授業を一緒に受けたり、サポートが必要な子の隣にいるという、そういう環境が子どもたちに当たり前にある。

子どもだけでなく地域のひとも「自分の学校」という意識があるから学校に関わっていて、それは強制されたものではありません。

…こんな環境って、大空小学校だけのもので特別だって思うかもしれません。

でも実は文部科学省でも2019年から〈学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子供たちを育む「地域とともにある学校づくり」〉を、コミュニティスクールと名付けて積極的に推進しているんです。

▶︎コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度):文部科学省

そして実は、羽生市はすべての小中学校が、このコミュニティスクールに認定されています、ご存知でしょうか?

▶︎コミュニティスクールってなんだろう❓ - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

じゃあ学校に行って誰もが子どもたちと関わっていくことができるのか、やはりそれは中々難しいですよね。

でも、例えば子どもの登下校を見守ったり見守ってもらったり、地域の運動会に参加したり、

またコミュニティスクールを推進するために「学校運営協議会」というPTA役員や地域の住民で作られた組織があって、

この協議会では、いま学校はどんな感じで、今後どうやって地域が学校に関わっていくか、などが定期的に話し合われています。

年4回開催されている協議会は傍聴することもできますので、ぜひお近くの学校に日程など問い合わせて「自分の学校」はどのような様子か、ぜひ確認してもらえたらと思いますし、

また各小中学校のホームページもあるので、まず学校の様子を確認してもらうことからでしょうか^ ^

▶︎羽生市立小中学校一覧 | 羽生市

そして羽生市では、学校再編成の計画も市から提出されており、ぜひぜひ学校について、みんなで気軽におしゃべりしたーい‼️

はにゅう市民ネットでも、オンラインなどを使いそのような場を作りたいと考えていますので、ぜひまたこのブログをチェックしてくださいね(^o^)/

長文となってしまいました、最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。

ぜひ「みんなの学校」つくっていきましょう^ ^


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