さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年度3月議会その④ーGIGAスクールに関する健康配慮・市の考えー

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。

前回のブログ、その③ではGIGAスクール構想における子どもたちの健康面の配慮について記しました。

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▶︎令和3年度3月議会その③ーGIGAスクール構想における子どもの健康配慮についてー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

一般質問の1項目は、ひとり一台のパソコン学習への健康懸念を質問し、今回は市からの回答を報告していきます。

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(さいとう)パソコン学習により「ドライアイ」「視力の低下」「姿勢の悪化」「ストレス」に対する影響等の懸念があり、自治体によってブルーライトカットシートをスクリーンに貼ることや、利用時間の制限、また健康状態の把握を定期的に行うなどの対策を講じているが、羽生市はどのように対策していくのか

→(学校教育部長)ブルーライトカットシートを購入する予定はない。

画面を長時間見ないようにしたり、カーテンや照明などを上手く利用したり、またノートパソコン を利用するので角度調整することで疲労軽減の配慮を行っていく。

健康管理については連絡帳を利用し行っていく。これまで通り担任と養護教諭、保護者で連携をとっていく。啓蒙についてはこれまでも保健便り等で行なっている

→(さいとう)連絡帳だけでは、体調不良が起こった場合でも4月からのパソコン学習が原因か分からない。保護者へも電磁波のリスクも含め、もっとしっかり保護者とも情報を共有していくべきだ

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(さいとう)電磁波過敏症への対策として、アクセスポイントから距離を取ることと、利用しない時はスイッチを切るという対策について羽生市の考えは

→(学校教育部長)アクセスポイントは教室の入り口上方に設置されており、子どもたちから距離がとられている。ひとり1人に個別最適化した学びのためにスイッチは切ることはしない

→(さいとう)児童生徒が電磁波過敏症と確認された場合、羽生市ではどのような対応をとるのか。個別最適化というのなら、電磁波過敏症の児童生徒はそのひとり1人に入らないのか。

→(学校教育部長)体調が悪くなった生徒がいたら保健室で休養させたり、電磁波過敏症と確認された場合、ひとり1人に丁寧に対応していく

→(さいとう)とにかく予防原則が大切

教職員と保護者で正確な知識の共有

子どもの状態の確認と定期的な健康観察

保護者とのリスクコミュニケーション

健康不安が生じた時の連絡・協力体制の整備

を検討し、子どもたちの健康についてしっかり考え、実行してほしい。

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というやりとりでした。

部長からひとり1人に丁寧に対応していくと答弁がありましたが、

日頃から学校は保護者会やPTAなどでも子どもの健康状態について必要な情報を説明することが必要だと思うし、

私たち保護者も子どもの健康状態をしっかり把握しつつ、もし子どもが学校へ行けないということが起きたら、その原因が学校の環境にある可能性を頭に入れておく必要があると思います。

4月から本格的に始まるパソコン学習に関しては、まだ未知数な部分が多いし先生たちも手探りという状態です。

保護者同士で色んな情報を共有し、気になることはすぐ担任や学校に知らせることが子どもを守ることにも繋がります!

私も議会での情報は発信していきますので、今後気になることなどあればぜひ教えていただけるよう、どうぞよろしくお願いします^ ^

〈参考資料〉

◯『シックスクール問題と対策』加藤やすこ著 緑風出版

ホーム/home - いのち環境ネットワーク(Life-Environmental Network)

◯東京都化学物質の子どもガイドラインhttps://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/kankyo_eisei/kagakutaisaku/indoor/kodomo.files/h22_guideline.pdf

化学物質過敏症 柔軟剤などで頭痛や吐き気|日テレNEWS24

◯学校環境衛生管理マニュアルhttps://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/07/31/1292465_01.pdf