さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

パートナーシップ制度について

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。

皆さま、【パートナーシップ制度】ってご存知でしょうか^ ^?

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最近ニュースなど色んな場所で聞くことが増えてきた言葉だと思いますが、パートナーシップ制度とは2015年に東京都渋谷区、世田谷区で開始されたのを皮切りに、LGBTなど性的少数者カップルの権利を自治体が認める制度のことです。

例えば同性同士だと、長年連れ添っていても社会的な保障がなかったり、職場や学校での理解が得られなかったりと、「生きづらさ」を抱える性的少数者の方が多くいらっしゃいます。

でもパートナーシップ制度なんて、それは東京とか都会のこと…ってお思いの方も多いかもしれません。

しかしなんと、羽生市のお隣の行田市で今年4月1日からパートナーシップ制度が導入され、『病院で入院した際に付き添えない』『公営の住宅に申請する際に契約がむすべない』『生命保険を受け取れない』などの不利益が解消されたということです✨素晴らしいーー❗️

以下制度の概要ですが、

この制度は、法律上の効果が生じるものではありませんが、パートナーシップの関係にあるお二人の宣誓を市が尊重し、行田市パートナーシップ宣誓書受領証を交付するものです。

この制度の導入により、市民の誰もが性の多様性を認め合い、自分らしく生き生きと暮らせるまちとなることを期待しております。

▶︎行田市/行田市パートナーシップ宣誓制度が始まりますにて説明されています。

そして実は、埼玉県は全国でもパートナーシップ制度を導入している自治体が多いってご存知でしょうか。

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なぜ埼玉県でパートナーシップ制度の導入自治体が多いかと言うと、「誰もがありのままで暮らせ、多様性を認め合う社会づくり」を目的として活動を行なっている【レインボーさいたまの会】さんの努力の賜物によるものなのです。

▶︎Rainbow Saitama(レインボーさいたまの会ホームページ)

これは是非羽生市でも…!ということで、先日はレインボーさいたまの会の方に羽生市役所までおいでいただき、導入までのプロセスや課題について直接教えていただきました!

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少しずつ変化してきましたが、これまで性的少数者の方は「いないこと」とされ、様々な社会的な問題や困難の環境にありました。

けれど「いないこと」とされていた当事者の方を「いる」と認め、「安心感を与える」のがこのパートナーシップ制度であり、それには自治体の役割が非常に大きい感じました。

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例えばこうやってレインボーフラッグを飾ることだけでも、当事者の方へ「居場所がある」「認められている」というポジティブなメッセージとなり、同時に多様性への理解の促進にも繋がるということです。

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さらにこのパートナーシップ制度は、基本的にほとんど予算が掛からず「幸せの選択肢」を増やすことが出来るといいます!

それでも…

自分には関係ない、と考える方もいるかもしれません。

でも例えば、前回のブログの「ミラクル」(肢体不自由児・者家族の会)の活動も、相談の受け皿としてももちろんですが、地域の問題を可視化させたり、車椅子のことを理解してもらうことも目的にあるし、

また私は羽生市議会でたったひとりの女性議員ですが、男性が多数の羽生市議会(羽生市役所)の中で、当事者として子育てや学校生活の問題や課題に取り組んでいくことも、この【パートナーシップ制度】の導入と通じることだと考えています。

つまり、ひとの権利を考えていくことは、自分自身の権利を守ることにつながりますし、それこそが【誰もが暮らしやすいまち】だと思うんです。

というわけで、ぜひ羽生市でもこの早く制度が導入できるよう、みんなで一緒に考えていけると嬉しいです!