さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

2021年の活動振り返り

こんにちは、2021年も大晦日ですね。今年は友人の谷川農園さん手作りのしめ縄を飾り、新年の準備ができることを嬉しく思います。

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今年も一緒に活動してくださったみなさま、応援してくださったみなさま、このブログを見てくださっているみなさま、本当にどうもありがとうございました😊✨

2019年の5月に市議会議員となり、1期目も折り返しを迎えました。コロナ禍が続きますが、個人的には40代に突入したり、次男が小学生になったりと変化も多かった1年ですが、議員の活動について、自分自身の振り返りや反省を含め、今年度も報告していきたいと思います!

さて、2020年のお正月は新型コロナウイルス感染が拡大し、緊急事態宣言が出そうだ、という状況でした。市民ネットでは、それまでの宣言を踏まえつつ、しっかり市民生活が守られるよう

①保育園、学童の事業継続のお願い、②公園や図書館の開放とともに、公共施設での必要な事業継続をお願いしたい③孤立や子育てに関する相談窓口の周知徹底をしてほしい 

という内容の要望書を1月5日に羽生市に提出してきました。

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このころから羽生市でも陽性と確認される方が増えてきて、なるたけ情報の共有、特に子育て中の方や、妊婦さんへの支援に努めました。

子育て世帯への支援として、羽生市でも定期的なフードドライブ(余剰の食品の回収)や、NPO羽生の杜でのフードパントリー(ひとり親世帯への食品の提供)、また子ども食堂などが開催されるようになりましたね。

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NPO羽生の杜でのみんなの食堂の準備の様子)

ぜひ多くの方にこれらの活動を知ってもらい、今後もいざという時支えあえる体制をしっかり整えていきたいと思います。

そんななか非常に残念なことに、羽生市では冬休みの前後2週間、給食が提供されないということがありました。それを受けて3月議会では GIGAスクール構想における子どもの健康配慮について ②給食提供に関する対応についての一般質問をしました。

①では、子どもたちが1人1台タブレットを使って学習するGIGAスクールが始まったことによる、子どもたちの健康への懸念(長時間タブレットを利用することでの姿勢の悪化や視力の低下、電磁波による健康懸念など)についての配慮と、保護者と学校、そして行政が、子どもたちを長期的に見守っていく必要性について提案しました。

②に関しては、私自身小学生の子育て中なので、2週間も給食がない(半日の日が続いたりお弁当の持参も)ことに非常に困惑し、また周りからも困っているという声を受け、はにゅう市民ネットで給食に関するアンケートを実施、10日間という短い間でしたがなんと159件もの回答が集まり、給食が長く提供されないことに関し、約8割の保護者が「困った」と回答しました。

▶︎給食についてのアンケート結果報告 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

家計への負担や仕事を休まなければいけないことに関する困惑、またコロナ禍の長期休校含め、子育て世帯に負担の大きい1年で、加須市行田市給食費が無償になったにも関わらず、羽生市は「食品の高騰や消費税増税で、給食日数が減ることは止むをえない」という答えでした。元々195日あった給食提供が185日に減ってしまったことに関しては、子育て世代の議員として、また子どもたちの食の保障をしていく上でも、元の日数に戻すよう今後も市に働きかけていきたいと思います。

これらの活動を行なっていた2.3月には、「若者と政治をつなぐ」NPOドットジェイピーより、インターンの学生Kちゃんが来てくれました。

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一緒に子ども食堂の手伝いに行ったり、お味噌作りをしたり、議会の傍聴に素直な感想を寄せてくれたり、とっても楽しい2か月でした!

4月のわくわくカフェは久しぶりに対面で集まり、みんなで「理想の羽生」について話し合いました。ワークショップを行い、みんななにか新しいものを必要としているわけではなく「いまあるものをみんなでうまく活用していく、循環型のまち」を望んでいることが分かりました。

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今年は羽生駅前の空家が活用されて「MDライブラリー」として生まれ変わったり、やはり下新郷でリノベーションされた「僕らの集会所」でもいろんなイベントが行われましたね。

f:id:wakuwakutown:20211231115845j:image(▶︎MALL DESIGN - MD Library
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(▶︎TOP | 僕らの集会所|レンタルスペース

「あるものを活用した」まちづくり、とっても素敵ですよね。市民ネットでも、僕らの集会所をお借りしてわくわくカフェを開催し、ドラム缶窯で焼き芋&ピザ作りを行いました^ ^

そしてまちづくりと言えば、羽生市では4月14日から30日にかけて16回、学校再編成に関する説明会が開催されました。小中学生と未就学児の保護者にはアンケートも行われましたが、学校再編成はこれからの羽生市のまちづくりにとって本当に大きな事柄です。この計画の基本案の一部は、さらに検討を続けるということになり、来年1月17日から地区説明会が開催されます、ぜひ多くの方に参加していただきたいです。

▶︎学校再編成の説明会の結果について - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2021121600045/

6月議会の一般質問では、①適切な行政運営のための人材確保と今後の戦略について ②パートナーシップ制度の導入について確認しました。

①まちづくりの要である市職員さんですが、羽生市は毎年職員採用の倍率が低め。。。だったのですが、今年は受験者を増やす取り組みとして採用PR動画を作成するなどの努力で、なんと受験者が3倍に増えるなどの成果がありました、素晴らしい✨

②のパートナーシップ制度に関しては、12月現在埼玉県内で20の自治体がこの制度を導入していますが、羽生市では未だ「検討中」とのこと。来年度はぜひ多様な生き方をサポートできる羽生市であるよう、制度導入に取り組んでほしいです!

6月議会は一般質問のほかに再生可能エネルギー主力電源化の実現に向け、国への意見補提出を求める請願」と、「気候非常事態宣言に関する決議」の提出も行いました。気候変動に関しては、だれひとりとして無関係な人はいません。これからも積極的に取り組んでいきたいと思います。

夏休みには、オンライン会議アプリzoomを使って、子どもたちとおしゃべり会をしました。

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本来はわくわくカフェ夏休み特別版として、みんなでソーラークッキングをする予定だったのですが、やはり感染拡大の影響でオンラインに変更となりました。おしゃべり会は市内の10人の小学生が参加してくれ、夏休みの思い出や、タブレットを使った授業についてなど色々教えてもらい、とても楽しい時間でした^ ^

羽生市の9月議会は「藍染議会」で、羽生市の名産である藍染を身に着けることになっています。今年は友人の工房で自分で染めたスカートを着て、9月議会に臨みました!

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一般質問は①医療的ケア児支援法に関する羽生市の取り組み ②市役所の働き方改革 について確認しました。

今年の9月から、「だれもが生み育てることが出来る社会」を目指すため、〈医療的ケア児支援法〉が始まりました。これは日常的に医療ケアが必要な子どもたちのサポートを社会全体で支えていくことを基本理念としており、保育所や学校を設置する自治体にも、ケア人材を確保することが責務とされることになるました。私自身、夫が病気の後遺症で車椅子ユーザーとなったことが、立候補の大きなきっかけで、バリアフリーという言葉は一般化されてきましたが、車椅子や困難を抱えた子どもたちが出かけることも、何かに参加することも、まだまだ簡単ではありません。この法律ができたことで、社会的な理解やサポートが広がること、そして何よりまずは知ってもらうことが大切だとの思いから一般質問を取り上げましたが、羽生市も春からは小学校に看護師さんを確保する予定となり、本当に大きな一歩だと思います✨

②の市役所の働き方改革に関しては、かなり白熱した議論となりました。少し前まで「公務員は減らすべき」という風潮がありましたが、議員となり市役所の仕事を身近にみるようになって、近年その仕事が本当に多岐に渡ること、人数が足りず非正規職員さんで補っていること、またコロナ禍の様々な急な対応が要求されていること、またいざという時(災害時など)駆けつけられる人材がいなくなってしまっていることなどを目の当たりにしました。先ほども書きましたが、市職員さんは本当にまちづくりの要です。ぜひしっかり働ける環境を整えていきたいと思います。

▶︎まちづくりのお仕事! - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

コロナ禍が続き、学生の5人に1人が生理用品を買えなかったことがあるという調査結果もあるよう、「生理の貧困」が大きくクローズアップされました。羽生市ではこれを受けて、すべての小中学校に生理用品を配布するという、本当に先進的で素晴らしい取り組みを行いました。(他の自治体の議員さんからかなり色々取り組みについて聞かれとてもうれしかったです✨)

しかし「学校」に配布された生理用品を、子どもたちは実際に利用できているのか?しっかり確認すべく、この秋は全ての小中学校をまわり利用状況を調査してきました。

▶︎市内の全小中学校まわります⑤〈まとめ〉 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

養護教諭の皆さんにお話を伺って、「生理の貧困」が実際に羽生市の子どもたちにも起こっていること、トイレの個室に設置することで子どもたちは安心して利用できることが分かりました。その反面、保健室で管理した場合ほとんどの子どもたちは生理用品をもらいに行くことができていない、ということも判明し、この取り組みについてどのように持続させていくかとともに今後の課題だと思います。

今年は清掃センターについて、行田市とともに新たな施設を令和9年度から稼働させていくことが決まったり、また水道管の老朽化が原因の事故が発生したり、私たちが日常生活を送る上で欠かせない「インフラ」(基盤)について考えることが多い1年でもありました。

▶︎清掃センターに関する会議を傍聴してきました - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎羽生市の水道が大変だ!水道課職員のみなさまいつもありがとうございます! - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

羽生市は残念ながら財政に余裕があるわけではなく、子どもたちに将来の負担を負わせないためにも、多くの方にまちづくりに関わってもらい(例えば市が募集する審議会や協議会に参加するとか、パブリックコメントを出すとかアンケートに協力するとか)、できることをやっていくこと(子どもたちの見守りや自治体活動、学校行事への参加も大切ですよね)、知恵を出し合っていくことが大切だと思います。どうぞ来年もご協力よろしくお願いいたします^ ^✨

12月議会は①子どもたちがより安心して通える学校づくりの推進 ②男女共同参画の推進 について一般質問を行いました。

①は中学生に「校則が厳しすぎる」と言われたことがきっかけで、市民ネットで学校生活についてのアンケートも行い、多くの中学生、保護者が今の校則に違和感を抱いていることが分かりました。羽生市教育委員会としても、校則は社会を反映ししっかり見直していく必要があるとの考えを示してくれたので、今後も中学生や現場の先生方とお話ししながら、より安心して通える学校づくりに取り組んでいきたいと思います。

②の男女共同参画の推進については、女性管理職の登用やコロナ禍の女性支援に関し、中々道が長いな!という羽生市からの答えでした。男女共同参画とは、あらゆる分野において男女の人権の尊重が基本理念で、女性の権利拡大が目的ではありません。

今年は羽生市議会においては、子連れ傍聴ができるように改正したり、これまでなかった議員の産休が会議規則に明文化されたりと、女性にも開かれた議会への歩みが大きく進んだ嬉しい年でもありました✨

▶︎運動会や卒業式に議員は必要か?!議会改革のはなし④ - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

何度もこのブログに記していますが、社会にはいろんな方がいるので、いろんな人がいろんな目線でまちづくりに関わることが何より大切だと考えます。私ひとりだと偏ってしまうし、市民ネットのみんなや、このブログを読んでくださっている皆さんのご意見やアドバイスがなにより必要です。来年もみなさんと一緒に、楽しくまちづくりに関わっていければなあと思います。

いやーとっても長くなりましたが最後まで読んでくださって本当にどうもありがとうございました😆🙏✨ 来年度もどうかよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいね。


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