さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

小中学校における生理用品の設置・その後

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。羽生市で「児童生徒への生理用品の無償配布」の予算が決定したのが令和3年6月議会、ちょうどそれから1年がたちました。

▶︎令和3年度6月議会その①ー小中学校における生理用品の無償配布についてー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

コロナ禍で、学生の5人に1人が生理用品を入手できない状況にある「生理の貧困」がクローズアップされましたが、それは経済的な問題だけでなく、ネグレクトや父子家庭などで相談できる人が周囲にいないこと、また「外から見えない」などの理由で後回しにされてきた、ということも明らかになってきました。(私自身、クローズアップされて初めて知ることが多くありました)

生理の貧困の結果、衛生的な問題や感染症の危険性、また生理用品を交換しない、できないことで子どもたちの精神的な負担や、教育機会の損失にもつながっていることなども報告され、全国で「生理の貧困」に対する政策が展開、その中でも羽生市は特に、小中学校に直接生理用品を無償配布する、という非常に先進的な取り組みを行ってくださいました!

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さて、今回は「その後」ということで、実は昨年10月に羽生市内の全小中学校を周り、それぞれの学校で無償配布された生理用品がどのように活用されているのか調査いたしました。 

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トイレの個室や洗面台に設置している学校、保健室に保管している学校、それぞれの学校の環境などによって設置場所、利用されている生理用品の数などに差はありましたが、どの学校でも「困ってるひとは誰でも使ってね」「心配なことがあったら保健室に相談にきてね」というメッセージを児童、生徒にしっかり伝えてくださっていることが分かりました。

▶︎市内の全小中学校まわります⑤〈まとめ〉 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

昨年10月にこの調査を行ったあと、今年の3月には羽生市教育委員会が直接学校へ状況を確認してくださり、配布した生理用品が少なくなった学校には、新たな生理用品を提供してくださったということで、本当に心強く感じております。また今年に入り、児童生徒が利用しやすいよう設置場所が変わった学校があるというお話も聞いています。

7月26日の新聞で、さいたま市大宮区の小中学校でも、トイレに生理用品を備え置く取り組みが広がっている、との記事を読みました。

▶︎生理用品、誰でも使っていいよ 学校トイレに補充棚、取り組み広がる:朝日新聞デジタル(途中までです)

「生理の貧困」状態にある児童生徒だけでなく、やはり「突然の生理の時」や「鞄から取り出せない時」トイレに設置されていることで非常に安心感があるということで、市やPTAが協力したり、また自ら学校のトイレの補充棚に生理用品を持ち込む生徒も出てきたということです。

羽生市でも今後「生理用品の無償配布」の予算がなくなったあとはどうするのか、子どもたちがより安心して過ごせる学校であるために、保護者や地域も含め、みんなで考えていければと思います。

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