さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

多様な声の確保を。教育委員人事に関する附帯決議の提出ー令和4年度9月議会13ー

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。突然ですがみなさま、議会の重要な仕事のひとつに「監視・チェック機能」があるということをご存知でしょうか?

何を監視・チェックするかというと、執行機関(市役所)の行う行政運営(まちづくり)についてです。

市民の声が反映されていないのでは?という事業や予算があれば、議会で調査し、必要あれば議案に反対したり、また「こうすべきでは?」という要望を出すことも、議会としての役割です。

f:id:wakuwakutown:20220930114014j:image

前置きが長くなりましたが、今回9月議会では羽生市議会が、教育委員会委員の任命について、要望(附帯決議)を提出、賛成多数で可決されました。

教育長と4人の教育委員からなる教育委員会とは、羽生市の学校教育のこと、生涯学習のこと、スポーツのことなど、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現するためにある機関で、教育委員の任期は4年(教育長は3年)、識見者や保護者などから組織されています。

f:id:wakuwakutown:20220930120211j:image
▶︎教育委員会の組織・運営/宇治田原町より(←1番分かりやすい図でした)

9月議会では、この教育委員人事に関し、1人の女性委員の任期が終わり退任されるということで、新たな教育委員の提案が市長からありました。

提案された方は教育委員として相応しい方でしたが、この任命によって羽生市教育委員会委員は4人全員が男性となりました。

教育委員の任命については、「地方教育行政の組織および運営に関する法律」のなかで、性別や年齢が偏ることがないよう配慮するように、と記されており、また羽生市は「男女共同参画推進基本計画」のなかで、「あらゆる場面で男女が共に参画できる環境作り」を基本目標としています。

f:id:wakuwakutown:20220930123729j:image

▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2009060101816/file_contents/05_sec3_1.pdfより

教育委員に女性がゼロとなってしまうことはどうなのか?ということで、ここで

市議会のチェック機能を発揮!

今回任命された教育委員さんには何の問題もないですが、委員の男女差の大きな偏りは問題です!多様な視点や様々な声を反映するためにも、「今後男女差の偏りをなくすように」、という要望(附帯決議の可決)を執行機関に行った、というわけです。

f:id:wakuwakutown:20220930124933j:image

議員の仕事や監査機関としての役割については、こちらのブログにも記しております!

▶︎まちづくりのお仕事! - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

ぜひ気になること、ご意見などありましたら、お気軽にコメントいただけると嬉しいです^ ^

#まちづくり #教育委員会 #附帯決議  #羽生市 #埼玉県羽生市 #加須市 #行田市 #市議会議員 #羽生市議会議員 #女性議員 #羽生市議会 #市民ネットワーク #埼玉県市民ネットワーク #はにゅう市民ネット #みんなが主役のまちづくり #さいとう万紀子