こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。2回に渡り川崎市の「子ども夢パーク」と、いまの子どもたちをめぐる状況について報告してきました。
▶︎すんばらしかった!川崎市子ども夢パークへの視察 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎なぜ夢パークが必要か?増える不登校や自死、子どもたちの状況は - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
子どもたちが安心して生きることが出来ず、コロナ禍でさらに大きなストレスにさらされている中で、
「みんなが自由に遊べるように、誰もが自分らしくいられるように。」
と、「子ども夢パーク」は子どもの居場所として365日開放されています。夢パークを運営する、NPO法人「たまりば」が大切にしてきたことは、
「生きてるだけですごいんだ」
ということだと、代表の西野さんはおっしゃいます。
学校に行くことができず、「当たり前ができない」と自分を責める子どもも多いと言いますが、西野さんは不登校はダメではないと話します。
行けないことを責めるより、その子たちに必要な場所や学びの場を用意すること。子どもたちがやってみたいことに挑戦できると同時に、安心して失敗できる環境が重要と言います。また「大丈夫」という安心のタネをまくことも。
大切なのは、学校に行ってる子も行ってない子も、障がいのある子もない子も、真面目な子や非行状態と言われる子も、多様な背景を持つ色んな子どもたちが一緒に育つことで、学校復帰にこだわらず、将来的に「社会的自立」を目指すこと。
「小・中学生の不登校は何にも恐れることはない」と、30年間不登校の子どもたちに向き合ってきた西野さんは、きっぱりおっしゃっていました。
川崎市は、誰であっても夢パークに通えるようにするため、必要な場合は交通費や体験学習費などもサポートしているそうです。
それは、一人ひとりの背景やニーズに合わせた多様な学びと育ちを保障する環境づくりとともに、親だけでは無理な時は、第3の大人や地域のみんなが「生きてるだけですごいんだ」と子どもたちに伝えるため、またそういうまちづくりのためといいます。素晴らしいーーー!!
そんな川崎市は、2000年に日本で初めて「子どもの権利に関する条例」が制定され、夢パークは権利条例27条を基につくられた施設です。
誰もが生まれながらに1人の人間であり、権利の主体であること。また自分の権利が守られる経験を通して、初めて他の人の権利を考えられるようになること。
そんな考えのもと、川崎市ではもちろん子どもたちを含め、2年間で200回以上の会議が開催され、たくさんの話し合いの上に「子どもの権利に関する条例」が作られたそうです。
そんなわけで、子ども夢パークとともに、子どもの権利条例に共感する議員たちが全国から集まり、西野さんにお話しを聞き、改めて「子どもたちの居場所を増やしていこう」「生きてるだけですごいんだ」を伝えていこう!と心に強く思った視察の報告を、3回に渡りさせていただきました!
4月には国は子ども基本法を施行し、指令となる子ども家庭庁が設置される予定となっています。
▶︎こども政策の推進(こども家庭庁の設置等)|内閣官房ホームページ
今後、議員として、行政として、大人として、私たち一人ひとりが子どもの権利について改めて考える必要があるし、
羽生市でも子どもたちに「生きてるだけですごいんだ」と伝えられるまちづくりと、それを保障する条例をみんなで考えていけたらと強く思います。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました^ ^
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