さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

【羽生市におけるコロナウイルス感染症対応について】

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。

羽生市からのメール配信サービスで、羽生市で累積11人目となるコロナウイルスの感染が確認された、ということです。

羽生市の前に、まずは埼玉県の現在の状況を確認したいと思います。

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埼玉県ではこれまで2623名の感染が確認されていますが、現在感染中の方は559名、入院中の方は303名、うち重症者は3名となっています。

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埼玉県における病床の使用率と病床数の確保数です。受け入れ可能病床が増えているのは心強いですね。

さて、昨日は8月5日は埼玉県では64名の感染が確認され、うち羽生市でも1名ということでした。

羽生市では、7月14日に4例目、7月20日に5.6例目、7月28日に7例目、7月30日に8.9.10例目、そして8月5日に11例目の確認となっており、(7〜10例目の方は同居家族とのことです)

以前も書いた通り、羽生市にも埼玉県のホームページ(感染確認状況や関連情報 - 埼玉県)に載っている以上の個人情報は来ていないのですが、だからといって何も知らないと色々不安なことも多いですよね。

感染者が確認された場合、羽生市としてどのように対応しているのか、市役所に確認してきたので報告いたします。

羽生市では市長を本部長としたコロナ感染症対策本部が設置されており、市長ほか、各部長がメンバーとなっており、コロナウイルス感染症への様々な対応を決定しています。

対策本部の決定などを受け、具体的に対応しているのは主に地域振興課(危機管理に関すること)と健康づくり推進課(保健所との連携や県の動きの把握や連絡)です。

感染者が確認された場合、加須保健所から健康づくり推進課に連絡がはいり、羽生市役所内で情報が共有されます。

感染者と濃厚接触者についての対応、追跡(例えば消毒作業や入院対応など)は保健所の仕事であり、

羽生市役所では市民への情報提供とその後の対応が管轄となります。

今のところ感染者が確認されると、そのケースに応じての個別対応となっているということですが、

公共施設や学校などの市の施設で感染が確認された場合、飲食店の場合、幼稚園の場合など、様々な場面での発生時対応マニュアルを現在作成中ということです。

また健康づくり推進課では、北埼玉医師会(→一般社団法人 羽生市医師会 | 埼玉県羽生市内で病医院・介護老人保健施設をお探しなら)とも情報を共有しており、連携をとっているとのことです。

今後、対策本部にはもう少し具体的なコロナウイルス感染症に関する方針(今後の想定や対応策の提示、対策本部の具体的な会議内容の公開、保健所や医師会との連携を示すなど)を出してもらうとともに、市民へのさらに分かりやすい情報提供などをしてもらえたら心強いなと思います。

そして現在、羽生市におけるコロナ感染症に関する問い合わせは各担当課となっており(例えば定額給付金については企画課、住居確保給付金については社会福祉課、コロナの健康不安については健康づくり推進課、など)非常に分かりずらい状態です。

ぜひコロナ対策・対応窓口を一本化してくれたら、と願います。

そして行政に任せきりではなく、私たちももし自分が感染したらどうするか、を家族などで話し合っておく必要があると思います。

現在私たちが生活していく上で、感染症に対してゼロリスクでいることは誰もあり得ません

いつ、誰が感染してもおかしくはないし、だからこそ一人ひとりが出来るだけ蜜の状態を避けたり、マスクをしたり、感染症対策が取られたお店を利用したり、そしてよく寝て免疫力を上げる生活をすることが大切です。

でも中には様々な理由があって、マスクをつけることが難しかったり、どうしても行かなきゃいけない場所もあるかもしれない。

以前のブログでも記しましたが、

専門家側は安心できる情報を流すこと。市民側は過剰に責め立てない。ゼロリスクを求めて他者を糾弾せず、それぞれがなす生きるための工夫に寛容さを持つこと。

医療人類学者の磯野真穂さんの言葉ですが、同じまちに暮らす私たちですが、一人ひとりその状況、環境、事情が違います。

大変な時ですが、だからこそお互い思いやりながら、ともに暮らしていけたらと思います。

暑さも厳しいし、知らず知らずのうちにストレスも溜まってるのかな、とも思います。

どうぞ出来るだけ無理のない生活をしていきましょう。