こんにちは、さいとう万紀子です。6月、9月、12月、3月と年4回ある定例議会、本日より市長として出席させていただく、初めての定例議会が始まりました。
傍聴に来てくださった皆さま、中継を見てくださったり、心を寄せて応援くださった皆さま、どうもありがとうございました✨今日はご挨拶と議案の提案理由、そして所信表明を発表させていただきましたが、いやーとっても緊張しました。

所信表明では、市長として、どんなまちづくりをしていきたいか、その決意をお話しさせていただきました。以下、長いのですが読んでいただけると嬉しいです。
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はじめに、議員各位におかれましては、羽生市の発展と市民福祉の向上のため、日頃からご尽力されておられますことに、心から感謝を申し上げます。
私は、先般執行されました市長選挙におきまして、市民の皆様からのご信託をいただき、6月11日より市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。身の引き締まる思いと同時に、市民の皆様から寄せられたご期待に応え、かけがえのない羽生市を、より良い未来へとつないでいくという決意を胸に、ここに立たせていただいております。
「市民目線の市政運営」を心掛け、課せられた職責を全うすべく全力で邁進してまいる所存です。議員各位におかれましては、何卒温かいご理解とお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
改めまして私は、この羽生の地で生まれ育ちました。大学進学を機に一度故郷を離れ、外の世界から多くの自治体や地域を眺めてきた経験があるからこそ、羽生が素晴らしいまちであることを実感しております。豊かな水田が広がる美しい田園風景、どこまでも続く広い空、そして地域ごとに受け継がれてきた個性あふれる文化や歴史は、私たちが次世代に誇るべき大きな財産です。この魅力をしっかりと守り、育て、次の時代へと引き継いでいくことこそが、現役世代として、そして市政を預かる者としての大きな責任であると考えます。
これまで市議会議員として「市民の皆様の声を聴くこと」を活動の原点としてまいりました。この半年間におきましても、20回を超える地域集会の開催や、紙とインターネットを併用した「まちづくりアンケート」を実施し、対話を通じて皆様の声を可視化してまいりました。その中で、市民の皆様が抱える課題、同時に望む未来の姿の一端を、確認できた次第です。
私は、これらに込められた、あるいは日々の暮らしの中の市民の声を「政策」という形にしてまいりました。誰もが安心して暮らし、未来に希望を持てるまち。子どもたちの笑顔が溢れ、活気と魅力に満ちた羽生市を創り上げるため、以下の「3つの基本方針」のもと情熱を持って市政運営に取り組んでまいります。
第1の方針は、「市民目線のまちづくり」をするということです。地方自治の目的は「住民福祉の向上」であることからも、まちづくりは市民の皆様の声を出発点にする必要があります。そのためにも、月に1度「タウンミーティング」を開催することで、市民の皆様と直接対話する場を設けます。皆様が感じている課題やニーズ、またアイデアをいただくなど、更なる意思疎通を図り、またこれまで行政の声が届きにくかった若者や子どもたち、障がいを持たれた方々など、多様な背景を持つ市民の皆様とも対話を重ね、誰もが暮らしやすいまちづくりを推進してまいります。
第2の方針は、「市政の見える化と情報発信の強化」です。20年ぶりとなる市長の交代に、不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。市民の皆様に信頼していただき、また主体的にまちづくりに参加していただくため、情報公開とコミュニケーションの強化に努めてまいります。そこで、市の財政状況や主要事業の進捗について、これまで以上に分かりやすく報告する機会を増やすと同時に、5月末にリニューアルされ、使いやすくなったとご好評をいただいている「羽生市公式LINE」をはじめとするデジタルツールの活用、さらにはDXの推進により、必要な情報を、必要な方へ、確実に届ける仕組みを構築します。直接の対話であるタウンミーティングと、デジタル発信の双方を強化することで、行政効率と市民満足度の向上を目指してまいります。
第3の方針は、「時代に対応した持続可能なまちづくり」です。現在私たちは、デジタル技術の飛躍的な進化やグローバル化、地球温暖化に伴う環境の激変など、先行きが見通せず不確実な、いわゆる「VUCAの時代※」を生きています。これまでと同じ対応や部分的なアプローチだけでは、複雑化する地域の課題に対応することは困難です。現状を問い直し、施策の効果を客観的に検証しながら、柔軟に軌道修正を図っていくことに努めます。また持続可能なまちづくりとは、財政や環境の健全化に留まらず、市民の皆様一人ひとりが当事者として、自律的に動くことができる協働の土壌を育むことだと考えています。前例を参考にしつつも捉われることなく、長期的なビジョンと計画に基づいて、羽生市全体の「まちづくりの底上げ」を図ってまいります。
ここからは、これらの基本方針を具現化するための、具体的な重点政策について申し上げます。
一つ目は、何よりも「安心して産み、学ぶ力を育むまち」の実現です。子どもたちは、羽生市の未来そのものです。人口減少、そして合計特殊出生率の低下に歯止めをかけるためにも、教育と子育てへの投資を最優先課題として位置づけ、他市に負けない手厚い支援を展開してまいります。特に、子育て世帯の皆様から「一刻も早く実現してほしい」との切実な声をいただいている「0歳から2歳児の保育料無償化」につきましては、財源を確保し、来年度からの実施に向けて着実に準備を進めてまいります。同時に、小さな子どもたちと安心して過ごせる居場所の拡充や、多世代が交流できるコミュニティのサポート、教育予算の充実を通じて、地域全体で子どもたちを育む社会を築いてまいります。
二つ目は、「移動の不便の解消」です。羽生市の市民意識調査において、「住みにくい」と回答された方の半数以上が「交通の便が悪い」という理由を挙げておられる事実は、重く受け止めなければなりません。まずは多角的な調査を行い、あらゆる交通手段や選択肢を排除せず検討を進めてまいります。具体的な施策の構築にあたっては、現場を歩き、市民の皆様の声を聴きながら、速やかに実効性のある仕組みを構築していきたいと思います。
三つ目は、小中学校の体育館へのエアコンの設置です。年々気温が上昇し、熱中症のリスクから、夏の間は体育ができない、部活が制限されるなどの状況が続いています。防災対策、また教育環境向上のため、エアコン設置を速やかに進めてまいります。
四つ目は、働く場と賑わいの創出による定住促進です。羽生市の地場産業や市内企業のPRを積極的に行い、若い世代の雇用がさらに進むよう取り組んでまいります。
そして、「市長給料の50%削減」です。この取り組みは、一期目を時限とする、私の公約であり、市民の皆様との約束です。削減により生み出された財源は、子育て支援や福祉など、未来の羽生市のために必要な住民サービスへと循環し、市民の皆様へ示してまいります。
以上、私が市政運営に臨むにあたっての基本的な姿勢と施策の一端を申し上げました。しかしながら、これらの施策は、あくまでたたき台に過ぎません。議員各位の豊富な知見、職員たちの豊かな経験、そして多くの市民の皆様のお知恵を拝借し、議論を重ねていくことで、基本理念を深め、よりよいアイデアへ発展させていきたいと考えております。
羽生市を未来へとつないでいく過程においては、時には苦渋の決断を迫られる局面や、すべての方々からの賛同を得ることが難しい課題に直面することもあるかと思います。しかし、市民の皆様に少しでも納得していただける最善の結論に至るよう、考え行動し、対話を続けていく覚悟です。
二元代表制の一翼を担う議会の議員各位におかれましても、また市民の皆様お一人おひとりにおかれましても、どうか羽生市の未来を共に創っていただきますよう心よりお願い申し上げ、私の所表明とさせていただきます。
※VUCAとは
V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)
以上の4つの単語の頭文字をとった造語で、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味します
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最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!所信表明は、ひと月以上悩みながら作成しました。足りない部分やご指摘もあるかと思います。ご意見いただけますと嬉しいです。
5月に選挙があったため、6月議会は始まりが例年より遅れ、今日7/2が初日、7月23日が最終日となっています。また13日に、所信表明に対する議員の皆さまからの質疑を受ける予定となっています。
引き続き、関心を持っていただけるようよろしくお願いいたします!