こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットワークのさいとう万紀子です。昨日は「気候危機 自治体議員の会」が主催のオンライン気候セミナーに参加してきました。
写真は参加者の一部のみですが、全国の議員、市民、そして自治体職員の方も含め70名以上が「自治体の脱炭素計画づくりのポイント」というテーマで学んできました！
第一部は信州大学の准教授で環境社会学、環境・エネルギー政策がご専門で、長野県ゼロカーボン戦略の策定や、多くの自治体で地球温暖化対策実行計画策定に関わってこられた茅野秀恒先生に「行政計画」をテーマにお話しいただきました。
ニュースなどでは連日、気候危機や脱炭素、ゼロカーボンという文字を見たり聞いたり、夏になると猛暑日とか、大雨や台風などについて「100年に1度の規模」と言われたり、これからの季節はさらに「地球沸騰化」を感じる機会が増えると思います。じゃあどうしたらいいのか、というと茅野先生いわくやるべきことは明瞭化されてきていて①エネルギーの効率化 ②化石エネルギーを再生可能エネルギーに ③ それらを可能にするためのインフラ整備 ということで、そのためには国や市場はもちろん、自治体レベルでしっかり環境基本計画を作成し、ロードマップの解像度を上げること、具体的な数値目標を共有することが大切、というお話しを伺いました。
第二部は、環境省の進める脱炭素先行自治体に認定された静岡市の環境局GX推進課の廣田潤さんに、「地域脱炭素の実現を目指す自治体の試み」というテーマで、静岡市の事例についてお話しいただきました。温暖化・沸騰化の影響で気温上昇が続いていますが、静岡市の気温は100年あたり2.2度の割合で上昇しているそうです。※ちなみに埼玉県の上昇も2.2度で日本の平均気温の上昇率（1.3℃/100年）を上回っております😂
▶︎世界・日本・埼玉県の気温変化 – 埼玉県気候変動適応センター
静岡市では「生活・環境分野」で取り組んできた地球温暖化対策を、様々な分野で脱炭素社会の推進を意識した政策に組み入れており、またグリーン産業の創出など、公民連携しながら取り組んでいることなどをお伺いしました。静岡市すごいー！
（茅野先生の資料より）
（廣田さんの資料より）
お2人の話しで共通していたのが「パートナーシップ」「ネットワークの連携」「みんなで取り組む」ということです。脱炭素を達成するためには、だれか1人が頑張っても難しくて、様々や分野での連携と同時に、地域課題（例えば福祉や教育、農業など）と組み合わせること、関わり合うことで「脱炭素社会づくり」と同時に「持続可能なまちづくり」となる、というお話しはとっても心強かったし、ぜひ羽生でも！と参考になりました。
いやーそれにしてもさいとう、左上にいるのですが、昨日は慣れないながらも進行役を務めてきました！私も関わっている「気候危機 自治体議員の会」では定期的に気候セミナーを行なっておりますので、ぜひご参加くださいね。次回はこちらです。
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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