こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。皆さま、三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか？
私は、というか身近な女性議員たちはみんな、埼玉県議会にて自民党県議団によって提出され、7日に委員会で可決された「児童虐待禁止条例改正案」についてどうにか反対しようと、その対応でかなりバタバタした連休でした。
その甲斐もあってか、本日10日の正午過ぎに「埼玉県虐待禁止条例の改正案を提出していた自民党県議団は、開会中の９月定例会での成立を断念した」との報道がなされました。
▶︎子の留守番禁止 9月議会成立断念 - Yahoo!ニュース
圧倒的多数の議席を持つ会派が出した議案が世論の反対で撤回されるのは異例ということで、みんなの声が反映された結果だと思います❗️とりあえずよかった😭✨
前回のブログでも書きましたが、この条例案の子どもを置き去りにしない、という趣旨はその通りなのですが、子どもだけで公園で遊ばせる、留守番させる、登下校させる、ということまで想定する禁止行為に含まれてしまい、私のもとにも、
「ゴミ出しにも行けないの？！」「これまで当たり前だったことが虐待なんて」「子どもたちのためにも成立させないでほしい」というたくさんのご意見が寄せられてました。また、普段は自民党を支持する方からも、「これでは子育てできないので、なんとか阻止する方法を教えてほしい」というご連絡もありました。
▶︎「埼玉県虐待禁止条例の一部を改正する条例案」に反対する意見書賛同署名募集など
私が所属する埼玉県市民ネットワークの議員はもちろん、多くの県内外の女性議員の皆さん（男性議員もですが、少なからず私の周りでは女性議員の動きの方が明らかに大きかったです）、PTA連合、子ども食堂や子ども関連のNPOの皆さん、そして「これはおかしい！」と感じた一人ひとりが、反対の署名をしたり、声明を出したり、自分の意見をSNSにシェアしたり、自民党県議団の議員におかしい！と伝えたりという「自分たちの意見を届ける」「民意を伝える」という連休中の動きが全国に波及し、これまでだったらあり得ない「条例の取り下げ」に繋がったんだと思います。
1時過ぎに自民党県議団による会見が行われ、Abema NEWSで速報が中継されていましたが、10,000人近い視聴者がいて関心の高さが伺えました。
この条例案に関しては、いまの報道だとあくまで「9月議会の成立を断念」なので、まだまだこれからの動きに注視しなければいけないし、また改めて「県議選挙の投票率34%だった」ということにも注目しなければいけません。
国政や市長選挙、市議会議員選挙に比べて、知事選挙や県議選挙はあまり身近でなく、どうしても投票率が低くなりがちですが、例えば教育関連では公立高校のこと、小中学校の教員配置やその予算、特別支援学校のことなど、県の扱う範囲はすごく広いです。そもそも県から市町村に分配される予算も多いので、何に優先的に使うかを考える上でも県民の声が反映されるべきだし、今回の条例のようなことがあるので、ぜひ！市議会はもちろん、これからは県議会にも注目していただければと思います！
最後に、もちろん児童虐待について社会全体で考えていくこと、虐待のない環境をつくっていくことは大人の責任です。
「北風ではなく、あたたかいお日様のよう関わりが必要だと感じています」
上の言葉は今回の件で市民の方からいただいたコメントですが、児童虐待に関しては厳しい罰ではなく、社会全体で見守る、そんな視線が増えていけばと切に願うと同時に、議員としてそういうまちづくりをしていきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします！
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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