「まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に¨子どもは愛情と理解をもって育まれる¨とありますが、
まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。」
【川崎市 子どもの権利条例子ども委員会】
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皆さまこんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットワークのさいとう万紀子です。「まず、おとなが幸せにいてください」、これは日本で初めて「子どもの権利条例」が作られた川崎市で、条例作成に関わった子どもたちから大人たちへのメッセージで、現在も川崎市が発行する母子手帳に掲載されている言葉です。
埼玉県では、児童虐待禁止条例の改正案に関する大きな動きの真っ只中にありますが、「児童を放置した状態にしてはいけない ≒ 放置は虐待」との報道に、多くの保護者が声をあげた結果、改正案は取り下げとなりました。
▶︎埼玉県議会「虐待禁止」条例案の取り下げまでの動き - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
子どもだけでの留守番や公園での遊び、集団登校も「放置」に当たると説明に関し、「日常生活でも虐待に当たるの?」と、肩身の狭い思いで子育てをしている保護者の更なる負担の大きさが反対の声の大きな部分でしたが、「親の目から離れた子ども同士の時間も必要ではないか」、けれど同時に、やはり少しの留守番でも「置き去り」と感じる子どもがいるのではないかなど、子どもたちの声を聞くことが足りていなかったのではないか、という意見も聞かれました。
ここで最初に戻りますが、令和5年4月1日に子どもの権利を定めたこども基本法が施行される20年以上前に、川崎市では「子どもの権利条例」が作られました。
「子どもたち一人ひとりが大事にされなければならない」
川崎市では子どもを1人の人間として尊重し、子どもの権利を守り、子どもが自分らしく生きていくことを支えるために、2000年に『川崎市子どもの権利に関する条例』が成立、そしてこの条例をもとに、子どもの居場所として作られたのが「子ども夢パーク」です。
「みんなが自由に遊べるように、誰もが自分らしくいられるように。」
子どもが自由に安心して集い、自発的に活動する拠点として。焚き火やツリーハウス、『やってみたい』を叶える冒険遊び場(プレーパーク)として。そして学校の中に居場所を見出せない子どもや若者が多様に育ち、学ぶフリースペースとして。川崎市子ども夢パークは、この3本柱を基本に開設されていて、今年の1月に視察に伺いましたが、本当に素晴らしい場所でした。
▶︎すんばらしかった!川崎市子ども夢パークへの視察 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
「子ども夢パーク」は子どもの居場所として、親子の居場所として365日開放されていますが、夢パークを運営する、NPO法人「たまりば」が大切にしてきたことは、
「生きてるだけですごいんだ」
ということだと、代表の西野さんはおっしゃっていました。
▶︎なぜ夢パークが必要か①増える不登校や自死、子どもたちの状況は - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎なぜ夢パークが必要か②「生きてるだけですごいんだ」を伝える - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
子育てをしていて色んな悩みがあったり、辛かったり、学校に行きたくない子や、なんかもう嫌だなと感じている子もいると思います。そんな時、川崎市の夢パークのような場所があるといいなあと思うし、親だけでは無理な時は、第3の大人や地域のみんなが「生きてるだけですごいんだ」と子どもたちに伝えていける、そんなまちづくりをしていけたらと思っています。
子ども夢パークでの子どもたちの「ありのままの日常」を追ったドキュメンタリー映画「ゆめぱのじかん」。子ども夢パークについて知ってもらいたい!と全国各地で自主上映されていて、羽生市でも来月上映予定です。ぜひ多くの方に、こどもの権利や子ども夢パークについても知ってもらえると嬉しいです。
▶︎2023年11月11日(土)ゆめぱのじかんin はにゅう 上映会申し込みフォーム
埼玉県の条例についてはネガティブな報道も多いですが、多くの方にとって、そして子どもたちにとって、子どもや親子の居場所を考える前向きなきっかけにしていかなくてはと思います。
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