さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

羽生市の給食に関する取り組み1ー令和6年度9月議会⑧ー

こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。9月議会の一般質問は、①ゴミ削減に向けて ②羽生市の給食に関する取り組み、のふたつに取り組みました。これまでも、給食に関しては色んなことを取り上げてきたのですが、今回それらを踏まえたら盛りだくさんな内容となってしまいました^^;

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以下、議会で読んだ原稿となります。ちょっと長いですが、共有していただけると嬉しいです。

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羽生市の給食に関する取り組みについて伺います。物価高が続く中、羽生市が昨年一昨年と3か月間にわたり給食費の無償化に取り組んでくださったことに関し、多くの保護者から「本当にありがたい」という声が多く届いています。値上げに踏み切る自治体もある中、給食費の据え置きを含め「こどもまんなか羽生」の取り組みに心から感謝すると同時に、1点目として、羽生市における今年度の給食費の無償化の予定と、今後の方針についてお伺いします。

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(2024.8.13.埼玉新聞「市政中間報告」より)

2点目は地産地消の給食の推進についてです。昨年9月議会の一般質問でも地域振興の鍵という視点から「地産地消給食のさらなる推進」について取り上げ、様々な提案をさせていただきました。羽生市からも「学校給食に地場産食材を活用することは、こどもたちが給食を通して地域の食文化や農業をはじめとする地域の産業を理解し、農家の方たちへの感謝の心を育むなどの教育上の効果もあり、今後も地産地消給食のさらなる推進を図ってまいりたい」との答弁がありました。学校給食における地産地消率は令和9年度に25%を目標としていますが、令和2年度は18.2%、R3年度は17.2%、R4年度は16.9%と年々下がってしまっている状態が続いていましたが、昨年9月以降、地産地消給食の推進のための取り組みとしてどのようなことを実践してきたのか、またその成果として令和5年度の地産地消率はどの程度だったのか、そして今後のさらなる取り組みについてもお伺いします。

▶︎給食からつながる地域!ー令和5年度9月議会⑤ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

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3点目は給食の「食べ残し」に関してです。1項目目もごみの削減について取り上げましたが、日本における食べ残しを含む食品ロスは年間472万トン、消費者庁によるとその経済的損失は4兆円(農林漁業の3分の1の規模)であり、同時に食品ロスによる温室効果ガス排出量は1046万トンと、家庭部門におけるCO2排出量の非常に大きな割合を占めており、埼玉県としても第9次廃棄物処理基本計画のなかで、重要課題として食品ロスの削減を挙げています。もちろん家庭や民間での取り組みの重要ですが、環境省の調査によると、給食を食べ残すことがあるという小学生は45.3%に上るといい、食べ残しの量は一人当たり年7.1キロになるそうです。羽生市の小中学生3448人で計算すると、年間でなんと2万4480キロ、つまり約25トンもの食べ残しが出ていることになります。

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(▶︎給食センター | 羽生市より。給食センターのみなさま、いつも美味しい給食をありがとうございます✨)

学校給食法による給食の目的は「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」であり、給食で摂取すべきカロリーや各栄養素は「学校給食実施基準」で基準値が定められています。給食の食べ残しが多く出てしまうことで、この基準が達成されないことになると同時に、環境面、費用面含め様々な問題につながりますが、特に栄養面に関しては、食べ残しの状況が児童の栄養摂取状況に影響を及ぼしています。

様々な観点から、給食の食べ残しを減らしていくことが重要と考えますが、この件に関する羽生市の考え方と、現状の残渣量の把握の状況について伺います。また、給食の食べ残しには喫食時間が最も関係しているとの報告もありますが、羽生市の児童生徒に話しを聞いたところ、配膳や片付けに時間を要したり、4時間目の授業が長引いたりすることで給食時間が10分程度になることもあるそうです。短すぎる食事時間は医学的な見地からも問題であり、早食い習慣と健康の関係を指摘した研究は非常に多く、いずれも肥満や生活習慣病につながると結論付けています。もちろんクラスや日によって差があると承知していますが、食べ残しを減らすための取り組みと、十分な給食時間の確保についてお伺いし、2項目目の一般質問といたします。

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もちろん食事に関しては家庭での影響も大きいし、強制することはできません。でも、ぜひみんなで考えていきたい!羽生市の考えについての答弁は、また次回報告します。

<参考論文>

▶︎https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/71/2/71_86/_pdf/-char/ja%20%20(学校給食の食べ残しと児童の栄養摂取状況との関連)

▶︎https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/69/2/69_2_75/_pdf/-char/ja(小学校における給食の食べ残しに関連する要因の検討)

▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)(さいとうのFacebookInstagram、メールアドレスなどはこちらから)

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