こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。羽生市は、埼玉県北東部にある利根川沿いのまち。散歩やサイクリングはもちろん、雄大な利根川の景色は、多くの羽生市民にとってすごく身近なものとなっています。
さて！そんな「身近」と感じていた利根川ですが、利根川について知らないことがまだまだまだ沢山あった‼️
こちらの施設は、おとなりの行田市にある独立行政法人「水資源機構」の利根導水総合事業所です。先月、秩父市の清野和彦議員が主催する「荒川流域自治体議員勉強会」の一環で視察に訪れました。
この「荒川流域自治体議員勉強会」は、県議会議員、市議会議員が自治体の枠を超え、「荒川流域」という範囲で、利水、治水、気候変動対策、生物多様性などをテーマに視察や勉強会を定期的に行っているのですが…、
なぜ「荒川流域自治体」なのに今回は利根川？となるわけですが、それはもちろん、利根川のほとりにあるこの利根導水総合事業所が、荒川流域に住む人の暮らしと大いに関係しているからなんです。
導水、とは字の如く「水を導くこと」。
実は今回訪れた「利根導水総合事業所」は、昭和30年代後半に高度経済成長が本格化し、東京の産業発展・人口集中に伴う水不足に対応するために作られた施設で、利根川の水を東京へ導水することが目的となっているんです。どういうことかというと…
▶︎利根川のあらまし | 利根川上流河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局より
地図の通り、東京には利根川は流れていません。荒川や江戸川はあるけれど、それでは水が足りないということで、
利根川と荒川をつなげる！つまり利根川の水を荒川に流す！その導水の役割を担っているのが、この利根導水総合事業所なんです❗️
いや〜ものすごいことですよね。この利根導水によって、水道水、工業用水、農業用水など生活に必要な水が安定的に供給されているだけでなく、ここでは治水管理も同時に行なっているそうです。なんとこの利根大堰から取水された水は、水道用水として首都圏の1670万人（群馬県約40万人、埼玉県約590万人、東京都約1040万人）に供給されているということです。利根川すごいーーーー！
施設を見せていただきましたが、常に集中管理で水量やダムの貯留量が把握されている状態で、この導水によって関東の水が安定的に供給されていることを考えると、暮らしとは切っても切り離せず、改めて「蛇口をひねれば水が出るのは当たり前」ではない、と強く思いました。
参加した議員一同で、利根大堰の前で記念写真。お世話になった水資源機構の皆さま、どうもありがとうございました✨
※一緒に参加された水ジャーナリストの橋本淳司氏がより正確な記事を書かれていますので、ぜひご覧ください。
▶︎荒川の水の65％は利根川の水。1日に風呂桶900万杯が流れる（橋本淳司） - エキスパート - Yahoo!ニュース
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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