さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

市職員の現状と今後の育成方針についてー令和6年度6月議会④ー

こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。昨日行った一般質問のひとつめは羽生市の今後を担う市職員の現状と今後の育成方針」です。何度もいいますが、市の職員さんはまちづくりの要!です。職員さんたちは優秀で、だからこそ羽生市の未来を見据えた育成と人事配置が重要だし、特に女性管理職に関しては、羽生市のこれからを考える上で、より計画的な登用が必要と感じており、今回の質問となりました。

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というわけで以下、読み原稿になります。少し長いですが読んでいただけると嬉しいです。

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1項目目は「羽生市の今後を担う市職員の現状と今後の育成方針」について伺います。ますます複雑化・高度化する住民の行政ニーズに対応するには、自治体職員の力量に負うところが大きく、人材力が求められ久しく経ちます。羽生市では、令和3年に報告された市民意識調査において、住み心地については「住みよい」「まあまあ住みよい」の割合がこれまでより着実に上昇し、定住意向については7割超、窓口対応の親切さに関して、「親切」「まあまあ親切」が85%超、市政への信頼度も76%となっており、非常に心強く感じているところですが、政策の個別評価に関しては、マイナスが多いという評価結果が出ています。

▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2011051200026/file_contents/02houkoku.pdf羽生市市民意識調査報告書R3年3月p115.116より)

大きく変化する社会のなかで、激甚化する災害への対応、多様化する子育てニーズ、広がる高齢者支援や医療体制、老朽化する公共施設の維持管理など、価値観の多様化とともに、時代に合わせて職員に求められる仕事や役割も変化していると感じますが、羽生市ではどのような方針をもってまちづくりの要である職員の人材育成に努めているのか伺います。また、組織力は職員の能力の総和とも言われますが、羽生市の持続可能な運営のために、職員の計画的な人材育成が重要であり、職業能力がどれだけ成長するかは、本人の生来の能力だけでなく、配置される仕事のレベルによって変わるとも言われていますが、羽生市ではどのような意図をもって人事配置を行っているのか、ひとり一人の計画性を持った配置となっているのか伺います。

また人材確保、人材育成、人材活用を推進する核となる人事評価制度についてですが、羽生市ではまず各課の目標を作成し、個人の目標管理シート、職種ごとの能力評価シートを活用していると聞いています。課によって目標が立てづらい、自己評価との乖離がある、公平性に欠けるなどの問題もあるようですが、羽生市ではどのような目的をもって人事評価を行い、またどのような形で活用しているのか、そして人材育成に関する現在の課題と今後との取り組みについてお伺いします。

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2点目は昇任試験についてですが、羽生市では平成12年度から面接を含む昇任試験が実施されてきました。しかし近年、全国的に昇任試験の受験率の低下が問題となっており、ひいては組織力の低下、行政サービスの質の低下も懸念されています。価値観の変化等様々な要因が考えられますが、羽生市でも受験者数が非常に少ない状態が続いており、例えば課長補佐試験に関しては、令和4年度は対象者34名に対して受験者が1人、令和5年は対象者33名に対して受験者が2人と、今後の自治体運営を考えるうえで、非常に憂慮するところです。市としてはこのような現状をどのように考えているのか、また受験者を増やすための取り組みと同時に、受験者数の目標値についてお聞きします。

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▶︎https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/248068/r5-part3.pdfP92より

3点目は女性管理職の登用に関してです。この件に関してましては、議会で何度も取り上げてきましたが、一向に効果的な取り組みが行われていないことに危機感が募るばかりです。

自治体は様々な属性の市民に対して影響の大きい施策を決定し実行しているにも関わらず、配属や業務に偏りのある状態で、施策や方針の立案・決定に、男女が共同して参画する機会が確保されているとは言えない状態であり、それは多様な市民にとって不利益なことです。管理職に女性が少ないことで、重要な意思決定の場が男性に偏るリスクは住民にとっても影響が大きく、労働人口の減少が進む中で、女性をはじめとする多様な人材が活躍することが必要不可欠と考えますが、羽生市役所は現状に関し、どのような危機感を持っていらっしゃるのでしょうか。

残念ながら、女性職員は男性職員と比べて人事異動による計画的な育成がなされておらず、次の異動先を決める際に、業務を通じて得た経験やスキルが考慮されにくくなっているという研究報告もありますが、羽生市における人事配置を見ましても、部署によって大きな男女比の偏りがあり、女性管理職が少ないまま放置されている状況は、羽生市の今後を考えるうえで不安材料でしかありません。もちろん、家事や育児などの無償労働を女性が多く担っている現状から、管理職の選択肢が広がらないことも大きな問題であり、環境整備に努めると同時に、羽生市における女性管理職を増やすための具体的な取り組みと、目標値の設定について伺います。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。ちなみに埼玉県の自治体は、全国と比べて女性管理職の割合が低く、そんな中でも羽生市はさらに低い状態が続いています。質問に対しての羽生市からの回答は、次回以降ご報告していきます!

 

▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)(さいとうのFacebookInstagram、メールアドレスなどはこちらから)

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