さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

【羽生市の小・中学校の再開について】

こんにちは、羽生市議会議員のさいとうです。

明日にでも「緊急事態宣言」…、ものものしくなってきました。

最前線で働いてくださっている医療関係者のみなさま、福祉関係者のみなさま、どうもありがとうございます。

埼玉県でも感染が広がっていますが、利根川沿いで東京からは距離のある羽生市では、現在のところ陽性患者は1人も確認されていません。

羽生市では3月27日に、小・中学校の再開を4月8日と決め、それは現時点(6日17時)で変わっていません。(羽生市以外にも加須市や宮代町など、同じ対応の自治体もあります)

ただし国から緊急事態宣言が出され、外出制限などがどの地域に適用されるのか、埼玉県は含まれるか(大野知事は埼玉県も含むよう要求したそうです)によって、羽生市の小・中学校の再開時期が変更される可能性があります。

現時点では再開は8日と羽生市のホームページに掲載されており、

4月1日に教育委員会に話を聞いたところ、もちろん子どもたちの安全が第一であり、

・入学式は規模を縮小し、新入生と保護者2名、教職員で開催

・学習指導に関しては、4月いっぱいかけて履修漏れをなくしていく

・給食は通常通り実施していく予定だが、出来るだけ席を離したり、喋らないようにしたり、グループを作らない形で進める

・中学校の部活は4月13日から2時間以内と決めて実施予定だが、最終的に現場での判断となる

とのことですが、各家庭で「休む」「登校する」を判断しなければならないこともあるとかと思います。

以下、その判断材料としていただければと思います。(現時点での情報です)

【埼玉県、埼玉県の自治体の対応】

埼玉県の大野知事は4月2日、「都内では1日当たりの感染者が二桁となった11日後に、40人を超える陽性患者が判明した」と説明。県内では3月31日に初めて二桁となる16名(昨日4月5日は23名)の感染者が確認されていることから「東京都同じであるとすれば、4月11日に40人を超える」との見解を示しており、県として学校再開(又は判断)は13日から、としていました。

埼玉県内でも陽性患者が多く出ている自治体と、羽生市のように1人も出ていない自治体があり、状況は様々です。羽生市は現在(4月6日17時時点)で学校再開は明後日8日から、とホームページに掲載しています。

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(4月4日の埼玉新聞より)

【全国の自治体の対応】

4月4日の朝日新聞によると、休校延長を5月の連休明けまでとしたさいたま市は、3日に1回ほど登校日(午前中のみ)を設定。福井市は平日、朝から午後3時まで学校開放を行う。熊本市は2週間に1回登校日を設けるが、校庭開放はしないと決めました。


東京では23区のうち20区が再開を5月の連休明けに決め、登校日は「学校単位で判断」(新宿区)、「1クラスを3分割し、全員が毎日1時間ほど登校」(大田区)、「週に1回程度」(品川区、杉並区、千代田区など)、「3日に1回程度、登校日は昼食を提供」(豊島区、目黒区)、「登校日なし」(台東区)など対応は様々です。


再開を延期した板橋区や福岡市は、動画チャンネルで特別授業や学習のポイントの配信を始めるなどしているそうです。


再開を決めた甲府市も、まずは午前中授業のみとし、新潟市は4月中は体育は身体的接触がないようにする、音楽は鑑賞中心などとしています。


【家庭リスクについて】

電車やバス通の多い休校はやむを得ない、小中学校の通学距離は短いが、子どもの健康を最優先に考えて、と休校延長を仕方がないと思うかもしれません。

しかし既に、3月の一斉休校以降、DV被害女性や子どもを支援する全国の民間団体などへの相談は増加しており、児童虐待相談を受けるNPO法人「CAPNA」の代表小出さんは「1人で育児をしているワンオペの人にとっては本当に厳しい環境になっている」と朝日新聞の取材に答えています。学校や保育園など子どもの姿を日常的に確認できなくなる長期休暇中は、虐待が起こりやすいといいます。

(新型コロナ)外出自粛、高まる「家庭リスク」 DV・虐待、相談が相次ぐ 支援団体「厳しい環境」:朝日新聞デジタル

また給食が日々の栄養源になっていたりする家庭の子どもたちもおり、感染対策を取った上で、子どもたちの居場所を提供したり、DVなど虐待の恐れがある場合は、家庭訪問や定期的な電話連絡など積極的に関与していく必要があると考えます。

【子どもたちへの対応について】

「友だちがこいしい」「ぼっちで動画見てる」「圧倒的運動不足」…これらは子どもの支援を専門とするNGOセーブ・ザ・チルドレン」の子どもたちへのアンケートへの回答です。

【速報版】緊急子どもアンケート結果発表 新型コロナウイルス感染症拡大対応にかかる「子どもの声・気持ちをきかせてください」発表

家にこもることに伴うストレスや運動不足は、心身の不調を招きます。また休校が長引くことで子どもたちの学ぶ権利も脅かされています。

休校延長は学習機会の保証やストレスの解消、児童生徒に寄り添った対策と同時にあるべきだと思います。

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色々書きましたが、先日羽生市に提出した要望書にあるように、

(→【子どもたちの生活・教育政策に関する要望書】を提出してきました - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

休校であっても、学校再開であっても、子どもたちにひとつでも多くの選択肢を提供できればと考えています。

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最後に少しでも気分が明るくなればと、今日羽生市役所に咲いていたツツジの写真です(^o^)/

先が見えない毎日ですが、深呼吸して、よく寝て、踏ん張っていきましょう。