さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

【子どもたちの生活・教育政策に関する要望書】を提出してきました

こんにちは、羽生市議会議員のさいとうです。

今日から新生活という方も多いと思いますが、

中々先が見えない中でストレス発散も難しい毎日ですね。

こういう状況は大人でも気が滅入るけど、さらに大変な状況にある子どもたちがいる、ということを私たちは忘れてはいけません。

https://mainichi.jp/articles/20200308/rky/00m/040/017000c

なぜ自分たちがこんな状況に…「子ども専用の相談窓口」に寄せられる一斉休校の悩みを聞いた

給食中止「食うに困る子」143万人の切実な事情 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

誰もが大変な状況ですが、市議会議員として、保護者として、

子どもたちをしっかり守っていきたい、という思いが1番なので、

市民ネットと、羽生の杜の田村さんと、そしてママ友など保護者有志(計36名❗️)の連名で、

羽生市教育長へ「新型コロナウイス感染症対策における、子どもたちの生活・教育政策に関する要望書」を本日4月1日に提出してきました。

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先が見えない大変な状況ですが、保護者と教育委員会羽生市が一緒に協力して、

子どもたちや、子どもたちの学びの場を守っていく、という目的でこの要望書を作成しました。

以下、羽生市教育委員会へ提出した要望書です。

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2020年 4月1日

 

羽生市教育長 秋本文子様

 

新型コロナウイルス感染症対策における、子どもたちの生活・教育政策に関する要望書】

 

突然発表され、友人たちや先生ともしっかりお別れができないまま始まった3月2日からの休校。

なぜ休校という措置が取られ、なぜ自分たちがこのような状況に置かれているかの説明も十分ではない状態のまま、子どもたちは我慢を強いられることになりました。

 

NPO法人フローレンスによる今回の臨時休校・休園に関する保護者への緊急全国アンケートによると、保護者の68.1%が「とても困っている/困っている」と回答し、中でも未就学児~小学校高学年までのお子さんがいらっしゃる家庭では「とても困っている/困っている」が7割を超えています。そして「困っていること、心配なこと」は、親の就労や預け先がない問題に関する声よりも、子どもたちへの身体的、精神的負担を危惧する声が多く集まりました。

 

「子どものストレスと運動不足が気になる、これまでなかった些細なことで怒ることがあり心配」

「遊びに行くところも、一緒に行くお友達もいないので、ずっと家にいて運動不足が心配」

「家庭が荒んで、子どもをかなり強く怒鳴りつけてしまいました。あと少しで手が出るところでしたが、この一線を越えてしまう親もいるのではないかと思い戦慄しました」

「情報も錯綜していて大人も混乱している。子どもは友達に会えないストレスからか兄弟けんかの頻度が格段に増えた」 (フローレンスアンケートより)

 

小学校高学年やひとり親の世帯においては、約半数もの子どもが家で一日中留守番をしていることや、普段は給食費を免除されている貧困家庭での昼食代が大きな負担となり、食事に苦労している家庭があることもアンケートで明らかになり、長期間にわたり心理的、身体的につらい立場にいる子どもたちも存在します。

 

また公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの「緊急子どもアンケート」によると、全体を通して子どもたちが現在起こっていることについて十分な説明を受けておらず、置き去りにされがちであることに対する不安、不満を抱いている回答が少なからず寄せられたそうです。

 

「なぜ休校になったのかきちんと教えてもらっていない」(小5)

「もうちょっと子どもが息苦しくないような生活にしてほしい」(中1)(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンアンケートより)

 

国からの突然の休校要請であり、市としても初めての事例に対し真摯に対応してくださったと感じていますが、子どもたちの学びの場や学校での大切な失われてしまった時間はもとには戻すことは出来ません。さらにもし、これからも休校が続く場合、どう対応していくか、どう子どもたちと向き合っていくかで、子どもたちの将来は大きく変わっていきます。保護者と市が協力し、子どもたちの未来のために、以下のことを要望させていただきます。

 

<学校が再開される場合>

 

1) 学校の再開にあたり、子どもたちの安全のために最大限の対応をしてください。
2) 休校による環境の変化で、子どもたちに心理的な大きな負担がかかっています。子どもたちに配慮した対応、子どもたちに理解できる適切な説明をお願いします。
3) 学習に関し、大きな差が出来ていると考えられます。一人ひとりに丁寧な学習支援をお願いします。また今後の計画について教えて下さい。
4) 生活のリズムや学校のリズムが取り戻せない児童、生徒ががいると思います。その子たちへのサポートをお願いします。
5)今回の休校における羽生市の対応の振り返りをしてください。今後に活かすためにも、しっかりした検証をお願いします。
 

<休校が続く場合>

 

1)休校による環境の変化で、子どもたちに心理的な大きな負担がかかっています。学校、地域、家庭が一体となって、子どもたちに充分配慮した対応を心掛けてください。

2) 長期間にわたる休校で、このままだと学習に関しさらに大きな格差が生まれます。一人ひとりに出来る限りの学習支援と学習の機会の提供をお願いします。
3) 子どもたちが置かれている環境は様々です。学校給食がないことで生じている可能性のある、子どもたちの栄養面でのサポートをお願いします。
4) 子どもたちにも理解できるよう、適切な情報提供をお願いします。
5) 外出制限の影響で、DV、児童虐待などのリスクが高まっています。危険な状況になる前に、相談窓口の設置など市として出来る限りの対応をしてください。

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今日は基本的に要望書の提出だけだったのですが、

少しだけ時間をいただいて今後の学校について説明を受けました。

https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2020032600021/

まず羽生市では、3月27日にホームページが更新され、4月8日からの新学期再開を予定しています。

これは文部科学省の学校再開のガイドライン(→令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における教育活動の再開等について(通知):文部科学省)や、県からの通知を基にしているとのことで、以下を確認しました(※状況に応じて変更する可能性があります

・入学式は規模を縮小し、新入生と保護者2名、教職員で開催

・学習指導に関しては、4月いっぱいかけて履修漏れをなくしていく

・給食は通常通り実施していく予定だが、出来るだけ席を離したり、喋らないようにしたり、グループを作らない形で進める

・中学校の部活は4月13日から2時間以内と決めて実施予定だが、最終的に現場での判断となる

もし状況が大きく変化し、休校が続く場合は、

これまでと同じように週に1度登校日を設けたり、

家庭訪問やプリント配布などで対応していくとのことです。

教育長も仰っていましたが、とにかく刻一刻と状況が変わっていくなかで1番大切なのは子どもたちの安全です。

私たち保護者もそれぞれしっかり情報を精査し、

自分たちで出来ることを考え、しっかり対応していく必要があると思います。

また子どもの生活や学習に関し、何か不安や相談があるときは、ぜひ各学校の担任や校長先生に連絡してほしい、とのことです。

もーーーーー、早く終息してくれることが一番ですが!

無理しすぎず弱さを認めつつ、みんなで踏ん張っていきましょう❗️

最後に、要望書作成に関わってくださった皆さま、提出者に名前を連ねてくださった皆さま、本当にありがとうございました😊✨


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