さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和2年度6月議会 その1 一般質問しました

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。

今日は令和2年度6月議会において、議案に対する質疑と、

市政に対する一般質問が行われました。

一般質問は、コロナウイルス感染症対策として、通常の1時間が30分に変更され行われました。

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また感染症対策として、議員もみんなマスクをし、議場も解放した状態で行われ、また休憩中には消毒作業も実施されました。

さてそんな状態の6月議会ですが、はにゅう市民ネットでは市内小中学校の保護者に「休校中の過ごし方についてのアンケート」小中学校再開についてのお知らせと休校中の過ごし方のアンケート - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり)を実施し、再開後の不安や、家庭との連携について様々なご意見から、

今日はそれを元に一般質問を行いました❗️

以下今日の原稿です。

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通告に基づき質問させていただきます。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、3月2日から突然始まった休校は、丸3か月間におよび、その間学校では、文科省や県からの文書の対応、保護者への連絡、休校中課題の作成、学年末の引継ぎ、低学年や特別支援級の受け入れなど、予測困難な中でさまざまな対応をしてくださっていたと思います。

 

私自身小学3年生と年長の子を持つ保護者でもあり、今回の休校措置が続いたことにより、これまで保護者や会社が学校に大きく依存することで社会が成り立っている、ということに、改めて気付くことになりました。

 

しかし、これまで当たり前だった学校とのつながりは突然切れることとなりました。今回私が所属する羽生市民ネットワークが中心となり、羽生市内の保護者にSNSを通じて休校中の過ごし方などについてアンケートを実施した結果、5月20日から30日の10日間という短い期間でしたが、263件という、羽生市の全小中学生の約1割もの保護者が回答を寄せてくださり、また自由記述も多く丁寧で、その関心の高さ、学校生活に対する今後の不安等が現れる結果となりました。

詳しい回答については、また改めて提出しますが、ここでは休校中の子どもたちの様子について少しだけ報告させていただくと、「休校中、家庭では予定や目標をたて学習や運動ができましたか」との質問に、十分できたとの回答は1割にも満たず、普通が47%、そしてできなかったとの回答が41%を占めました。また「学校再開にあたり、どのように感じているか」との質問に、楽しみにしているとの回答は23%、不安がある、楽しみだが不安があるとの回答は8割近くを占めました。実際子どもたちの体調に関して、生活面での不安があるとの回答は33%を超え、精神的な不安、例えば「コロナのニュースに不安になり、食欲不振などの症状がある」「1人が寂しいと話す」「寝つきが悪い」「今は改善したが頭痛や蕁麻疹が繰り返し出た」などの回答も1割以上に上りました。「再開すると不登校になってしまいそうです」「学校が嫌にならないか心配です」「学習意欲が失われています」など非常に不安を抱えている保護者からの声や、塾に通わせることが出来ず学習格差を心配する受験生の保護者からの声もあり、学校再開にあたっては、子どもたちの健康と学習状況の把握、そして長期的なケアの必要性を感じました。

 

休校中、学校は家庭とどうつながっていたのか。休校中の学校の対応に関して「ズームを使ったオンラインの朝の会がとてもよかった」や「当初は連絡がなく不安だったが、休校延長になってからは子ども目線の対応をとってくれたと思っている」など好意的な声もありましたが、「学校は一方的な連絡ばかりで、家庭や生徒の状況をちゃんと知ろうとはしていなかったと思う」との声や、「家庭での学習や生活について状況の把握もせず、どうやって休校後学校生活を進めるのか」などの意見とともに、「子どもと学校側のよりよいコミュニケーション方法を考えてほしい」「質問、悩み、進路相談など、子どもが直接意見が言えるようシステムを整えてほしい」などと、休校を経て不安定な子どもたちを、学校と家庭がしっかり協力して支えていく必要があると考えている保護者が多いとともに、現在はその手段が充分でないということが明らかになりました。

しかし、ただでさえ3か月間の休校があり慌ただしくなるであろう授業や、新年度の慣れないクラス、英語の必修化、プログラミング教育、感染予防の対策となると、ただでさえ多忙な先生方の負担が懸念されます。そもそも日本の教員の勤務時間はOECD34カ国のなかで突出して長く、かつ授業時間は平均よりも短いという結果が出ており、この状態で子どもたちへの配慮をしっかりできるのか、真に必要である授業の質を高めることができるのかに疑問が残ります。

 

このような大きな危機に際し、地域全体で子どもたちを支えていく必要性を感じますし、また感染の第二波、第三波についても考えなくてはいけません。基礎疾患や既往歴のある児童生徒の負担軽減や、子どもたちへの教育機会の選択肢を増やす意味でも、今後は通学とオンライン学習の両輪への期待が高まっており、SDGs「誰も取り残さない」を目標に教育を担っていく自治体として、あらゆる手段を尽くし子どもの学びを守っていくことが大切です。またまだ答えがない中での試行錯誤となりますが、子どもたちの教育に関しての大きな危機を、よりよく立て直していくためにも、以下質問いたします。

 

小中学校再開後の学習等について

1)子どもたちのケアについて

・不安のある子どもたちへのケア、家庭との連携について

・小中学校再開後(6/1-6/9)の登校率

・受験を控えた生徒のケア

2)学校応援サポーターなどの人材ネットワークの形成について

・教員の多忙化、負担軽減について

3)オンライン学習の活用方法について

・休校中の活用状況について

・基礎疾患をもっている児童生徒、不登校の児童生徒への学習の保障について

・感染第二波、第三波についての対策について

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次回はこの質問に関する、市役所からの回答をブログに記していきます。

アンケートにご協力していただいた皆さま、本当にありがとうございました✨


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