さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年度3月議会の報告その⑧ー羽生市の予算についてー

こんにちは、今日(3月24日)は羽生市の小学校の卒業式でした。

本当に気持ちのいい青空でさわやかな1日です。

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卒業された皆さま、保護者の皆さま、ご卒業本当におめでとうございます。

子どもたちが今後も安心して暮らし学べる環境づくりのため、私もできる限りのことに取り組んでいきたいと思います!

そんなわけで今日は、子どもたちにも超関係する羽生市の予算編成についてお知らせします( ̄^ ̄)ゞ

ちょっと難しいかもしれないけど、皆さんのお父さんお母さんが払ってる税金の使い道についてです。

とっても大切なことなので、ぜひ子どもたちも読んでみてね!

羽生市の令和3年度の予算は3月19日の3月議会で可決、決定しました。

▶︎令和3年度 当初予算 | 羽生市

まず市の予算規模(1年間で使われるお金)ですが、コロナ禍の影響等でみなさんからの税金等の大幅な減収の見込みから、2020年度と比べ5%減って178億円となっています。

ちなみに加須市は416億円、行田市は254億円です。

そもそも羽生市は(羽生市だけでないけど)、社会保障費(医療費、介護費、福祉費などなど)をはじめとする経常経費(毎年必要なお金)や、古くなってきた公共施設の修繕費などが年々増加、財政は厳しい状況です!

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予算は民生費、総務費、土木費、衛生費、教育費、消防費、農業費、商工費などに区別されています。

そんな中で羽生市のまちづくりはどのように予算をかけていくか、どんな新しい事業に取り組みのかを「第6次総合振興計画」に沿ってみていきましょう(^o^)/

 ちなみに第6次総合振興計画とは、

1、協働・文化、2、子育て・教育 3、福祉・健康 4、安全・安心 5、産業・雇用 6、都市基盤 7、生活環境 の7つの項目から成り立っており、

羽生市が目指す将来像「誰もが幸せを感じる、住み続けたいまち」のための取り組みとなっていますので、ぜひこちらもご覧くださいね。

▶︎第6次羽生市総合振興計画 | 羽生市

今日は1〜3までの項目な具体的な事業と予算の一部をご紹介します。

1、協働・文化(地域とともに生きるまちをつくる)

市民参画やコミュニティ支援、国際交流、文化の継承、人権施策、男女共同参画の推進などの項目です。

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・市民活動応援事業の推進(市民団体の支援) 25万円

・公園の維持管理(自治会と協力して草取りなど)543万円

・コミュニティスクールの推進 94万円

・国際交流の推進(バギオ市のホームステイ) 93万円

・ムジナモ自生地植生回復事業 718万円

・人権研修会の開催 399万円

男女共同参画意識の啓発(男女共同参画フォーラムの開催) 13万円

・子育て女性支援事業(託児サービス)18万円 等

となっています、草取りなども委託すると10倍の予算が掛かります。地域の皆さんありがとうございます!皆さまできる限り地域の取り組みに参加しましょう!

2、子育て・教育(子どもを育て学びを高めるまちをつくる)

子育て支援、家庭教育、義務教育の充実、生涯学習の推進などです。

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・【新規】病児保育施設整備事業(令和5年度開設目標)159万円

・【新規】新生児聴覚スクリーニングの実施 154万円

・こどもひろばの運営(市民プラザ内)967万円

・地域子育て支援センター(市内4ヶ所)への支援 3077万円

・子ども医療費の助成(中学生までを対象) 1億5700万円

・民間保育所および認定子ども園の運営費負担 9億9816万円

・岩瀬小学校運動場改修工事 270万円

・【新規】中学生への英語検定料の助成(英語力向上の目的)175万円

・ALT(外国籍の英語教諭)全校常駐配置 5884万円

・産業文化ホールの指定管理(民間への業務委託)6851万円 等

市長は国際交流に力を入れており、そちらにたくさんの予算がついてます。

保育園の運営も市がかなり負担しています。産文含め、現在市の施設の多くが予算を出して業務委託となっていることご存知でしょうか〜?

3、福祉・健康(元気で助け合けあうまちをつくる)

地域福祉の推進、障がい者支援、健康づくり、社会保障の運用など

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・国民保険事業(病気でお医者さんにかかった費用や薬代の負担、出産費用、人件費、様々な負担金等)55億8913万円 ※こちらは羽生市一般予算の178億には含まれません

介護保険事業(介護サービス費、人件費、負担金等)46億6357万円 ※こちらも178億円には含まれません 

・第3次羽生市健康づくり計画の策定 441万円

・敬老祝い金の支給(77歳、88歳、99歳、100歳の方へ) 655万円

・高齢者世帯への生活支援(配食サービス、ふれあい交流など)747万円

生活習慣病予防対策の推進 9940万円

・予防接種の推進 1億6320万円

・各種がん検診の推進 3992万円

障がい者支援事業の推進 1億6460万円  

・スポーツ団体の育成支援 591万円 等

とにかく国保介護保険は額が桁違いですね。医療費に関して、支払い時の自分の負担は多くないと感じているかもしれませんが、その多くを市や県が負担しています。

そしてそれが将来の子どもたちの借金なっている、ということを私も議員になって知ってそら恐ろしく感じています(>_<)

皆さま、子どもや孫のためにも適正な受診を心掛けましょう!

そんな訳で今回はここまでにします、予算紹介はまた続きまーす。

羽生市の予算の概要はこちらから見られます。

▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2021021900016/file_contents/R3gaiyou.pdf

羽生市民ではない方も、現在ほとんどの自治体のホームページで当初予算の説明が掲載されていると思うので、ぜひご自分のまちの予算と比較してみてくださいね^ ^