さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和4年6月議会その10ー外国籍の子どもたちへの支援ー

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。最近小2の次男と用水路でザリガニ釣りをしてたら、通りかかった若い外国籍の女性と仲良くなりました。一緒にザリガニ釣りをしたのですが、すごく上手なその女性に次男は「超すげー!」と感心しきりでした。

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(網や手作り竿でザリガニ釣りをしております)

さて何の話かといいますと、6月議会で「外国人のゴミの出し方に対する取り組みについて」野中一城議員が一般質問されていました。初めて知ったり参考になることが多く、ぜひたくさんの方に知ってもらえたらと思い、羽生市における外国籍の方たちの現状や課題を報告させてもらいます。

まず羽生市の人口54086名(6月1日現在)のうち、外国籍の方は1968名(1163世帯)で、この数は令和2年に比べ62%増、国別ではネパール、ベトナム、中国、パキスタン、フィリピンの順に多いということです。

一般質問にあったゴミの出し方に関しては、分別ができていない、曜日が守られないというような問題があるそうです。

それに対し、羽生市ではゴミの出し方のポスターを7言語で作り、問題があった場合、担当職員が自宅へ訪問し、ポスターを直接渡す対応をとっているということです。

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ネパール語版)

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ウルドゥー語版)

また音声でも、アプリを入れることで10言語で確認できる、ということです。

▶︎ごみの分け方・出し方(外国語版) | 羽生市

しかしアジアでは特に、同じ国でも地方によって使う言語が違うことが多く、例えば上の写真のウルドゥー語パキスタン公用語ですが、ウルドゥー語を話せるのは人口の約8%のみで、ほかに72もの言語があるそうです。

▶︎パキスタン編 – バイリンガル国の英語力 | バイリンガル教育の研究機関【バイリンガルサイエンス研究所】

日本にいるのだし日本語を勉強すれば、と思うかもしれませんが、そもそも母語に対応した辞書や本がなかったり、羽生市でもボランティアの方によって中央公民館で日本語教室が開催されていますが、女性は特に宗教上の理由により車の運転が出来ず、参加する事ができないということも多いそうです。

▶︎日本語教室(にほんごきょうしつ) Japanese Language Class | 羽生市

それでも自分で選んで日本に来たんだし、と思われるかもしれませんが、子どもたちは違います。学校や学年によって違いますが、現在羽生市の小中学校のクラスには、2、3人外国籍の子どもたちが在籍しており、日本語指導員の方もおりますが十分とは言えず、それは全国的な問題となっています。

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▶︎https://www.jcie.or.jp/japan/wp/wp-content/uploads/2021/10/SYDRIS-Networking-conference-Kobayashi-PPT-202109.pdf

子どもたちが日本語をしっかり学ぶことで、家族の暮らしや近所との付き合いがスムーズになることが多く、ぜひ先進事例に学びながら、羽生市でも日本語指導をさらに充実させていければ、と思います。ゴミ出し等、様々な問題もあるかもしれませんが、ぜひ背景を考慮し、支援につなげてもらえればと思います。また何か気になることなどありましたら、ぜひご連絡くださいね。

 

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