さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

誰かのことは自分のこと。

こんばんは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットワークのさいとう万紀子です。
私はラジオが好きなんですが、昨日は絵本作家のヨシタケシンスケさんが、TBSラジオトークゲストで出演していて「自分も許してほしいから他人も許す」ということをお話しされてました。
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ヨシタケさんの絵本、面白いですよね。我が家の子どもたちも大好きで、『りんごかもしれない』とか『おしっこちょっぴりもれたろう』とか、本当に繰り返し読んだし、誰もが絵を目にしたことがあると思います。

私は色んなことにぷりぷりと怒っていて、ヨシタケさんが言うようには中々出来ないことも多いけど、議員としては「誰か(他人)のことは自分のこと」ということは常に忘れずにありたいなとと思って活動しています。

議員になってより強く感じていることですが、例えば福祉支援や介護保険制度、生活保護制度、いまは関係ないと思ってても、明日には自分が必要になるかもしれない。それは誰もが当てはまることだし、だからこそ、いつでも誰もが安心して利用できる形であることが大切だし、状況に応じて柔軟に対応したり、更新できることも必要です。

これまでこのブログで何度も書いてきましたが、私の立候補のきっかけは家族の突然の病気で、「いざ」っていうのは突然くるんだぜ!ということは声を大にして言いたい!

誰かのために、自分のために、まちとして、社会として体制を整えていくこと、そのことを一人ひとりが少しずつ考えて関わっていくことで、自分もみんなもいざという時に守られるんだと思っています。

同じように、「誰かの権利は自分の権利」だとも感じていて、ヨシタケさんが言うよう、「自分も許してほしいから他人も許す」って、言葉にすると実はすごーく当たり前のことのような気がするし、「誰かの権利が守られているから自分自身が持っている権利も守られている」のであり、誰かの権利を奪うことは、自分自身の権利も奪われていくことと同義のような気もしています。


なんて抽象的に書いてきましたが、昨今の名古屋城の復元をめぐる討論会での差別発言や、難民に非常に厳しい入管法の改定、遅々としてすすまない夫婦別姓や、羽生市においてはまだ導入されないパートナーシップ制度についてなどなどが頭にあり、どれもこれも、私がひとりふんがふんが言ったところでどうにもならないけど、それでも「誰かのことは自分のことだよ」となるたけ、色んな形で伝えていきたい。

日本に住んでいて、憲法や法律があって、例えばまちのことなら予算が限られていたり、優先順位があったり、全てを完璧にすることは難しい。でもまちとしてこう進んでいく、と方針を示すことはできるし、こういう未来を作っていきたい、と理想を語ることも仕事だと思っています。議員という立場にいるからこそ、みんなが安心して暮らせるためにはどうしたらいいのか、言葉にしながら行動していきたいです。