こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。昨日は今年最後となる勉強会に参加するため、越谷市に行ってきました。
「ヤングケアラー当事者の人生から考える支援のあり方」というテーマで、看護師で元ヤングケアラー、一般社団法人ヤングケアラー協会の小林鮎奈さんが講師を務めてくださり、ひとりの地域に住む大人としてたくさんの方に知ってほしい!と強く感じた内容でした。
▶︎一般社団法人ヤングケアラー協会 | ヤングケアラーとは| ヤングケアラー支援団体
さて、最近「ヤングケアラー」という言葉はよく耳にするようになりましたが、実はまだ法令上の定義はありません。一般的には、本来大人が担うと想定されている家族のケアを、日常的におこなっている子ども・若者のことを指していて、2021年の調査では、中学生の約17人に1人(5.7%)、全日制の高校生の約24人に1人(4.1%)がヤングケアラーである可能性が示されています。
写真は、家事、家族の身体的・精神的・医療的なケア、きょうだいのお世話など、病気や障がいのある家族のために日常的にヤングケアラーが行っていることで、
当事者たちはその責任や負担の重さのため、写真のように進学や部活、友達と遊ぶことを諦めている状態にあるといいます。
▶︎ヤングケアラーとは? – ヤングケアラーポータル | 一般社団法人ヤングケアラー協会より
少子高齢化や地域の繋がりの希薄化、核家族化など社会構造の変化で、大人だけでケアを担うことが不可能になったことで、ヤングケアラーの問題は顕在化してきました。
けれど講師の小林さん曰く、ケアが「悪いこと」なわけではなく、過度になった場合諦めることが増えてきて、その部分へのサポートと、ケアする子ども・若者の幸せを考え、支えられる社会の仕組みが必要ということです。
しかし、ヤングケアラーが置かれている状況は一人ひとり違うし、市区町村によって支援の体制も違うため、残念ながらヤングケアラーへの一律に有効な支援の方法はない、といいます。
ヤングケアラーへの支援は、状況の多様さを理解し、ライフステージの変化に応じて対応することが求められますが、同時に、専門的な支援はできなくても、周囲の大人が「気にかけ続けること」が大切です。
小林さん自身も、中学生のときに気にかけてくれた先生の存在が大きかったそうで、身近な大人が声を掛けること、また子どもたちが声を出せるような仕組み、そして周りの気づきが重要と言います。つまり、地域に住む私たち一人ひとりが、仕事としてではなく大人の責務として子どもたちに寄り添うこと。
学校はもちろん、民生委員さんや主任児童委員さんの力も大きいと思いますし、例えば近所の子どもたちへの挨拶や地域活動への参加など、一個人としてできることもたくさんある、と感じました!
小林さんが所属するヤングケアラー協会では、ヤングケアラーをつなぐオンラインコミュニテイー や就職支援、研修や講演も行なっており、また埼玉県にはLINEのヤングケアラーチャンネルもあります。
▶︎ヤングケアラーチャンネルとは? – ヤングケアラーポータル | 一般社団法人ヤングケアラー協会
ぜひ多くの方にヤングケアラーの現状を知ってもらうことで、子どもたちが子どもらしい時間を過ごせるようになるといいなと思います。
▶︎https://lit.link/makikosaito828(さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから)
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