さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

本会議4日目

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。

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今日で議員の一般質問もひと段落。

気になる質問がたくさんあり、それについても書いていきたいのですが、

(今後しっかり報告していきます!)

今回は私自身が3項目の一般質問を用意したので、

今日は最後の質問、外国人の子どもの教育支援についてです❗️

自分たちの教育環境もまだまだなのに、という声もあるかもしれません。

けれど全ての子どもはどこにいても教育を受ける機会を与えられるべきで、

そういった教育や支援、子どもの同士のつながりが

共生のまちづくりや、ひいては犯罪の抑制、 

そして明るい羽生市に繋がると考えています❗️

以下のような一般質問をいたしました。

ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです✨

以下原稿

 

改正出入国管理法が2019年4月に施工され、政府は外国人材の受け入れ拡大をする方針を決めました。2018年末時点の在留外国人数は約273万人で過去最を記録しています。

羽生市においても繊維業や自動車産業など様々な職種で外国の方が働いており、私自身挨拶などをすることも増えました。羽生市市民課に確認したところ、令和元年8月1日現在1618名の外国人が羽生市で住民登録をしているということです。

 

今年度羽生北小学校では新入生の1割が外国人児童となりました。文部科学省は今年6月17日に「全ての外国人の子供に教育機会が確保されるよう取り組む」という教育面での総合対策を取りまとめ、また同6月21日、日本語教育を受ける機会を最大限確保することを基本理念とした「日本語教育推進法」が可決され、自治体には日本語教育を進める義務、企業には雇用する外国人に教育機会を提供するよう努める義務があると明記されました。

 

外国人の場合、保護者が子供を小中学校に就学させる義務はなく、また学校側の受け入れも遅れていると言わざるを得ません。その結果外国籍の子どもは不就学のケースも多く、羽生市でも学校のある時間帯に遊んでいる外国籍と見られる子どもを見かけることもあります。けれど、子どもの権利条約第28条にあるよう、全ての子供は教育を受ける機会を与えられるべきであり、自分の持っている能力を最大限伸ばし、人権や平和、環境を守ることなどを学ぶことが大切です。そしてそのために、同じ社会の担い手となる外国人の子どもたちにも教育の機会を提供することは、自治体の責任であると考えます。日本語指導や進学面でのサポートが中心になりますが、幼稚園や保育園などの就園から留学生の就職まで、切れ目のないサポートが必要となるのではないでしょうか。

 

現在羽生市では、外国人に対し生活情報に関して外国語版を作ったり、県の相談窓口を紹介したりという支援は聞いていますが、例えば小学校入学時に必要な書類や入学説明会の説明書は、日本語のみで特別な説明はなかったと聞きました。通学班や旗振り当番、給食費など、日本独特のものも多く、就学へのハードルとなっているのではないでしょうか。 

静岡県浜松市では教育委員会学校教育部のなかに外国人支援グループがあり、「外国人の子ども不就学ゼロ作戦」と銘打ち、プレスクールや入学準備ガイダンスなどきめ細やかな支援で全ての子どもに教育機会を提供しようとしています。

外国人の子どもへの支援の第一は、まずは就学状況の実態調査だと思います。現在はどのような状況にあるのかを把握することご、今後の取り組みへの全てのスタートラインであると考えます。

そこでお伺いします。

1、羽生市内の就学状況の実態把握について

2、羽生市が行う外国人の子どもの具体的な教育支援しついて

 

以上原稿終わりで、これらの質問に対して

→(学校教育部長)1、羽生市でも子どもの権利を保障しており、学校のお知らせなどをしている。羽生市に住民登録している外国人の子どもは計74人で、うち小学校に通っているのが44人、中学校に通っているのが17人である

           ⇩再質問

(さいとう)では他の通っていない13人に対してのアクションは?市長はグローバル教育というか、この件に関してはどう思っているのか

→(学校教育部長)まだ未調査

→(市長)共に羽生市を作っていくために、出来るだけ調査し教育環境を整えていく

2点目の羽生市の外国人の子どもの具体的な教育支援について

→(学校教育部長)今年は小学校4校、中学校2校に日本語指導員を派遣し、日本に慣れるための支援をしている。今後も自動翻訳機や通訳者などを交え、円滑な支援をしていきたい。

 

とのことでした。

現在の羽生市における外国人の子どもたちの状況が分かりよかったと思います。

(が、残念ながら住民登録してないひとはいると思うけど、それについてはまた次回以降!)

そして今回の質問は、もちろん子どもたちの教育環境を整えていくこと、

共生のまちづくりを目指すこと、などの理由もありますが、

やはり自治体が「マイノリティ(=社会的に少数派のひとたち)」に対してどう向き合っていくのか、

(例えば障害があったり、病気があったり、LGBTの方やなんらかの差別を受けている方など)

ということに繋がる大切な部分であると考えています。

それに対して羽生市から前向きな答弁があったことを嬉しく思うし、

また今後もしっかり声を上げていければと考えています(^^)

以上3日間、長文のブログ失礼いたしました!