こんにちは、さいとう万紀子です。
前回のブログで外国籍の子どもの不就学について書きましたが、
外国の方の学びの場として、文部科学省も推進している夜間中学校に視察に行ってきたので報告しますね(￣^￣)ゞ
私が所属している超党派の改革ネットの皆さんと行ったのは、
川口市立芝西中学校の陽春（ようしゅん）分校。
平成28年に「教育機会確保法案」が制定されて、
平成29年に川口市の奥ノ木市長が公立夜間中学校の設置を表明、
「市民・県民の学ぶ意欲に応え、誰もが通える夜間中学校」が今年の4月に開校しました。
入学要件としては学齢期を超えている15歳以上で埼玉県内に住んでる者のうち、
①小学校や中学校を卒業していない者
②中学校を卒業した人で、学び直しを希望する者
③原則、在留資格のある外国籍の者
となっていて、現在は72名（男性24名、女性48名）が在籍しているそうです。
登校してホームルームが17時30に終わり、そこから40分授業が4時間あり（休憩を挟む）清掃活動をして20時50分終了という時間割。
上の写真は見学させていただいた国語の授業です。
在籍しているのは日本人が27名、外国籍の方が13カ国45名ですが、
基本的にもちろん全て授業は日本語で行われ、
日本語支援員の方も2名いるそうです。
中学校のとき不登校だった人、戦時中で学校に通えなかった人、就学前に外国から日本に来て学ぶ機会のなかった人など、
様々な方が埼玉県内から（遠い方はなんと寄居から！）この芝西中学校陽春分校に通っているそうです。
杉田明校長が語っていて印象的だったのが、
「文化やマナーは違うし、現在は外国に対する偏見や政治的な問題も多いが、純粋に学びたい、という人が通っている」
ということ。
なので開校前に先生方が心配していた政治的なトラブルなどもないそうです。
これは音楽の授業♫みんなで校歌を歌っていてとても上手でした〜😆✨（自分が音痴なので特に…😅）
芝西中学校陽春分校の来年度のパンフレットです。
今朝もニュースで不就学の問題を取り上げでいましたが、
夜間中学校、ぜひ多くの自治体が身近に考えるべき取り組みだと感じた視察でした。
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