さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年度3月議会その①ー予算質疑しましたー

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。今日は3月議会で予算質疑が行われました。

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(議場にて予算書を持って)

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今回私が質疑したのは以上の9点です。具体的な質疑内容と、市からの回答について報告していきます!

令和3年度の羽生市の施策予算について

(さいとう)1点目、政策1協働・文化より、都市交流の推進においてALTの小中学校全14校配置に5884万8千の予算が計上されています。英語力の向上ははもちろんですが、日々子どもたちと日常を過ごすうえで児童生徒との信頼関係の構築が必要です。14名のALTはどのような選考方法で選ばれているのか、また雇用形態についてお伺いします。

→(学校教育部長)小学校11校ではプロポーザル形式で派遣契約となっている。各派遣会社にプレゼンをしてもらい市が選考する。自己都合や体調不良などで、ALTが年度途中で変わることもある。中学校3校は、友好都市のフィリピンバギオ市の方と、市が直接雇用している。

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約5900万円!も予算を掛けた小中学校の英語教育に関しては、賛成反対様々なご意見があると思います。

けれど予算をかけるならば、しっかり児童生徒と信頼関係を築くことのできるALTと雇用関係を結んで欲しいと思います。
 
(さいとう)2点目、現在の社会状況を鑑みましても、男女共同参画の推進は行政が率先して取り組むべき課題のひとつとなっています。男女共同参画意識の啓発13万6千円に関し、羽生市ではどのような目標をもって啓発に取り組んでいくのかお聞かせ下さい。
 →(総務部長)羽生市が策定した第3次男女共同参画プラン(▶︎羽生市男女共同参画基本計画 | 羽生市)に則り、特に男女の固定的意識の是正に力を入れていきたい
 
(さいとう)3点目、政策2 子育て・教育より、放課後子ども教室の運営147万円に関し、昨年の実績と今後の予定、また放課後子ども教室の運営方針についてお聞かせください。
 →(生涯学習部長)残念ながら昨年はコロナの影響で運営出来なかった。今後に関しては、子どもの安心安全な居場所として、運営協議会で話し合って活動について考えていきたい
 
(さいとう)4点目、義務教育の推進より、地域人材のボランティアの活用事業の展開50万4千円に関し、どのような活用方法を考えていて、どのように募集するのでしょうか。またこのようなボランティアを活用する場合、だれをどこにどの程度配置するのかなどのコーディネートがボランティアのやる気や継続のため非常に重要となりますが、誰がコーディネートを行い、またどの程度(頻度)の活用を考えているのでしょうか。
  →(学校教育部長)学習支援や部活支援、登下校のサポートなどさまざまな活用を考えている。保護者や地域の人などを募集し、教頭にコーディネートをお願いする。必要に応じて活用していきたい
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地域で子どもたちをサポートしていくことはとても重要だと思います。けれどそのコーディネートには専門性も必要で「地域コーディネーター」を取り入れている自治体もあります。(▶︎学校・家庭・地域が連携する「学校支援地域本部事業」/柏崎市公式ホームページ)せっかく手をあげてくださった地域の方が十分に活躍できるよう、市としても最大限のサポートをしてほしいと思います。


(さいとう)5点目、教育相談員の配置566万円ですが、2020年度は本当に悲しいことに全国で自殺した児童生徒が前年度4割増の479名に上り過去最多の数となっています。コロナ禍で悩みを抱える児童生徒が増加している中、羽生市の教育相談員の予算は昨年より100万円以上減額されていますが、減額の理由と、相談体制の充実についてお聞かせ下さい
 →(学校教育部長)減額はしたが、各中学校に2名ずつ、週3日5時間ずつ相談員が在籍して対応していく

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 (さいとう)コロナ禍の制限で、小学校高学年の15%、中学生の24%、高校生や30%に中等度以上のうつ症状があるという新聞記事もあった。行政や学校は児童生徒のストレスに関し、しっかりサポートしていく必要があると考えるが、羽生市の考えはどうか。

→(学校教育部長)相談体制についてはしっかり充実させ、昨年と同様に丁寧に相談に当たっていく

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予算減額は非常に残念で、こういう時こそ子どもたちのケアやサポートに力を入れ、しっかり支えていくという姿勢を示すまちであってほしいなと思います。

しかし学校教育部長は、教育相談に関しては丁寧に対応していくとの答弁でしたし、私たち大人一人ひとりも、しっかり子どもたちの変化を見逃さずサポートしていきたいですね。

さて、長くなってきたので他の質疑に関してはまた次回報告していきますね^ ^