さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年6月議会その④ーパートナーシップ制度に関する一般質問ー

みなさまこんにちは^ ^ 501件目からの記事もしっかり報告していきます( ̄^ ̄)ゞ

というわけで羽生市議のさいとう万紀子です。梅雨入りした(いつの間に!!?)ということで、じめじめしたお天気となっていますが、爽やかにいきたいと思います!

今日は6月9日に私が行った、一般質問(という名の提案と要望)ふたつめの「パートナーシップ制度の導入について」です。

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パートナーシップ制度とは、最近よく耳にする言葉だと思いますが、2015年に東京都渋谷区、世田谷区で開始されたのを皮切りに、LGBTなど性的少数者カップルの権利を自治体が認める制度のことです。▶︎パートナーシップ制度について - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり(詳しくはこちらに!)

実は羽生市議会でも、昨年12月議会で江原議員が「性的少数者の人権について」というテーマで取り上げており、また同じく12月議会でパートナーシップに関する請願が提出され、議会では全員賛成で採択されています。

※請願とは国民に認められた権利で、採択された請願は、法的拘束力はないけれど、執行機関(羽生市)は誠実に対処することが求められる

…はずでしたが!羽生市では12月以降パートナーシップに関する動きがない!お隣の行田市は請願があった訳じゃないのに4月からパートナーシップ制度を導入して、かなり評判がいいぞ!どうする羽生?!ってことで今回の一般質問となりました。

以下、9日の原稿ですが、様々な方にご協力いただいて作成したものなので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです^ ^

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通告に基づき、羽生市におけるパートナーシップ制度の導入について質問いたします。羽生市では、人権教育基本方針、はにゅう男女共同参画プランの中で、多様性の尊重を基本方針とし、<多様な性・生き方への支援>を施策として掲げています。特に近年、いわゆる性的マイノリティ、LGBTQ+の方々へ向けた取り組みの必要性が強く叫ばれており、5月27日の埼玉新聞でもこの制度をめぐる県内自治体の状況が報道され、社会的にも大きく注目されていると言えます。

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▶︎埼玉県 多様性を尊重する共生社会づくりに関する調査の結果について - 埼玉県

性的少数者の人権に関しましては、令和2年12月議会において江原議員から一般質問があり、同じく12月議会で羽生市におけるパートナーシップの認証制度および性的少数者に関する諸問題への取り組みに関する請願」が議員全員の賛成で採択となっています。

現在、一人ひとりの多様性を尊重しようという社会に変化してきています。私たちは性別だけでなく人種や家族の形態、性的指向、障がいの有無、信仰などにおいてもひとり一人多様な属性を持っています。人口減少や少子高齢化が大きい地方ほど、自分たちの豊かな暮らしを守っていくため、そして自分らしく生きていくため、この多様性を担保とする社会づくりが必要で、その変化に合わせて行政や政治は柔軟に対応していかなければいけません。12月議会では「法的な裏付けがないから導入を予定していない」という答弁でしたが、ではなぜ多くの自治体がこのパートナーシップ制度の導入を始めているのか?それは市民の悩みを少しでも解消するため、差別を許してはいけないという積極的な姿勢を示すため、そして幸せや安心感を提供し「自分らしく生きいきと暮らせるまち」であるためではないしょうか。

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同性カップルの方は法的に結婚が出来ないことで、病院の付き添いが認められていなかったり、アパートやマンションの契約が出来なかったり、異性のカップルであれば当たり前に認められていることが、叶わない状況にあります。長年連れ添ったにもかかわらず、身内と認められず看取りに立ち会えなかった、という非常に悲しいお話も聞いています。

パートナーシップ制度の導入に予算はほとんど掛かりません。さいたま市の制度創設予算はゼロ、川越市は1万1千円と報告されています。パートナーシップ制度は、自治体による認証カードを渡すことで性的マイノリティや家族が救われる「幸せの選択肢をふやす」制度であると同時に、まちとして「多様な生き方を支援している」と示すことでもあり、また理解促進のための大きな手段でもあります。羽生市におけるパートナーシップ制度導入と性的少数者の方への取り組みに関し、以下質問いたします。

1点目は近隣自治体におけるパートナーシップ制度の導入状況について

2点目は、請願で採択されたパートナーシップ制度導入に加え、その他羽生市の取り組み(請願とともに提出された要望書の10項目含む)に関し、令和2年12月以降の進捗状況について

3点目ですが、制度導入の前に、まずは全職員の理解促進が必要と考えます。当事者団体等を講師とする研修の開催について

そして4点目、羽生市におけるパートナーシップ制度導入について、今後の予定をお聞かせください

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ということでした!読んでいただいてありがとうございました😊

現在、もちろん羽生市以外の自治体でも全国的に6月議会が開催されており、6月10日の鴻巣市議会ではなんと!パートナーシップ制度がさらに進んだファミリーシップ制度の導入が決定されたそうで大きなニュースとなっていました✨

▶︎ファミリーシップ制度導入へ 埼玉・鴻巣、関東2例目(共同通信) - Yahoo!ニュース

また昨日6月15日の久喜市議会では、久喜市長が2021年10月からのパートナーシップ制度の導入を明言したそうです!

さあ、私の一般質問に対し羽生市のパートナーシップ制度に関する答えはどのようなものだったのか!?

以下次回報告をお楽しみに!!