さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年6月議会その⑨ー子育てや教育の環境についてー

おはようございます、はにゅう市民ネットで羽生市議のさいとう万紀子です。

6月議会報告の最後として、印象に残ったほかの議員さんの一般質問についてご紹介していきます^ ^

まずは中島議員の「障がいのある子どもとない子どもたちが交流できる場をつくるべき」という一般質問です。

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羽生市民プラザ内にあるこどもひろばにおける障がい児への配慮について」と、また「障がいのある子どもも遊べるインクルーシブ公園について」という内容でしたが、

昨年行われた障がいのある方へのアンケートの「地域生活や社会の理解について」という質問では、残念ながら「理解が深まってきていると思う」は10.8%、「どちらとも言えない」が26.2%、そして「理解が深まっているとは思わない」が24.4%という結果(▶︎第6期羽生市障がい福祉計画及び第2期羽生市障がい児福祉計画について | 羽生市)があります。

羽生市において障がいのある方が地域活動に参加しづらい環境があるのでは、という趣旨の質問で、私自身も車椅子の夫やミラクル(肢体不自由児・者家族の会)のメンバーとも話すのですが、車椅子だと行ける場所がすごく限られたり、また中々外に出ることも難しいという現実があり、非常に大切な質問だと感じました。

羽生市民プラザ内にあるこどもひろばにおける障がい児への配慮と対応は、という質問の羽生市の答えとしては、

こどもひろばの入口は段差のない両開きの扉がスライド式で、また安全のためにクッションマットが敷いてあるので寝転んでも遊べること、利用時に障がいについて特に尋ねることはしてないが、保護者から依頼があれば職員が可能な限り介添えをするなどもサポートをしていくそして障がいのある子もない子も一緒に遊び、保護者の方も障がいのある子どもへの理解が深まっていくよう取り組んでいく、というものでした。

また「障がいのある子どもも遊べるインクルーシブ公園について」の質問ですが、まずはインクルーシブ公園とは、

障害のある子もない子も一緒に遊ぶことができる公園のこと。車イスで登れるすべり台、背もたれのついたブランコなど、誰もが分け隔てなく遊べるような遊具がそろう。欧米ではすでに一般的だが、日本でも2020年に国内初のインクルーシブ公園が誕生した。

▶︎ELEMINIST | ELEMINIST(エレミニスト)

▶︎WEB特集 発達障害の子も インクルーシブ公園の可能性 | NHKニュース

先進事例としては、東京都立の砧(きぬた)公園が有名ですが、羽生市の答弁としてはやはり広さや規模の問題で、市でインクルーシブ公園の設立は難しい、とのこと。

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しかし今後、様々な声を集め、公園に対するニーズ等を十分に検討し、埼玉県や福祉部局との連携を図りながら、「相互理解を深めるための交流できる場」の整備について考えていきたいとのことでした。

この質問がきっかけかはわかりませんが、最近羽生市のホームページに市内の公園の遊具やトイレなどの情報がまとまりました!

▶︎羽生市内の公園について | 羽生市

みなさま、ぜひ公園に関するご意見、ご要望などお聞かせくださいね。

次に斉藤隆議員の「学校におけるバリアフリーへの取り組みについて」の質問ですが、こちらも非常に勉強になりました。

まず市内14小中学校のバリアフリー化の状況についてですが、トイレやスロープについて全校整備は出来ておらず(※細かい数は最後に掲載しています)、文科省から「バリアフリー化5カ年計画」の策定を要請されているが、その必要性は十分理解しているものの、市の財政状況を考えると今後5年間で整備をすることは難しい、という羽生市の答えでした。

今年4月、次男の入学式に車椅子の夫と小学校に行きましたが、対応はしてくださっていますがやはり車椅子での移動は難しく、また児童のクラスは2階なので、授業参観などへの参加は困難な状況があります。

保護者ひとりひとりのニーズに対応することはもちろん難しいですが、地域の学校は災害時の避難所としての役割もあり、なるたけバリアフリーが望ましい、けれど財政的に難しい…と羽生市としても心苦しく感じていることが伝わってきましたが、

しかし、このバリアフリーに関する質問に関して、非常に力強く感じたのが答弁した細村学校教育部長の、

「ひとりひとりの学びを大切にし、地元の学校に通いたい、という気持ちがあるのに、バリアフリーでないことを理由に断ることはしない。要配慮者のいる学校ではしっかりバリアフリーを推進していく」という言葉です!

障がいがあることで、学びの場が制限されることはあってはならないと思うし、ぜひ住んでる人みんなが暮らしやすい羽生市であるよう、

私も市議会議員として、しっかり様々な角度からこの問題に取り組んでいけるよう、学んでいきたいと思います。

こちらもぜひご意見お待ちしております^ ^

 

※校舎内で車椅子使用者用トイレが整備された学校は8校、スロープ等による段差の解消について、門から建物の前まで整備された学校は12校、同じく昇降口から教室まで整備された学校は10校、エレベーターが整備された学校はなし、また屋内運動場で車椅子使用者用トイレが整備された学校はなく、スロープ等による段差の解消について、門から建物の前まで整備された学校は8校、同じく玄関からアリーナまで整備された学校は5校、エレベーターが整備された学校はなしということです。


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