さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

有機農業・オーガニック給食に関する勉強会

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。市議会議員の仕事は「家庭のゴミ処理や地域の学校のこと、まちの水道のことなど地域に密着しています!」…なのですが、やっぱりゴミ処理については国の方針や気候危機対策を考えなくちゃいけないし、学校のことは文部科学省からの通知が大きく影響してきます。

地域のことはもちろんなのですが、国の政策や法律、社会の情勢についても学ぶこともやっぱり大切で、昨日は「地方×国 政策研究会」の勉強会に参加してきました!

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テーマは有機農業をめぐる事情」で、農林水産省の職員さんと、食の問題を中心に講演を行っている印鑰(いんやく)智哉さんに、オンラインでお話しを伺いました。

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▶︎https://www.env.go.jp/content/900449080.pdf

日本では昨年5月に、農業の生産力向上と持続性の両立を実現をめざす「みどりの食料システム戦略」が策定されたことをご存知でしょうか?

これは2050年までに、農林水産業のC02ゼロの実現や、耕地面積に占める有機農業の取り組み面積を25%、100万haに拡大することなどの目標を掲げるなど、つまり持続可能な食料システムの構築のため、有機農業を進めていきます!という計画です。

有機農業は、生物多様性保全地球温暖化防止に有効であると同時に、農薬を減らすことで私たちの健康にもメリットがあることなどから、世界中でその取り組み面積が拡大しています。

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が、日本ではまだまだ少ない〜!

実は羽生市でも、これまで市役所が中心となり、特別栽培米(農薬や化学肥料の使用について厳しい規定を守り、より手間ひまかけて栽培されたお米のこと)を作ってくださる農家さんを増やしてきたそうですが、買い手(販路)が見つからず、現在は栽培をやめてしまった農家さんも多い、ということなんです。

…なんてもったいないーーー!!!

そうなんです、どうしても手間ひま掛かる有機食材は値段が少し高くなるため、お店に同じように並べていては選ばれにくい、という状況があるんです。

しかしその解決策として、自治体が有機食材を給食で活用する」という動きが全国で広がっています。これは有機農家だけでなく子どもたちの健康、ひいては地域の環境や経済を守る取り組みでもあり、特に学校給食で100%有機米を実現した千葉県いすみ市には、全国から大きな注目が集まっています。

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(印鑰さんの資料より)

▶︎オーガニック給食マップ

▶︎給食をすべて有機米にした千葉県いすみ市 世界の有機農業は日本のはるか先を行く:朝日新聞GLOBE+

▶︎いすみ市の有機米給食についての勉強会 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

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現在農水省では、有機農業支援として様々な施策を行なっているそうです。地域の経済対策や豊かな地球環境を守るため、また豊かな食生活を考えるためにも、ぜひ羽生市でも有機農業の取り組みを応援していけたらと思います!

 

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