こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとうです。前回のあらすじは「定員65名の保育所新設工事費が5億6000万、高くない？」です！
▶︎公立保育所の視察と5.6億円の再編予算ー令和5年度9月議会⑩ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
前回もご報告したよう、第6・第7保育所は老朽化が進んでいるため、安全な保育のためにも再編（ひとつに）して新たな保育所を作る、ということには賛成。でも、昨年の段階では概算で3億円と言われていた工事が、1年たって1.8倍の5億6000万になるなんて、財政難の羽生市で「はい、そうですか」とすんなり納得はできません😂
結果として、今回羽生市議会では、全員の名前で保育所新設工事予算に対して「附帯決議」を提出しました。
附帯決議とは、決まった案件（保育所予算）に対し、事業を進める上で「議会はこう考える」という思いを示すために提出されるものです。
5億6000万円の予算については、まずは子育て関連予算を審議する「都市民生委員会」で話し合いが行われました。「この5.6億円は考え直した方がいいのではないか」「見積もり内容を調査すべきなのではないか」という意見もありましたし、「考え直している間にまた物価が高騰したらどうするのか」「地域に望まれた保育所、早く作るべきでは」このような意見も聞かれました。
都市民生委員会内で、保育所新設工事予算を除いた（見直しする）修正案が出されましたが、否決されたのが15日。
私は総務文教委員会なので、この話し合いには参加していませんでしたが、
うーーーーん。。。悩む！！
実際に第6・第7保育所を視察しお話しを聞かせてもらい、新しい保育所の必要性をとても感じているけど、3億と聞いていたものが5億6000万円…
（上岩瀬地区の新しい保育所の建設予定地）
少子高齢化もあり、民生費や介護保険費は年々上昇してるし、上下水道の設備も老朽化してて更新していかなきゃいけないし、数百万の学校の古いトイレの改修も進んでないし、ほかに古い保育所もある中での5億6000万円…
けれど、今回進め（賛成）しないと、更に物価が高騰するだろうし、多くの議員が同じように悩んだと思います。
そこで、「この予算に賛成はするけど、議会としてはこう考えてます、市役所の皆さま、予算を使う時はお願いしますね」という意味で提出するのが「附帯決議」です。
附帯決議の内容としては、
①保育所新設工事に関して、設計を十分に精査・見直しを行い、羽生市の財政状況にあった設計にすること
②新設保育所の開園まで、入札や工事に関して議会にしっかり報告すること
そして
③市内公立保育所の公平な環境整備に努めること
の3点です。私の中では、5億6000万という額の妥当性もですが、やはり「公平性」という部分でも、非常に悩むところでした。学校設備に関してもですが、もちろん全て平等に、とは難しくても、できる限り公平に取り組むことが大切だと考えます。
残念ながら、議会が提出した「附帯決議」には法的な拘束力はありません。この5億6000万円の予算がどのように使われるのか、これからもしっかり調査していく必要があるし、また多くの方に関心を持っていただけたらと思います。
羽生市の財政は、みなさまの税金です！ぜひ使い方、使われ方、一緒に考えていきましょう(^o^)/
※保育所新設工事費に関する質疑の様子はこちらから確認できます。よろしければご覧ください。
▶︎発言内容
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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