こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットワークのさいとう万紀子です。
今回のタイトル「女性がまちづくりに関わることについて」と、少し大袈裟な感じもあるのですが、何かというと9月議会で提案された教育委員会委員さんの賛否についての内容です。
（9月議会最終日の様子）
今年の4月の選挙で、羽生市議会は20年ぶりに女性議員が複数となりましたが、それまでの4年間は私のみ、さらにそれ以前は16年間女性議員ゼロだった、という状況がありました。
これまで様々な場面で、女性はもちろん、弱い立場にある方や、色んな価値観を持った方がまちづくりに携わることが必要だと、選挙やこのブログでもお伝えしてきました。
（例えば男性だけ、年配の方だけ、お金持ちの方だけがまちづくりをすると、それ以外の視点が抜け落ちてしまって偏った政策になってしまいます。様々な視点から見ることで、初めて誰もが暮らしやすいまちになると考えています。）
だからこそ、議会はもちろん、審議会やまちづくりの場に、女性や若者、子育て中の方、障がいを持った方やその家族が、参加できるための取り組みをこれまで行ってきました。
▶︎ついにやったー✨！羽生市でも「男女共同参画推進条例」❗️3月議会のポイント① - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎女性の声の反映は？ー令和4年度9月議会⑧ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎令和4年度12月議会その6〈審議会に託児の設置が決まりました！〉 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
…が！、残念ながら、そうは言ってもなかなか難しいのが現状で、昨年の9月から、羽生市の教育委員会委員は４名全員男性という状況が続いています。
基本的にどの自治体でも教育委員会委員の構成は男女半々が通常ですし、子どもたちへの影響も大きい教育の現場では、特にジェンダーに関して配慮が必要だ、との考えから、全員男性となった令和4年9月議会では「性別に大きな偏りが生じないよう、女性委員の割合を増やすこと」（羽生市が目標としている31%を下回らないこと）という附帯決議も提出しました。
▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2022081800018/file_contents/202209giinn3.pdf
……が！！前置きが大変長くなりましたが、ここからが今回お伝えしたかった、令和5年9月議会で提案された教育委員会委員の人事案と、その私の賛否についてです。
今回、羽生市からは教育委員会委員として男性女性1名ずつの提案があり、私は女性委員さんに賛成、男性委員さんには反対としました。
まず確認しておきたいことが、反対とした男性委員さんが委員として適切ではない、ということは全くなく、人物として問題があるということではない、ということ。
（議場は執行部含めほとんど男性ばかりです※こちらは2022年の写真です）
けれど、これまで唯一の女性議員として活動し、また現在もまだまだ女性の声が届きにくい羽生市の環境を踏まえ、それを少しでも前進させていくことが私自身の役割と考えていますので、残念ながら提案された男性委員さんには反対とさせていただきました。
（※賛成多数でお2人とも可決され教育委員会委員は男性3名、女性1名となりました）
性別ではなく適正かどうかで判断すべきだ、と考える方もいらっしゃるかと思いますし、ぶっちゃけ私もとっても迷いましたし、様々なご意見があると思います。
どうしたらみんなが暮らしやすいまちになるのか？ぜひ皆さんの声に耳を傾けながら、これからも真摯に議員活動に取り組んでいきたいと思います。
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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