さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

俺たちのジェンダー入門ーウィンターセミナー報告②ー

こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。ジェンダーとかフェミニズムってゆうと、もうそれだけで拒否反応を示されたり、「女が女のためにやってるやつね」と自分には関係ないみたいな顔されたり、なんなら攻撃的なモノ言いをされたりするんですが!

ちっがーーーーーう!!!

ジェンダーフェミニズムも、男も女も年齢も関係なく、誰もが「自分自身」のことだということを、声を大にして言いたい!!

今回のウィンターセミナーでは、正に男性の視点からジェンダーをテーマに執筆活動を行っている「桃山商事」代表の清田隆之さんに「俺たちのジェンダー入門」についてお話しを伺いました。大変面白かったです。

清田さんは「桃山商事」の活動で、これまで1200人以上の恋愛相談に耳を傾けてきたそうですが、桃山商事ではその見聞きした事例を分類・考察し、さらに「男性性」の当事者研究を行っているそうです。

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「男性らしさ」の現在地はどこにあるのか?男性ならではの問題とは?2017年からの#me too 運動を経て、女性たちの目に男性はどうやって映っているのか?そして男性性をどう考えていけばいいのか?

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いまは様々な視点からの本もたくさん出版されていますが(1番最後に紹介しています)、桃山商事へも、男性からの相談がとても増えたそうです。

これまで「女性はこうだよね」と言われてきたように、「男性とはこうあるべき」とがんじがらめになる中で、当たり前だけど男性の中にも格差や差別があって、特に企業名とか年収とか営業成績でしか自分をはかれない方(男性)がとても多いといいます。

少し前に「それってあなたの感想ですよね」という人を小馬鹿にした物言いが流行りましたか、どんな言葉もひとの感想なのは当たり前で、日本では(特にいわゆる男社会では特に)そうやって人の感情や気持ちが無視されてきたことがすっごく大きな問題で、だからこそみんなすごく疲れてたり、自己肯定感が低かったり、なんか辛かったり、モヤモヤしたり、「なんだか苦しいなあ」と感じてる人が多いのでは、というお話しは納得しかなかったけれど、じゃあどうしたらいいんだ、と絶望もしました。

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残念ながら、いまの社会へのモヤモヤがすぐ解決することはないけれど、自分の気持ちを伝える「おしゃべりワーク」はとっても盛り上がりました!みんなでおしゃべりすること(しっかり話し、しっかり聞く)で、頷き合ったり共感したり、自分の気持ちがはっきりしたりということはよくありますよね。コロナ禍で井戸端会議がなくなってしまいましたが、ぜひ復活させていきたいと思います。

ジェンダーの問題って、男女で対立しがちですが、そうではなくて「みんなが自分らしく生きるためのことなんだ」ということを強く強くお伝えしたいし、またみんなでおしゃべりすることで歩み寄っていけるといいなあと思います。

 

以下、清田さんが紹介してくれて本の一部です。ぜひお読みになってみてくださいね。