こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。先週、縁あって熊谷市で行われた防災勉強会に参加させていただきました✨
この勉強会では、特に支援が必要な方々（障がい児や高齢者、医療的ケア児）の防災をどうするか、という内容だったんですが、いや〜ほんっとすごかったんです！！
（参加者の皆さまと一緒に）
なにがすごいかって、参加者の幅広さです！！
熊谷市役所から障害福祉課、福祉総務課、危機管理課、市議会議員、そして熊谷保健所、熊谷市社会福祉協議会、福祉医療センター、埼玉県立熊谷特別支援学校、熊谷総合病院、熊谷生協病院、そして当事者団体であるNPOにじいろさんと、またオブザーバーとして、立正大学の社会福祉学の先生方もいらっしゃり、様々な立場から防災について学ぼう、対策を一緒に考えていこう、という勉強会で本当に素晴らしかったのです✨✨
前半は、DMAT、医療的ケア児等コーディネーター、福祉避難所、個別避難計画に関わるそれぞれの立場から発表をいただき、役割や考え方などを共有。そして後半は、みんなでグループワークを行いました。
グループワークでは、当事者グループ（障がい児・者家族。私もここ）、医療・健康危機管理グループ（病院や保健所）、防災グループ（市の危機管理課や議員）、福祉行政グループ（市の障害福祉課やNPO）に分かれて、個別避難計画に必要な項目を考えました。
▶︎https://www.city.chiba.jp/somu/kikikanri/bosai/documents/kobetuhinankeikaku_yousiki.pdf（千葉市の個別避難計画）
▶︎https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/material/files/group/22/6kinyuureikobetuhinankeikaku.pdf（古河市の個別避難計画）
個別避難計画とは、災害時に自ら避難が難しい一人暮らしの高齢者、要介護者、障がい者等（災害時避難行動要支援者）が、どのような避難行動をとればよいのかについて、あらかじめ本人・家族と確認し作成する、一人一人の状況に合わせた個別の避難行動計画です。この計画書に、どんな情報を載せたらいいのか？ということをグループワークで考えました。
まず第一に個人の情報として「家のどこにいるのか」。例えば寝たきりとか、声が出せない場合もあるので、間取りなどの情報が必要です。
そして基礎情報として、どんな疾患があり、移動はできるのか？車椅子が必要か？経路は確保できるのか？ということももちろん必要。
さらにコミュニケーションはとれるのか？発作は？必要な薬は？などなど、それぞれの立場から様々な意見が出されました。
もちろん、残念ながら全ての情報を載せることはできませんが、色んな形で支援に関わる様々な視点からの意見を精査していくことで、効果的な内容の個別避難計画になっていくことを感じました✨
この勉強会では、防災に関する知識や取り組みはもちろんですが、市役所内の「課」を超えて、様々な立場から「よりよい対策に取り組んでいこう」「実行的で効果的な計画を作成していこう」と、みんなで同じ方向を向いて取り組む姿勢に、なにより感動しました。
これはもちろん防災のことだけでなく、子育て支援のことでも、環境対策のことでも、何であっても同じだと思うのですが、縦だけでなく、横の繋がりを広げていくことで、よりよいまちづくりになると感じています！
ぜひ羽生市でも参考にさせていただければと思います。関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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