さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

いい学校ってどんな学校?子どもにとって必要な教育ってどんなこと?

こんにちは、さいとう万紀子です。

さて、タイトルに「いい学校ってどんな学校?子どもにとって必要な教育ってどんなこと?」としたのですが、

親が学校に求めてるのって…学力?優しさ?自立性?行動力?思いやり?個性?想像力?…と挙げたらキリが無いと思いますが、

じゃあいい学校って…?となると、さらに難しいと思います。

ところで私も含めはにゅう市民ネットのメンバーはほとんど子育て中(もしくは学童期の孫と同居中)なので、

先日のミーティングのときも、羽生市の小中学校について色んな話題が出てきました🏫

そんな中でとても残念ながら

羽生市は全国学力テストで埼玉県内でも下位

f:id:wakuwakutown:20191219172925j:image

羽生市教育委員会ホームページより平成31年度調査結果(https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2014111200066/file_contents/R01zenkokugakucho.pdf

不登校児が多い(と保護者たちは感じています。)確認したところ

f:id:wakuwakutown:20191219173231j:image

↑だそうで(当てはめて計算したら、平成30年度の中学校の不登校の人数は約50人でした)、さらに問題なのはそれを保護者や市民があまら知らない、ということでした。

保護者がもっと学校に関わっていくこと、子どもも大人もみんなで自分たちの理想の学校を作っていくということが大切では、とみんなで話し合い、

来年は市民ネットでは羽生市の「教育環境」に力を入れていこう!と目標を立てました。

f:id:wakuwakutown:20191122124536j:image

そこで理想としたのが、大阪市住吉区にある公立の大空小学生です。

写真の本は大空小学校初代校長先生、木村泰子さんの著作(小学館)なのですが、

(以前のブログでもみんなの学校について書いています💁‍♀️https://wakuwakutown.hatenablog.com/entry/2019/03/26/101058

こちらも💁‍♀️https://wakuwakutown.hatenablog.com/entry/2019/03/28/165356

大空小学校に密着した1年間のドキュメンタリーは映画化もされました。

大空小学校とは?
大阪市立大空小学校。大阪市住吉区にある公立小学校。2012年度の児童数・約220人のうち、特別支援の対象となる数は30人を超えていたが(通常学級数6・特別支援学級7)、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ。教職員は通常のルールに沿って加配されているが、地域の住民や学生のボランティアだけでなく、保護者らの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っている。学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」であり、不登校はゼロ。唯一のルールとして“自分がされていやなことは人にしない 言わない”という「たったひとつの約束」があり、子供たちはこの約束を破ると“やり直す”ために、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。テレビ版「みんなの学校」の放送後には全国各地から、支援を必要とする子どもたちが数多く、校区内へと引っ越している。

映画みんなの学校ホームページよりhttp://minna-movie.jp/school.php

f:id:wakuwakutown:20191122125208j:image

本の中からいくつか木村先生の言葉をご紹介したいと思います。(素晴らしいセリフだらけでこんなに付箋が(^^;;)

24p(発達障がいと言われた子どもとのやりとりについて)「子どもの対応や教育にはマニュアルがありません。どんな対応が正解かはわからないし、答えも一つではありません。だから、私たちは子どもに学ぶしかないのです」

51p(学校に通えない子どもへの対応として)一番大切なこと。それは、子どもの声を聴く、ということです。ただ、漠然と聞くのではなく、子どもの声に耳を傾けようとする姿勢が、目の前の大人にあってほしい。

67p「良い学校」というのは誰が評価するのか。世間なのか、行政なのか、地域なのか。そのどれでもありません。「自分の学校は良い学校」そこで学ぶ子どもたちが、心からそう言える。それがほんとに良い学校なのだ。

p143 「できる」「できない」で分けることなく、いつも一緒にいるから学び合える。

p186 学校はあるものではなく、つくるもの。学びの主体である子ども自らがつくる。サポーター(保護者)が、自分こ子どもの学校を自分がつくる。地域の人がら地域の宝が学ぶ地域の学校をつくる。教職員が、自分の働く学校を自分がつくる。これご「大空の学校つくりの理念」です。

 

もちろんいまの羽生市の学校が悪いなんて思っていません。

参観日の授業や二者面談のお話でも、先生方が一生懸命やってくださっているのは十分理解してきます。

けれどこの大空小学生のように、子どもたちが、そして私たち保護者自身が「自分が作っている自分の学校」という意識があるかというと、

それは残念ながら全くありません。

学力テストや不登校の問題だけではなく、子どもたちの教育環境をまわりの大人がしっかり作っていくこと、

そして子どもの学びの場を守るということは、大人の責任ではないかなと思います。

「全てのこどもに居場所がある小学校が作りたい」

「学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく」

映画『みんなの学校』でのこれらのセリフのような学校をみんなで作っていけるよう、

はにゅう市民ネットではこれからも色々取り組んでいきたいと思います❗️

そして2021年2月にこの「みんなの学校」上映会を目標にしています(^o^)/

ぜひ一緒に上映会やりたーいという方、羽生市の学校について一緒に考えたいという方、こどもの居場所作りをしたいという方など、

ぜひぜひご連絡くださいね😊✨ 

こどもたちにとって、社会にとって、よりよい学校をみんなで作っていけるといいですね✨

はにゅう市民ネット
はにゅう市民ネット3つのルールのためカンパをお願いしています

ゆうちょ銀行
(記号)10340
(普通)94510811

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合
金融機関コード 9900
店番 038
預金種目 普通
店名 038
口座番号 9451081

はにゅう市民ネット3つのルール
1、      議員は最長3期で交代
代理人(議員)にはだれでもなれますが、最長3期まで。
これは議員を職業化、特権化しないためです
2、      議員報酬はみんなの活動費
議員報酬は市民の政治活動のために有効に活用します。
お金の流れはすべて公開します。
3、      選挙はカンパとボランティア
全員ひとりひとりの力(知恵、時間、労力、賃金)を活かし大勢による参加型の選挙活動を行っています