ついにオリンピックが始まりました!2021だけどTOKYO2020です!
「緊急事態宣言下で」「新型コロナ感染対策は」「医療体制が万全ではない中の」「子どもの行事が中止されている中でなぜ五輪は」など、様々な声がある中での開催です。
「もう始まったんだから水をさすな」と感じる方もいるかもしれませんが、私たちはこの「平和の祭典」の在り方に関し、ずっと考え続けなければならないと思います。
そんなオリンピック関連の連休中、私は川越で手作り和菓子体験をしてきました^ ^なんと上の写真は私の手作り!(もちろん材料はすべて準備していただいて成形のみですが^^;)
6月議会で取り上げた「パートナーシップ制度の導入に向けて」の一般質問で大変お世話になった『レインボーさいたまの会』の皆さんと、同じくパートナーシップ制度について活動する議員有志と一緒です。
▶︎令和3年6月議会その⑤ーパートナーシップ制度の導入についての一般質問ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
私たちが教えていただきながら作ったのは、川越の老舗和菓子屋・亀屋kashichiさんの上生菓子「開花ーbloomー」ですが、
これは亀屋さんが多様性を尊重し、LGBTQを啓発する意味合いを込めて製作されたお菓子ということです。
今日のブログのタイトル『オリンピックと和菓子』についてですが、
オリンピックの開催が1年延期となり、森元組織委員会会長はじめ、またこの数日で多数の大会関係者がその発言や過去のふるまいに起因し辞任されていて、
辞任の理由の多くは「五輪憲章に反しているから」「ふさわしくないから」というものでした。
わたくし、すみません今回初めて五輪憲章なるものを読みましたが、五輪憲章は6章61条からなっていて、基本原則として
「オリンピズムが求めるのは、教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の尊重」
「いかなる差別を伴うことなく、平和でよりよい世界をつくることに貢献すること」
とあって、基本原則の8つ目には「スポーツの実践はひとつの人権である」と謳われています。
手作り和菓子体験のあとは、川越の最明寺に移動しみんなで意見交換をしました。
ジェンダー不平等や女性への差別、障がい者に対するいじめや無理解、認められないLGBTQの権利など、
これまで日本がずっと蔑ろにしていたことが、今回のオリンピックで明るみに出た、このことに今こそ向き合わなければいけないし、これをオリンピックのレガシー(遺産)とすべきだ、
との声があり、本当にその通りだと思いました。
ちなみに最明寺は、性的マイノリティに特化した仏前結婚式が挙げることができるお寺であり、またフードパントリーの活動や障がい者支援、学習支援など、地域に開かれた場所として注目されている場所でもあって、
そして川越市も、2020年5月からパートナーシップ制度が始まり、行政だけでなく亀屋さんのような地元の企業や地域も一体となりLGBTQに関する取り組みが進んでいる自治体です。
自分の中でオリンピックに対してどのようなスタンスで臨むか、に関してずっとモヤモヤしていて、それはオリンピックが始まった今も同じですが、
けれど今回の川越での体験や意見交換を通じて、やっぱり暮らしていく上でまず大切なのは『ひとりひとりが尊重される社会であること』だと痛感しました。
そのためには、私は市議会議員としてできることに取り組んでいくこと、
改めて明るみに出た問題に向き合っていくことが大切で、
…と言ってすぐ出来ることはないのですが涙!これまでと同じく、日々精進していきたいと思った1日でした^ ^
皆さまもぜひ、このオリンピック開催中に「五輪憲章が求めているもの」について考えてもらうことは、これからの社会のあり方についてものすごく大きな一歩になることだと思います!
お世話になったレインボーさいたまの会の皆さま、最明寺の皆さま、議員の皆さま、どうもありがとうございました😊✨