さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

みんなが安心して暮らすことのできる社会って?

こんにちは、はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。なんだか堅苦しいタイトルをつけてしまいましたが、お気楽に読んでもらえると嬉しいです。

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さて現在、私は羽生市議会で唯一の女性議員ということもあり、生理の貧困問題やひとり親への支援、そして羽生市における男女共同参画についてなど、女性の権利に関することについても、議会でぐいぐい取り上げております。

女性の権利…

という言葉を使うと、「男性だって大変だ」「女性のほうが得してる場面も多いのでは?」という声が必ず聞こえてきます。はい、その通りだと思います。

家計において主な生計者となることの多い男性のプレッシャーは厳しいものだろうし、カフェや映画館ではレディースデーがあったり、女性の権利といってもぴんとこない方も多いかもしれません。

それどころか「フェミニズム」という言葉なんて、クソフェミとか言われちゃったり、悪い印象を持ってる人も多いかもしれない…

フェミニズムは「女性の社会的・政治的・法律的な自己決定権を主張し、性差別からの解放と両性の平等を目指す思想」と定義されています。

けれど私は、女性の権利を求めることや、フェミニズムの運動について、東京大学名誉教授の上野千鶴子先生が2019年に東大入学式の祝辞でおっしゃられた、

フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

という言葉こそ、大切にすべき本質だと思っています。強くても弱くても、みんながそのままで安心して暮らすことのできる社会を目指すことこそがフェミニズムであり、私もそのような考えのもとで日々活動しています。

▶︎平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学

さて、実は11月は女性に対する暴力をなくす運動(11月12日から11月25日まで)と、全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間(11月12日から11月18日まで)でもあり、現在羽生市役所でも一階ロビーにて様々な関連掲示が行われています。

▶︎全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間の実施について | 羽生市

また埼玉県におきましても、女性が自分らしく活躍できる埼玉を実現するため、女性、男性、職場、社会のため、就業・再就職・キャリアアップ支援や男女ともに働きやすい職場づくり、男性育児休業の取得促進のアプローチなどを積極的に進めており、様々な取り組みを行っています。

▶︎「女性活躍に向け取組を推進中」~ワンストップ支援や男性育児休業の取得促進など~ - 埼玉県

これら県の取り組みで注目すべきなのが、やはり〈男女ともに働きやすい職場づくり〉や〈男性育児休業の取得促進〉と、女性へのアプローチはつまり、男性へのアプローチということ!男性の権利を奪うわけでは決してなく、みんなで安心して暮らせる社会をつくろうよ、ってことなんです(o^^o)

さて、昨日のブログでも記したよう、12月議会で羽生市男女共同参画について取り上げます。〈強くても弱くても、みんながそのままで安心して暮らすことのできる社会をつくる〉ことを目的に、市へ提案していきたいと思いますので、ぜひご注目いただけると嬉しいです!