さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

令和3年度12月議会その⑩ー意見書の提出ー

こんにちは、寒い日曜日の朝でしたね❄️ 皆さまいかがお過ごしでしょうか?羽生市議会議員のさいとう万紀子です。12月議会の報告その10まできました^^; 今回でおしまいですので、読んでいただけると嬉しいです。

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さて、これまで議会の仕事として議案の審査やその内容(補正予算の使い道とか)、また一般質問での色んな提案をご報告してきたのですが、議会の仕事として意見書の提出や決議の採択、また陳情や請願の受け付けなどもあります。

12月議会では2件の意見書の提出が決定しましたので、今回はそのご報告をしていきます。

さてそもそも意見書とはなにかというと、地方公共団体の公益にかかわる事柄に関して、議会の議決に基づき、議会としての意見や希望を意見書として内閣総理大臣、国会、関係行政庁に提出できること」で、つまり国などに対して市議会の意思として提出する文書のことです。

意見書は様々な内容のものがそれぞれの議会で採択されていますが、例えば最近ですと、大規模な土石流災害が起きた熱海市議会では、国に対して全国統一の安全基準や抑止力ある罰則規定の制定といった盛り土規制強化を求める意見書(▶︎「全国統一の盛り土基準を」熱海市議会が国に意見書(産経新聞) - Yahoo!ニュース

埼玉県議会からはケアラー支援の法制化等を求める意見書(▶︎令和3年9月定例会 意見書・決議 - 埼玉県議会)、埼玉県の八潮市議会では生理用品を軽減税率の対象とすることを求める意見書(▶︎生理用品、生涯で45万円以上の負担…軽減税率の対象にして 八潮市議会が意見書採択「少なくとも8%に」)などが注目されましたし、

また選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書は全国の多くの議会で採択されていて、国の方針に関して「こうした方がいいんじゃないですか?」と議会から提案するのが意見書となります。

さて説明が長くなりましたが、今回羽生市議会で提出することになったのは

①「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」と

②「米価下落対策を緊急に求める意見書」です。

①に関して、私も沖縄の方にお話しを聞くまで知らなかったのですが、沖縄ではまだ多くの遺骨が残されたままとなっていて、なんと現在、その遺骨が含まれる沖縄県南部地域の土砂を辺野古の埋め立てに利用している、という状況があります。

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(一部加工しています)

人道上大きな問題があることから、全国100以上の議会で意見書が採択されていて、羽生市議会としても、今回遺骨を含む土砂を利用しないことを意見書として要望することはよかったと同時に、さらに全国で広がってほしい取り組みだと思います!

②の米価に関しては、埼玉県では今年の米の買取価格が1俵あたり3割以上!も下落してしまったことから、余っている米を生活困窮者や学生、子ども食堂などへ供給したり、農家への支援を盛り込んだ内容となっています。

羽生市の農家の方からもなんとかしてほしい、という声を聞いていたので、行政の支援とともに、議会としても意見書を提出できることはとてもよかったと思います^ ^

▶︎令和3年12月定例会議案一覧 | 羽生市(意見書の詳しい内容はこちらです)

しかもなんと意見書2つとも、全議員が提出議員となってくれ、羽生市議会一同の名前で提出できることになりました!よかった✨

以上、令和3年度12月議会の報告でした!最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました!