皆さま、突然ですが、気候変動についてどのようなお考えをお持ちでしょうか？
………
と言われても、そりゃ最近テレビや新聞でもよく聞くけど、あんまりぴんとこない、という方も多いかもしれません^^;
けれど実は、日本は世界で最も強く気候変動の影響を受けている国のひとつで、
例えば2018年の西日本豪雨、2019年関東に上陸した台風15号、19号、2020年7月の熊本豪雨など、これまでは100年に1度と言われていた大型台風は毎年のように発生しており、温暖化と無関係と見られる地震や火山噴火の発生数に大きな変化はないけれど、豪雨や洪水、異常高温など温暖化が影響するとみられる災害は40年で倍になったとも言われています。
市民ネットでも、環境問題に関するアクションを起こしたり（▶︎Ｇ7直前全国アクション | あと4年 未来を守れるのは今）、私も様々な勉強会等に参加したり（▶︎気候危機に関する勉強会 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり）、市の環境基本計画にパブコメを提出したり（▶︎パブコメを出そう❗️ー環境基本計画編①ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり）、ゴミをなるたけ減らしたりゴミ拾いをしたりしてるのですが！（▶︎利根川土手のゴミ拾い(^o^)/ - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり）
やっぱり個人レベルだと出来ることは限られているし、世界の気候問題に立ち向かうことは非常に難しいーー(>_<)！！
まずは多くの方に、この気候変動や温暖化はもはや将来の問題ではなく、「今ここにある危機」であると一刻も早く認識してもらう必要があり、
そのために「まずはみんなで気候危機に関する情報を共有しよう」「環境問題に取り組もう」と、多くの方へ伝える手段として世界中で行われているのが『気候非常事態宣言』です。
気候非常事態宣言とは、国や、自治体、学校、団体といった組織が、気候変動が異常な状態であることを認める宣言を行うと同時に、気候変動（もはや気候危機）を緩和するための積極的な政策を打ち出すことによって、市民や事業者などの関心を高め、気候変動への行動を加速させるもの▶︎気候非常事態宣言とは・意味 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
2016年にオーストラリアのデアビン市で初めて出されたこの気候非常事態宣言、国レベルで非常事態宣言をしたのは日本も含めて15カ国とEU。地方議会や自治体レベルの宣言も含めると、2千近くにのぼります（▶︎「気候非常事態宣言」 世界各地の国会や地方議会で次々：朝日新聞デジタル）
気候問題は安全保障にも例えられており、異常気象による地域・個人レベルの様々な損害、人々の生活やその前提となる食料やエネルギーなどの供給不足、社会の対立や不安の誘因など、取り返しのつかない大きなリスクをはらんでいます。
いち早く温室効果ガスの排出をゼロにしても、いまの子どもたちは今後何十年も過去の排出がもたらす現象に直面するとも言われており、
まずは何よりこの気候非常事態宣言を羽生市としてすぐに出して、市民とともに取り組んでいくべきだ！と以前より市に伝えていたのですが、
残念ながら羽生市長は「何年後かには…」とのお答えで（▶︎会議録検索システム令和3年3月議会答弁より）
それではあまりにも遅く、気候危機に関してはいますぐの対応が必要であり、これは議会として働きかけをすべきだとの考えから、
今回羽生市議会では、議員全員が賛同して「気候非常事態宣言に関する決議」を可決しました！
この気候非常事態宣言に関する決議でなにより嬉しかったのが、議員14名全員が一体となって決議を提出できたことです✨✨（私の名前が1番上なのは、単に新人議員だからです）
羽生市議会として「気候危機に関して一刻も早く取り組むべき！」という思いを決議という形で行政（羽生市）に伝えましたので、
ぜひ羽生市には、自治体として出来ることに最大限取り組んでほしいですし、多くの方にこの気候非常事態宣言、また気候変動に関して知ってほしいと願います！
最後に提出した羽生市の「気候非常事態宣言に関する決議」を掲載いたします。
ーーーーーーー
気候非常事態宣言に関する決議
近年、世界各地で記録的な高温や大規模森林火災、大型台風など、地球温暖化の影響と考えられる被害が多く発生している。
この危機的状況を脱するために、2015年に採択された「パリ協定」では、産業革命前からの世界平均気温上昇を1.5℃未満に抑える努力目標が定められている。
しかし世界の二酸化炭素排出量は、今もなお増加を続け、気候危機の状況は、まさに非常事態に直面している。このまま温暖化が進むと埼玉県では熱中症のリスクが最大2.5倍となり、稲作では高温による品質低下リスクも拡大すると予測されている。
利根川に育まれた自然豊かな羽生市では、第6次羽生市総合振興計画において温暖化防止等による環境保全として、温室効果ガス排出の削減を推進しているところである。
持続可能な社会の実現のためには、地球温暖化に起因する気候変動が、人間界や社会にとって著しい脅威となっていることを一人ひとりが認識する必要がある。
羽生市議会は、すでに多くの自治体、研究機関、教育機関等が気候非常事態を宣言している現状に鑑み、羽生市が市民と協力し下記の取り組みを踏まえた「気候非常事態」を宣言し、先進的な取り組みを行うよう強く求める。
ひとつ、気候危機の現状について、市民や事業者と情報を共有し協働して気候変動対策に取り組むこと
ふたつ、羽生の豊かな環境を守りながら、2050年までに温室効果ガス排出ゼロを推進すること
みっつ、地産地消を含め、ひと、まち、環境に配慮した循環型社会を推進すること
以上決議する。
ーーーーーーーーー
最後まで読んでいただいて、本当にどうもありがとうございました！
今後とも、日々の暮らしのため、子どもたちの未来の環境へ繋げていくためにも、気候変動に関してしっかり取り組んでいきたいと思います。
はにゅう市民ネット
はにゅう市民ネット３つのルールのためカンパをお願いしています
ゆうちょ銀行
（記号）10340
（普通）94510811
ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合
金融機関コード 9900
店番 038
預金種目 普通
店名 038
口座番号 9451081
はにゅう市民ネット３つのルール
１、 議員は最長3期で交代
代理人（議員）にはだれでもなれますが、最長3期まで。
たくさんのひとがまちづくりに関われるようにするためです。
２、 議員報酬はみんなの活動費
議員報酬は市民の政治活動のために有効に活用します。
お金の流れはすべて公開します。
３、 選挙はカンパとボランティア
全員ひとりひとりの力（知恵、時間、労力、賃金）を活かし大勢による参加型の選挙活動を行っています
