さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

とっても大切な生活排水処理のこと②

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。2019年に選挙に出るまで「当たり前」に羽生市に暮らしていましたが、上下水道施設や清掃センター、小中学校や給食センター、公民館や消防署など、議員になって様々な公共施設に足を運ぶ機会が増えたことで、「あーー私の当たり前の暮らしって、こんなにたくさんの人や施設の上に成り立っているんだなー」と改めて実感しています。

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羽生市役所から見える風景)

と同時に、こういう暮らしのこと、施設のこと、どんな風になってるとか、お金はどのくらい掛かって運営されてるとか、壊れたらどうなるとか、これみんなが知らなきゃやばいな!!という危機感も感じるようになりました。

前回、羽生市の水質浄化センター視察への報告をまとめましたが、トイレにいって水を流すだけでいい、水道をひねるだけで綺麗な水が出るっていうのは、決して当たり前のことではないんですよね。

▶︎とっても大切な生活排水処理のこと!① - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

多くの方に知っていただくことで、いざという時みんなで知恵を出し合えると思います。そのためにも今日も記してまいりますので、ぜひたくさんの方と話してもらえると嬉しいです!

さて改めて羽生市の生活排水処理ですが、地域によって処理方法が異なり、公共下水道と浄化槽で行われています。

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▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2009060102813/file_contents/dai5syou.pdfより

上の写真は羽生市の地図ですが、Aの地域(主に羽生駅周辺の市街化区域と呼ばれるところ)では公共下水道での処理(前回のブログの通り水質浄化センターで処理されたあと、処理水は放流)が、それ以外Bの地域(市街化調整区域と呼ばれるところ)では、浄化槽での処理が行われています。

※浄化槽とは日常生活で生じた汚水やし尿を微生物の働きにより分解し、放流するための設備です

この生活排水処理の実施主体ですが、Aの公共下水道は羽生市が、Bの浄化槽は個人です。浄化槽は家を建てる時など個人で購入し、また点検、検査等も個人の負担、責任となっています。

▶︎浄化槽の維持管理と法定検査 | 羽生市

さて、そしてAの地域の公共下水道ですが、その整備は昭和61年から行われ、現在羽生市の人口の約36%の方が公共下水道を利用している状況ですが… 実は羽生市の下水道使用料って20年以上変わっておらず、今後の設備交換に不安がある状態です。

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(施設はかなり年季が入っています)

羽生市の下水道使用料は1㎥あたり99.11円なのですが、それに対し1㎥あたりの汚水処理にかかるお金は現在150円、つまり1㎥当たり約50円の損失(赤字)となっていて、損失分を皆さんの税金で補填するという、非常に不安定な状態が続いています。

その不安定な状態を解消し、中長期的に自立させ、ライフラインである下水道事業を安定して行なっていくため、羽生市では令和5年1月1日から下水道使用料の値上げが決定しています。

▶︎下水道使用料について | 羽生市

下水処理は暮らしのうえで誰にとっても必要不可欠で、トラブルがあって汚水処理できない、ということがあってはならないものです。ぜひこれを機会に生活排水処理について一緒に考えていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

 

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