さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

「医療的ケア児支援の現状と課題」について質問ー令和5年度12月議会その③ー

こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。昨日は「医療的ケア児支援の現状と課題」についての一般質問を行いました。「医療的ケア児」や「障がい」について、自分には関係ないな、と思う方もいるかもしれません。私自身そう思って生きてきたけど、立候補のきっかけにもなった家族の突然の難病の経験からいざという時には「支え合えるまちづくり」が誰にとっても必要で、また「みんなが暮らしやすい社会」を考え続けることに、関係のない人はいません。

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医療的ケア児支援法の大きな目的は「誰もが産み育てやすい社会の実現」であることを踏まえつつ、読んでいただけると嬉しいです。

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1項目目は「医療的ケア児支援の現状と課題」について質問いたします。2021年9月に医療的ケア児支援法が施行され、ケア児の日常生活を社会全体で支え、「誰もが生み育てやすい社会の実現」のための取り組みが始まりました。医療的ケア児とは、人工呼吸器やたんの吸引などの医療的ケアが日常生活に不可欠な未成年者のことで、厚生労働省によると、2022年で推計2万人。新生児集中治療室の整備といった医療技術の進歩で、この10年でケア児の数は倍増したと言われていますが、保育や教
育の現場での受け入れ体制や、経済的、精神的負担が大きい家族へのサポートは、まだ十分とは言えない状況です。

▶︎http://iryou-care.jp/%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E7%259A%2584%25E3%2582%25B1%25E3%2582%25A2%25E5%2585%2590%25E6%2594%25AF%25E6%258F%25B4%25E6%25B3%2595%25E7%2589%25B9%25E8%25A8%25AD%25E3%2583%259A%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8/
そんな中羽生市では、障がい児保育事業補助金の増額や学校看護師の配置など、ケア児や家族への支援に先進的に取り組んでくださっていることに感謝の意を表するとともに、改めて現在の支援状況の確認と、現状に応じた今後の提案をさせていただきます。
まず 1 点目は医療的ケア児支援の現状について3つ伺います。ケア児支援は特に、保健、医療、福祉、子育て、教育等の現場などでの情報共有が欠かせません。庁内、また外部との連絡や情報共有など、連携の現状についてお聞きします。二つ目は障がい児の保育所入所等受け入れに向けた研修の進捗状況について、そして3つ目として、第 2期障がい児福祉計画で目標としている「重症心身障がい児を支援する児童支援発達センターや放課後デイサービスの設置数」の現状についてお聞きします。

▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2021040500020/file_contents/6.pdf
2 点目は、災害時の避難や受け入れ態勢についてです。東日本大震災では、障がいのある方の死亡率はない人に比べ 2倍以上というデータもあり、市民の福祉の向上を担う行政として、普段からいざという時の避難先の確保やその安全性の確認が求められます。医療的ケア児にとって、人工呼吸器等医療機器稼働のため電力の供給は命に直結しています。市内には14 か所の福祉避難所が確保されていますが、福祉避難所における停電時の電源確保について、また、災害時における、羽生総合病院での医療的ケア児受け入れに関し、進捗状況についてお聞かせください。

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(11月に行われた羽生市総合防災訓練の様子)
3 点目は日常生活用具の申請についてです。日常生活用具は、障がい者の日常生活および社会生活を総合的に支援するための法律に基づき、日常生活用具の給付等を行うことにより、障がいのある方の経済的負担の軽減および日常生活の便宜を図ることを目的としています。しかしその運用に関しては、社会や地域の実情等に応じて自治体が規則を作成しているため、自治体ごとに給付内容や申請方法が違うという現状があります。2 点目で質問したよう、医療的ケア児にとって、電力の供給は命に直結していることから、人工呼吸器用自家発電機や外部バッテリーなどを日常生活用具の対象品目を申請対象としている自治体が増えています。ぜひ、羽生市でもこれらの品目を対象とすべき必要と考えますが、いかがでしょうか。

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羽生市日常生活用具の給付に関する規則)
また羽生市では申請にあたり、「医師の診断書の提出が別途必要」という項目が非常に多くなっています。診断書は 1 枚 3千円から5千円程度の費用が掛かるため、成長に合わせての申請が必要なケア児の家庭に、経済的負担が大きい現状です。診断書ではなく、受給者証、または障がい者手帳で代用することが可能ではないでしょうか。ぜひ「社会全体で医療的ケア児の日常生活を支える」ための取り組みが、羽生市でもさらに進むことを願い、一項目目の一般質問といたします。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました!市役所からの回答は、また次回以降ご報告いたします。

▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)(さいとうのFacebookInstagram、メールアドレスなどはこちらから)

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