こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。今年の元日に起きた能登半島地震では、最大震度7の揺れで建物の倒壊や津波、火事などにより大きな被害となりましたが、輪島市では、3ヶ月たった現在（2024年3月時点）も市の世帯数の約47パーセントにあたる5550戸で断水が続いているなど、水道管被害が国内地震で最大ということが報告されています。
▶︎能登の水道管損傷、東日本大震災の7倍 下水道管は46%で被害疑い [能登半島地震]：朝日新聞デジタル
（羽生市でも水道管が破裂した時のための訓練が行われています）
大きな被害が出た背景には、水道管の耐震化率の低さがあると言われていて、石川県の導水管や配水本管など主要な水道管で、耐震性が認められた割合は36.8％（令和3年度末時点）ということです。
（水道管はこんな感じです）
低い、と思われるかもしれませんが、これはまっったく他人事ではなく、全国平均の水道耐震化率は41.2％、ぶっちゃけ羽生市では29.3%に過ぎません。
これまで、何度もこのブログでもお伝えしてきたのですが、水道をひねれば水が出るということは、残念ながら当たり前のことではありません。上水道も下水道も市の職員さんが24時間管理をしてくれていて、漏水の情報が入れば、夜中でも対応してくれている、ということを私は議員になって初めて知りました（大人としてすみません…）
▶︎とっても大切な生活排水処理のこと！① - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎水道料金、下水道代料金のこと〈令和3年度9月議会⑧〉 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
▶︎大切なおはなし〈下水道使用料の値上げについて〉令和4年度3月議会11 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
（羽生市水質浄化センター、どこにあるかご存知ですか？）
また、水道管の耐震化率は低い羽生市ですが、大元となる「水道（浄水）施設」の耐震化率は71.4%と、全国平均の39.2%を大きく上回っており、もちろん今後も、水道管、また水道施設の耐震化に計画的に取り組んでいくことになっています。
しかしなぜ全国でここまで耐震化が進んでいないのか、というとそれは人口減少・財源不足が主な原因と言われています。
「輪島市では水道の利用者数や使用水量の減少に伴い料金収入が減り、令和３、４年度決算で１億円以上の財政赤字が続く。限られた財源で法定耐用年数（４０年）を超えた老朽管を優先的に修繕するため「なかなか耐震管に進めないのが現状」（担当者）だ。」とのことですが、
▶︎４万戸超で断水続く 水道管耐震化率の低さなど複合要因影響 能登半島地震 - 産経ニュース
羽生市、また全国で同じような状況となっています。
▶︎安心安全な水を利用するためのお願い - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり
すみません、非常にここまで前置きが長かったのですが、羽生市ではこのような事態を受けまして、老朽化していく水道管をしっかり維持管理していき、また安定的に羽生市の水道事業を行っていくために、水道料金を改定、つまり値上げすることがこの3月議会で正式に決まりました。
いつ、どのくらい値上げするのか、それは次回ご報告していきます。
▶︎齋藤万紀子 lit.link(リットリンク)（さいとうのFacebook、Instagram、メールアドレスなどはこちらから）
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