さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

飯舘バーチャルツアーに参加しました

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。突然ですが皆さま、この風景がどこだか分かりますか?

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実はここ、福島県の飯舘(いいだて)村なんです!…、といっても残念ながら現地に行ったわけではなく、今日は生活クラブ羽生支部が企画した「飯舘バーチャルツアー」に参加して、ワークヒルズ羽生で見たオンライン上の飯舘の風景です。

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バーチャルですので、実はこんな感じでした!今日のツアーは、2014年に設立された飯舘電力のナビゲーターさんによる、「自宅にいながら飯舘村をバスでめぐる」ことのできるツアーで、なんとワークヒルズとオンライン、あわせて52名もの参加がありました!

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皆さま、飯舘村のことはご存じでしょうか?飯舘村福島県北部にある小さな村ですが、もともと日本の「最も美しい村連合」に認定されていた、村の面積の8割が森という豊かな地域でした。

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そう、でも、2011年3月11日の大地震、そしてその後の原発事故です。3月15日に東京電力福島県第一原発が爆発し、風が北西に吹いていたため、大量の放射線飯舘村にも降り注ぎました。

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家も、学校も、田畑も、牛も、コミュニティも全て残し、飯舘村は2011年4月に全村避難となり、除染のため美しい村には大量のフレコンバッグ(除染土を保管したもの)が置かれることになりました。100ベクレルが基準とされる食品中の放射性セシウムですが、今年採れた飯舘の山菜からは、なんと最大で1万7000ベクレルが検出されたということです。

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2017年に全村避難は解除され、野球場や体育館、サッカーコート、小中一貫校、道の駅、様々な建物がつくられたけど、村に戻ったのは以前の25%ほどの村民の方だけで、しかも20歳未満の若い世代はなんとその1.7%(20人)ということです。

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原発事故は他人事ではありません。これは東京都葛飾区の都立水元公園東京電力福島第一原発から200キロ以上離ていますが、都内の公園では事故の影響が最も強く残っているといいます。

▶︎都立水元公園(葛飾区)の放射能汚染は今

いま、東日本大震災から11年経って、最近は原発の再稼働や、廃炉を延長、ましてや新設する、なんて報道もありますが、2011年の原発事故はまだ全然終わっていない、ということを今日のツアーで改めて目の当たりにしました。

原発は数万年以上にわたり管理が必要な核のごみが出るのに加え、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、そして東京電力福島第一原発事故にみるように、大きな大きな事故のリスクがつきまといます。

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このバーチャルツアーを行なっている飯舘電力は、①若者・子供達のための雇用創出 ②豊かな自然の保護と再生 ③自然エネルギーの地産自立を目標としている電力会社で、このツアーも、再生可能エネルギーの普及、脱原発と復興支援、そして原発事故の風化防止を目的としたものといいます。

▶︎飯舘電力株式会社

あなたの家の電気はどうやって作られて、どこからきてるものですか?多くの方が再生可能エネルギーを選ぶことが、飯舘電力を応援することに、また脱原発につながります。ちなみに我が家は飯館電力を含む再生可能エネルギーを扱う生活クラブエナジーの電気を使っています!!

▶︎生活クラブエナジー|生活クラブのでんきで、いつもと変わらないくらし

個人の切り替えも大切ですが、もちろん自治体の取り組みも重要で、現在多くの自治体が再生可能エネルギーへと切り替えたり、また地域で電力会社を作りエネルギーの自給を始めています。

今日学んだこと、感じたことを生かして、ぜひ羽生市でも再生可能エネルギーへと切り替えについて取り組んでいければと思います!

 

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まちづくりへの関心の高まり!

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。今日は共通の友人を通じて、まちづくりに関心のある方々と繋がり、日高市にてお話しをしてきました^ ^ なんと2人は山梨県からいらしてくださり、そして長野県の方とはオンラインを通じて色んなおしゃべりをしてきました!

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(場所は日高市のカフェ日月堂

2枚目の写真手前左に写っているのは、日高市議会議員の松尾まよかさん。

▶︎松尾まよか プロフィール – 松尾まよか | 日高市市議会議員

私も松尾さんも2019年に市議会議員選挙に立候補して、世代も一緒。お互い「多様な声をまちづくりに反映したい」「子どもたちに自然豊かな環境を残したい」という気持ちで活動しているので、一緒に視察に行ったり、色んな情報交換をしたり、また共にまちづくりに関心を持ってもらえるような発信に取り組んでいます。

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お昼を食べながら、暮らしているまちのことやそれぞれの議会のこと、地域で気になることや「こうしていきたい!」という未来のことなど、みんなで色んな話しをしました。住んでいる場所は違っても、みんな「まちをよくしたい」という気持ちで繋がっていけることは、本当に心強いなあと思います^ ^

ここ数年、新型コロナウイルス感染症拡大による制限などで、海外旅行はもちろん、国内旅行に行くことも難しかったり、またリモートワークが広かったことなどで、自宅にいる時間が長くなったと言われています。それらの影響もあってか、自分の暮らしている地域への関心が高まったり、地元を盛り上げよう!という動きが大きくなってきたように感じます。

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これは2021年1月に作成した市民ネットのレポートですが、ここ1、2年で羽生市にも新しい場所ができたり、また市内で定期的なマルシェもたくさん開催されるようになりました✨(サンバンドや青縞の市、さん歩マルシェにHappy Cyclingなどなど!)

マルシェで買い物したり自分がお店を出したり、自分のまちを知ることや、投票に行くこと、そしてもちろん議員になることも、まちづくりへの関わり方は本当にたくさんあります。

「どんなまちに住みたいか」を一緒に考えながら、色んな形、色んな方法でたくさんの方とまちづくりをしていけたらと思っています。

ぜひ「まちづくり」のお話し、羽生市でもしていきましょー!

 

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有機農業・オーガニック給食に関する勉強会

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。市議会議員の仕事は「家庭のゴミ処理や地域の学校のこと、まちの水道のことなど地域に密着しています!」…なのですが、やっぱりゴミ処理については国の方針や気候危機対策を考えなくちゃいけないし、学校のことは文部科学省からの通知が大きく影響してきます。

地域のことはもちろんなのですが、国の政策や法律、社会の情勢についても学ぶこともやっぱり大切で、昨日は「地方×国 政策研究会」の勉強会に参加してきました!

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テーマは有機農業をめぐる事情」で、農林水産省の職員さんと、食の問題を中心に講演を行っている印鑰(いんやく)智哉さんに、オンラインでお話しを伺いました。

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▶︎https://www.env.go.jp/content/900449080.pdf

日本では昨年5月に、農業の生産力向上と持続性の両立を実現をめざす「みどりの食料システム戦略」が策定されたことをご存知でしょうか?

これは2050年までに、農林水産業のC02ゼロの実現や、耕地面積に占める有機農業の取り組み面積を25%、100万haに拡大することなどの目標を掲げるなど、つまり持続可能な食料システムの構築のため、有機農業を進めていきます!という計画です。

有機農業は、生物多様性保全地球温暖化防止に有効であると同時に、農薬を減らすことで私たちの健康にもメリットがあることなどから、世界中でその取り組み面積が拡大しています。

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が、日本ではまだまだ少ない〜!

実は羽生市でも、これまで市役所が中心となり、特別栽培米(農薬や化学肥料の使用について厳しい規定を守り、より手間ひまかけて栽培されたお米のこと)を作ってくださる農家さんを増やしてきたそうですが、買い手(販路)が見つからず、現在は栽培をやめてしまった農家さんも多い、ということなんです。

…なんてもったいないーーー!!!

そうなんです、どうしても手間ひま掛かる有機食材は値段が少し高くなるため、お店に同じように並べていては選ばれにくい、という状況があるんです。

しかしその解決策として、自治体が有機食材を給食で活用する」という動きが全国で広がっています。これは有機農家だけでなく子どもたちの健康、ひいては地域の環境や経済を守る取り組みでもあり、特に学校給食で100%有機米を実現した千葉県いすみ市には、全国から大きな注目が集まっています。

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(印鑰さんの資料より)

▶︎オーガニック給食マップ

▶︎給食をすべて有機米にした千葉県いすみ市 世界の有機農業は日本のはるか先を行く:朝日新聞GLOBE+

▶︎いすみ市の有機米給食についての勉強会 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

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現在農水省では、有機農業支援として様々な施策を行なっているそうです。地域の経済対策や豊かな地球環境を守るため、また豊かな食生活を考えるためにも、ぜひ羽生市でも有機農業の取り組みを応援していけたらと思います!

 

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羽生さわやかマラソンが開催されます

こんにちは、はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。今朝の新聞折り込みのレポート、見ていただけたでしょうか^ ^?

秋のお出かけ日和の、気持ちのいいお天気ですね。様々なイベントが再開されるようになりましたが、来年の3月はなんと4年ぶりに!羽生さわやかマラソンの開催も決定いたしました〜!

▶︎第40回藍のまち羽生さわやかマラソン【公式】

つきましては私も、市民ネットのメンバーと出場して羽生のまちを走りまーす‼️

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いや〜楽しみです🏃‍♀️ 

と言っても……実は前回2019年に出場して以来、ほとんど走っておりません〜😂少しずつランニングを再開し、どうにか10キロ完走できるようにしたいと思います!練習してるさいとうを見掛けましたら、どうぞ応援してやってくださいね。

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(前回2019年の羽生マラソンの様子)

羽生マラソンは、街頭からの応援の声も温かく、走りやすいコースと定評があります。今回から記念品等もリニューアルされるということで、ぜひみなさん奮ってのご参加、お待ちしております!ぜひ一緒に走りましょー(^o^)/

▶︎第40回藍のまち羽生さわやかマラソン【公式】

#羽生さわやかマラソン #スポーツイベント #ランニング #みんなで走ろう! #羽生市 #埼玉県羽生市 #加須市 #行田市 #市議会議員 #羽生市議会議員 #女性議員 #羽生市議会 #市民ネットワーク #埼玉県市民ネットワーク #はにゅう市民ネット #みんなが主役のまちづくり #さいとう万紀子 

まずは知ることの大切さ

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。今日は越谷市にて、東部改革ネットのメンバーと一緒に「性の多様性」についてのお話しを聞いてきました。

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お話ししてくださったのは、ダイバーシティ信州の会長で、性的マイノリティ当事者でもある小泉涼さん。ダイバーシティ信州は、さまざまな「違い」を尊重して受け入れ、多様な人が生きやすい世の中を実現していくために活動しているグループで、性的少数者の居場所づくりなど様々な活動を行なっています。

▶︎ダイバーシティ信州へようこそ! - diversityshinshu ページ!

「多様性(ダイバーシティ)」「LGBT」ってよく聞くけどまだよく分からないな、という方も多いと思います。今日は、小泉さん自身の体験談を交え、非常に分かりやすいお話しを伺ってきたので、ぜひお伝えしていきたいと思います!

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まず性の多様性について表すLGBTとは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字で、最近は「自分の性のあり方を探している状態にある人」を表すクエスチョニング(Q)を含めることもあります。

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セクシュアリティーとは、人間の性のあり方全般を指す言葉ですが、4つの要素があるといいます。それは①からだの性(生物学的な性)②こころの性(性自認)③表現する性(服装や行動、振る舞い、言動など)④好きになる性(性的指向で、トランスジェンダーとは、生まれた時の体の性とは異なる性を生きる人、心と体の性が一致しない人のことです。セクシュアリティーは「男女」のどちらか一方に分けることはできません。

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「自分の周りにはLGBTQ当事者はいないなあ」、そう思われるかもしれません。けれど全国的な調査で、日本では7.6%=13人に1人がLGBTQに当てはまる、という結果が出ています。(2020年の調査では8.9%)

▶︎電通、「LGBTQ+調査2020」を実施 - News(ニュース) - 電通ウェブサイト

13人に1人、これは学校で考えるとクラスに1人か2人という数字です。小泉さんは「『自分の周りにはいない』と思っていても、実は当事者はどこにでもいて『世間からの差別や偏見を恐れて声をあげられないだけ』」といいます。

残念ながら周囲の理解がなかったり、正しい情報にたどり着けないことで、「自分は変なんだ」という孤独感や、体と心が一致しないことでの非常に苦しい気持ちなど、性的マイノリティの方の問題は孤立の問題でもあります。また非常に悲しいことに、10代LGBTQの自殺念慮は3.8倍高く、自殺未遂経験は4.1倍高い状況など、性的マイノリティの方は自殺におけるハイリスク層に分類されています。

▶︎【調査速報】10代LGBTQの48%が自殺念慮、14%が自殺未遂を過去1年で経験。全国調査と比較し、高校生の不登校経験は10倍にも。しかし、9割超が教職員・保護者に安心して相談できていない。|認定NPO法人 ReBitのプレスリリース

最近は企業や自治体で、性の多様性や性的マイノリティに関する研修も多く行われるようになりましたが、小泉さんが中学校などで講演すると、必ず「自分もそうなんだ」という相談を受けるそうです。

苦しい思いをしている子どもたちの負担を少しでも取り除くためにも、まずは正しい知識を身に付けることが「命を守るための取り組み」になつながると小泉さんは言います。特に、

性的少数者が隣にいるかもしれないと想像力を持つこと」

「みんな同じが安心ではなく、みんな違って当たり前ということ」

を考えることが大切ということです。

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実は羽生市でも、10月15日に産業文化ホールにて「人権フェスティバル」が開催され、性の多様性と人権に関する講演会も行われました。ホームページなどでも様々な情報や啓発をしています。

▶︎性的少数者(LGBT等)への理解を深めましょう | 羽生市

▶︎埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例について(埼玉県からのお知らせ) | 羽生市

また当事者の方への相談先も掲載しております。

▶︎にじいろ県民相談(埼玉県LGBTQ県民相談)について(埼玉県からのお知らせ) | 羽生市

▶︎☎ 0120-279-338 よりそいホットライン | 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

ぜひ多くの方に性の多様性について自分ごととして知っていただき、さまざまな「違い」を尊重し、みんなが生きやすい社会に近づけばと思います。

 

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議会の準備

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。朝晩寒くなり、紅葉も進んできましたね🍁視察やレポート作成、まち歩きにイベント参加と、日々過ごしていましたら…あっっっという間に12月議会が迫ってまいりました!

12月定例議会は、今月21日に告示、28日に初日を迎えます。議会準備として、私がまずやることは…

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大量の新聞記事の整理😂!!DXが進められ、データでも管理できるこの時代ですが、私は未だ紙で残してじっくり読みたいタイプ^^; 毎日様々なニュースや地域の出来事、法律の改正についてなど、気になる記事はすべて切り抜いておくので、つい溜めこんでしまいます💦

子育て、教育、男女共同参画、ごみ処理、障がい…など、テーマごとに記事をまとめます!

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たくさん気になることがありますが、今回の議会では、10月から始まった「産後パパ育休」制度について取り上げる予定です^ ^

▶︎「産後パパ育休」制度 10月から始まる 柔軟な休み方が可能に | NHK | 働き方改革

議会の一般質問は、特定の羽生市の事案(例えば市内の道路のことや学校の問題)はもちろんですが、「環境に配慮した持続可能な暮らし」とかジェンダー平等」とか「多様な学びの場の提供」とか、途方もない大きなことに思えるけど、【未来のために社会が変わっていくための提案】をすることも、とても大切な仕事じゃないかなあ考えています。

今回「産後パパ育休」制度が始まったことで、育休を取得しやすい環境をつくるため羽生市として出来ることは何か、法の改正に伴って羽生市ではどのように対応していくのか、と議会で確認することは「子育てしやすい社会」「安心して産み育てることの出来る社会」にしていくための提案のひとつだと考え、取り組んでいます。

詳しい内容等はまたブログなどでご報告していく予定ですので、ぜひぜひ12月議会にご注目していただき、応援してもらえると嬉しいです!

あと11月12日土曜日、羽生市内全域に議会レポート24号が新聞折り込みされる予定です。こちらもチェックよろしくお願いいたします😊

 

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とっても大切な生活排水処理のこと②

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。2019年に選挙に出るまで「当たり前」に羽生市に暮らしていましたが、上下水道施設や清掃センター、小中学校や給食センター、公民館や消防署など、議員になって様々な公共施設に足を運ぶ機会が増えたことで、「あーー私の当たり前の暮らしって、こんなにたくさんの人や施設の上に成り立っているんだなー」と改めて実感しています。

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羽生市役所から見える風景)

と同時に、こういう暮らしのこと、施設のこと、どんな風になってるとか、お金はどのくらい掛かって運営されてるとか、壊れたらどうなるとか、これみんなが知らなきゃやばいな!!という危機感も感じるようになりました。

前回、羽生市の水質浄化センター視察への報告をまとめましたが、トイレにいって水を流すだけでいい、水道をひねるだけで綺麗な水が出るっていうのは、決して当たり前のことではないんですよね。

▶︎とっても大切な生活排水処理のこと!① - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

多くの方に知っていただくことで、いざという時みんなで知恵を出し合えると思います。そのためにも今日も記してまいりますので、ぜひたくさんの方と話してもらえると嬉しいです!

さて改めて羽生市の生活排水処理ですが、地域によって処理方法が異なり、公共下水道と浄化槽で行われています。

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▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2009060102813/file_contents/dai5syou.pdfより

上の写真は羽生市の地図ですが、Aの地域(主に羽生駅周辺の市街化区域と呼ばれるところ)では公共下水道での処理(前回のブログの通り水質浄化センターで処理されたあと、処理水は放流)が、それ以外Bの地域(市街化調整区域と呼ばれるところ)では、浄化槽での処理が行われています。

※浄化槽とは日常生活で生じた汚水やし尿を微生物の働きにより分解し、放流するための設備です

この生活排水処理の実施主体ですが、Aの公共下水道は羽生市が、Bの浄化槽は個人です。浄化槽は家を建てる時など個人で購入し、また点検、検査等も個人の負担、責任となっています。

▶︎浄化槽の維持管理と法定検査 | 羽生市

さて、そしてAの地域の公共下水道ですが、その整備は昭和61年から行われ、現在羽生市の人口の約36%の方が公共下水道を利用している状況ですが… 実は羽生市の下水道使用料って20年以上変わっておらず、今後の設備交換に不安がある状態です。

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(施設はかなり年季が入っています)

羽生市の下水道使用料は1㎥あたり99.11円なのですが、それに対し1㎥あたりの汚水処理にかかるお金は現在150円、つまり1㎥当たり約50円の損失(赤字)となっていて、損失分を皆さんの税金で補填するという、非常に不安定な状態が続いています。

その不安定な状態を解消し、中長期的に自立させ、ライフラインである下水道事業を安定して行なっていくため、羽生市では令和5年1月1日から下水道使用料の値上げが決定しています。

▶︎下水道使用料について | 羽生市

下水処理は暮らしのうえで誰にとっても必要不可欠で、トラブルがあって汚水処理できない、ということがあってはならないものです。ぜひこれを機会に生活排水処理について一緒に考えていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

 

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