さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

気候変動と私たちの関係

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

桜が色んなところで見頃を迎えていますね🌸

春だしたくさん出掛けたい!けれど大きなイベントはほとんど開催の中止や変更が余儀なくされています。

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ドイツ在住の環境活動家谷口たかひさ氏による、3月23日に日高市で行われる予定だった講演会も、急遽オンラインでの配信となりました。

コロナウイルス感染拡大も重要なことですが、気候変動についても大変切実なことなので、

参加予定だった私はインターンの学生さんたちと自宅で待機。

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私はあまりデジタルが得意ではないのですが、夫がタブレットと繋いでくれて、みんなでテレビ画面で観ることができました!ありがとうございます✨

気候変動…日本だと「まあ聞いたことはあるけど」くらいだと思いますが、

ドイツに住む谷口さんによると、欧米では毎日トップニュースで気候変動を扱っており(それこそ今のコロナのニュースのように!)、

グレタさんだけでなく、子どもたちもデモを組織したり環境活動を行ったり、みんな「自分ごと」として取り組んでいます。

しかし気候変動って、まずはいま何が起きているのか?から。

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1、干ばつ

2、生態系の変化(写真1枚目は大量発生しているバッタ、また温暖化で蚊によって媒介されマラリアが発生している国は100カ国以上に)

3、森林火災(写真2枚目、オーストラリアでは去年の年末から国中で温暖化によるユーカリの自然発火で大きな被害が)

4、台風、豪雨、洪水(全世界で起こっている。日本でも昨年は台風15号19号で大きな被害が。イランでは昨年3日間で1年分の雨が降るということも)

5、氷の融解(2019年7月は地球で最も暑い観測気温だった。フランスでは46度まで上がり、なんと2月には南極で20度を超える温度となり、南極の氷が溶けると海抜が60メートル上昇するとも言われている)

熱波との闘い 記録的だった6月のヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+

地球温暖化が進むとどうなる?その影響は? |WWFジャパン

そしてそれらはなぜ起きているのか。

それは、いまの大量生産、大量消費、使い捨ての私たち自身の暮らしがあるから。

世界で1番資源を消費しているアメリカですが、全世界の人がアメリカ人と同じ暮らしをするために必要な地球の数(資源として)は、4.1個とされていて、日本人の生活ならば1.5個必要と言われます。

どういうのとかというと、化石燃料(石油や石炭、天然ガスなど)をどんどん使って燃やし、たくさんのエネルギーを得るようになった結果、大気中の二酸化炭素が急速に増加。

(石油はガソリンや灯油、そしてプラスチックの原料として使われ、石炭は発電などに使われています。天然ガスは発電、そして家庭用のガスとして使われています。→化石燃料とはどんなものですか? | エネルギー・人口 | 環境なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネット

これが、地球温暖化を引き起こす主な原因と考えられていて、

それはつまり未来の資源や環境、そして未来そのものを奪って私たちはいまの暮らしを維持しているということです。

そのことに対し谷口さんは、

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私たちの「強欲」と「無関心」がこの地球温暖化、気候変動の大きな原因といいます。

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環境の変化で、ハチの多くが世界からいなくなってしまったとも言われていますが、

実はミツバチが絶滅してしまうと、地上の75%の植物の交配ができなくなる=野菜や果物の収穫も出来なくなるとの研究もあります。

気候変動は私たちによって引き起こされ、私たちに返ってきて、そして未来を奪うことに繋がります。

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では私たちはどうしたらいいのか。

ずっと言われていることだけどやはり、

1、ゴミを減らす(レジ袋はもらわない、水筒を持ち歩いてペットボトルは買わない、フードロスをなくすなど)

2、省エネする(電力会社を再生エネルギーものもに切り替える)

3、公共交通をつかう

4、肉を減らして野菜を食べる(特に牛を飼うためにたくさんの森が焼かれ、大量の飼料が栽培されています)

5、政府、企業、メディアにきちんと伝える(投票や買い物で環境に重きを置く自分の意思を示す)

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「子どもを産みません」という若い女性、

これはカナダに住む大学生が、政府が環境危機対策にしっかり取り組み、安全な未来を約束するまで、子どもをつくらないよう呼びかけるキャンペーン「#NoFutureNoChildren(未来がなければ子どももいない)」で、開始1カ月で、若者を中心に5千人以上が賛同したということです。

「子どもを産みません」 18歳、宣言は自然を守るため

「どうして間に合ううちになにもしてくれなかったの」

子どもたちにそう言われないように、自分の暮らしを見直すこと、出来ることから取り組みたいですね。

以下は一緒に谷口さんの講演会を聞いた、インターンの19歳大学生Kくんの感想です😊

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気づいたこと: 人間が廃棄したプラスチックを動物が食して、その動物を人間が食すことで人間はプラスチックを体にどんどん取り込んでいて、一食でプラスチックカード1枚分の量を摂取しているということを知って、このように人間にも実害が出ているにも関わらず、このことを知らなかったことに残念だと思いました。気候変動を阻止するために行動を起こすことのできる期間が1年と短いというのにも関わらず、日本ではこの事が大きく取り上げられていなく、経済的な利益のために報道にも規制がかかっているのではという考えに納得している自分がいることに、自分も社会もこのままではダメで自分ためにためにも気候変動の阻止のために行動を起こさなければいけないと思うようになりました。また、スウェーデンのグレタさんやドイツのゾゾさんといった小さな子供ですらしっかり自分の考えを表明して行動をしていることに尊敬の念を感じました。

今後やろうと思うこと:・小さい目標、自分の友達や知人にも気候変動の話について話すようにして気候変動の抱える問題について知ってもらいどのように感じるかを話そうと考えました。・大きな目標、車の使用を減らして温室効果ガスの発生の減少や、祖母の畑や自分の家の庭に緑を育ててCO2の削減に取り組んでいきたいです。

解決策: 谷口たかひささんが話されていたように、気候変動に対する希望は気候変動について知らない人が多いということでした。気候変動について多くの人に知ってもらうことで行動にも移せるようになるため、日本など世界の諸国が気候変動について報道をする必要があると考えました。谷口たかひささんに一例をあけでもらったように、利益を求めるスポンサーのない報道機関をつくり世界に情報を発信することが解決に大きくつながると考えました。また、国によって特徴があるため、日本は流される人が多いことを利用して「世界がやってるから日本も行動するべきだよね」などのようなその国の人の特徴に合った情報の伝え方も有効的だと考えました。このように気候変動の対策をするためにも、まずは気候変動について知ってもらうことが必要で、知ってもらうためにもそれぞれの国にあった情報提供機関が必要だと考えました。

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ぜひ一緒に行動できる大人になりましょーう(^o^)/