さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

ドットジェイピーインターン活動まとめ、大学生の学びの場について

こんにちは、羽生市議のさいとうです。

何度かブログにも書かせていただきましたが、

今年の2月3月に「若者と政治を繋ぐ」が目的のNPOドットジェイピーの依頼で、

まちづくり活動に興味のある大学生3人が、私のもとにインターンにきてくれました。(なぜ1年目の私なのかの理由もここに→インターンの学生さんと。 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

f:id:wakuwakutown:20200511172750j:image

f:id:wakuwakutown:20200511173337j:image

f:id:wakuwakutown:20200511202452j:image

f:id:wakuwakutown:20200511173613j:image

一緒にした活動は、地元で収穫した大豆で味噌作りをしたり、臼と杵でお餅つきをしたり、みんなで立て看板を作ったり

(その他の活動について、学生さんの感想→気候変動と私たちの関係 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

羽生の杜でのプチパントリー食材募集のお知らせ - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

おおよそイメージされる「政治」とは違ったかもしれないし、

新型コロナウイルス拡大の影響で、予定していた活動すべて消化することは難しかったけど、

そんな中でも3人とも色んなことを感じ、私も一緒に学び合えたことは、とてもありがたい時間だったなと思います。

2ヶ月の感想を、インターンに参加した大学1年生のTさんが書いてくれたのでご紹介したいと思います。

ーーーーーーーーー

 羽生市でのインターンシップを通して私が気づいたことは、「行動することの大切さ」と、「政治は自分の身近にある」ということです。
私は、率先して何かを行うこと、発言することが苦手です。このような自分を変えたくて今回、インターンシップに参加しました。
何事も行動しなければ、声にしなければいけない。そう思えたのは斎藤さんと出会えたからこそでした。
わくわくカフェのお餅つき、未来の種の味噌作り、議会の傍聴、市民ネットワークのミーティング、看板作りやポスティング等、沢山の活動をさせていただきました。普段の大学の授業では、日々、より専門的に内側へと学びが進みます。その一方で、政治という、幅広く多面的な学びから情報や知識を吸収し、どんどん知見が深まっていく・開拓していくような感覚は、とても新鮮でした。これは、行動しなければ得られなかったものです。行動するほど視野が広がり、知見が深まる。そして分かること、出来ることが多くなるほど自信になる。更には物事に対する見通しもできる。そのきっかけが自分の行動力だと、今ではとても実感しています。教育のあり方について話し合ったり、ミーティングで感想や自分の意見を言ってみたとき、「そうだよね」「その通りだね」という反応が返ってきたり、自ら発言できたときには、自分も政治に関わることができていると気づきました。同時に、それまで自分とは遠いと思っていた政治が、このように周囲と意見交換をすることで身近に感じられるようになりました。また、議会で議員の方々が社会問題について話し合って、解決しようとする姿を拝見して、自分達の生活は、今までもこれからも政治によって守られていた。遠いと思っていたのは私自身だったのだと気づきました。

 次に、私がこのインターンシップを経て今後やろう・続けていこうと思うことは、まず、小さな目標として、選挙に行くことと様々な経験を積むことです。2ヵ月間、政治について向き合ったことで、日々の「もっとこうしたらどうだろう?」そう、社会に意思表示できるのは、選挙だと今では強く思います。また、自分から人と関わり、多くの経験をして、言葉にする。行動し発信しなければいけないと、私の心の中に意識の変化や転換も起きました。「しっかり自分の目で見て、いろんな人と話して色んな意見を聞いて、しっかり判断できるように、色んな経験を積んでほしい」そうおっしゃっていた斎藤さんの教えを忘れず、一つひとつの経験を大切に、且つより多くの経験を積んでいきたいと思います。何事も百聞は一見にしかずです。そして、多くの経験を積んで、将来は子どもたちの未来を守っていける大人の一員となりたい。同時に、私が感じたような、知る・学ぶ瞬間の驚きや楽しさを私は食を通して、栄養教諭として伝えていけたらいいなあと思います。これが私の大きな目標です。

 この2ヵ月間、色んな意見を聞いたり、活動をすることで「何も言えないなあ」「どうしよう」という私の口癖や考えが「私だったら?私には何ができる?」自然と、そう考えていました。若者の政治離れが叫ばれる中、この問題をどう解決するのか?それはひとりひとりが社会問題に対して関心を持つことですが、それを全員に広めるためにはどうしたら良いのか。それはまず自分から関わって発信すること。関心を持ったり、発信することは私にもできます。自分の街の広報誌をよく読んでみる、気候変動について勉強した後に環境活動家の方のSNSをフォローして情報を集める、家族に気候変動について、子ども食堂、議会で取り上げられていたこと等を話してみる。これらすべて私がこの2ヶ月間で行っていたことです。もちろん私も都会のキラキラした雰囲気に憧れることもあります。しかし、そっちばかりに目を向けていては現在、未来をより良くすることは出来ません。危ぶまれる気候変動、未だに存在する男女格差等、暮らしやすくするため・持続可能な社会のために、少しでも政治に関心を持ち、行動することが大切です。世界で、私よりも遥かに小さな子どもが、気候変動による世界の危機を一生懸命伝えている姿に強く心を打たれました。

 この2ヵ月間、振り返らなくとも、思い出そうとしなくても沢山の経験が蘇ります。一つ一つの活動がかけがえのない貴重な経験でした。いつも温かく迎え入れてくださった斎藤さんや地域の方々に、心より感謝申し上げます。2ヵ月間、大変お世話になり本当にありがとうございました。

ーーーーーーーーー

Tちゃん‼️こんな素敵な感想をこちらこそ本当にどうもありがとうございました😭✨✨

そして共にインターンに参加してくれたKくん、Oちゃんとともに3人のこれからを楽しみにしています😊

さて、以下のインターンの件とは直接関係ないのですが、

現在皆さんご存知の通り、新型コロナウイルス拡大の影響で、「学生8割が将来に不安」「経済的な心配がある」など大学生の学びの場が危ぶまれています。

「コロナ休学・退学」に怯える大学生の困窮実態 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

学生2割、新型コロナで中退検討 影響深刻化―団体調査:時事ドットコム

こちらは文部科学省奨学金や給付金の申請ページ(→新型コロナウイルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ:文部科学省)もありますが、

経済的な不安はもとより、大学に入ったけどまだ一度も登校出来ていない、人間関係が不安、就活の先が見えないなど、私の周りでも様々な声が聞こえてきます。

私は市議会議員なので、小・中学校についてブログで問題提起をすることが多いですが、

もちろん高校生や大学生なども含め、しっかり学びの場を保障していくことや、未来を担う若者たちへの教育のあり方について(例えば日本は公教育への支出が突出して低いとか😂→教育への公的支出、日本は35か国中最下位…OECD調査 | リセマム)、

そういう部分も含めて、今後しっかり考えていかなければならないな、と思います。

だって日本にはこんなに素敵な若者たちが勉強したいって思ってるんだから〜😂

ぜひ一緒に行動していきましょう(^o^)/