さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

羽生市の環境政策ー令和4年度9月議会⑨ー

こんにちは、羽生市議会議員のさいとう万紀子です。決算議会となる9月議会ですが、もちろん一般質問も行われました!今回はそのひとつ目、市長へ「環境政策、気候危機に対する考え方」について伺いましたので、ご報告していきます。

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(はにゅう市民ネットワークとしても環境問題に取り組んでいます!)

以下、9月9日に行われた一般質問の読み原稿となります。少し長いですが、読んでいただけると嬉しいです。

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6月議会にて河田市長の所信表明を伺い、5期目の羽生市政への取り組みを心強く感じております。岩瀬土地区画整理事業の進展やのりあいタクシーの導入、行田市とのごみ処理施設の共同整備など、「夢と希望に満ちた羽生市の未来を築くため」羽生市の発展をさらに加速させるという市長のお気持ちが伝わってくる所信表明でした。

しかし現在、社会に目を向けると、気候危機、いまだ終息しない感染症、経済格差、ジェンダー不平等など、様々な問題が山積みとなっています。国としても「誰一人取り残さない」を基本理念とするSDGsの目標達成に向けた取り組みを進めているところではありますが、基礎自治体は住民にとって最も身近で総合的な行政主体であり、それらの社会課題に対し住民とともに進めていく、という大きな役割と責任があります。夢と希望に満ちた羽生市の未来を築くためには、同時に社会議題解決への取り組みが必要であると考え、市長に社会課題に関してお伺いしたく、以下一般質問を行います。

1項目目は市長の環境政策、気候危機に対する考え方について伺います。世界的に喫緊の課題である気候危機への取り組みについて、所信表明の中で言及がまったくなかったことについて懸念を抱いております。羽生市の未来を作る方針を導く市のトップとして、市政運営における環境政策、気候危機対策をどのように認識されているのでしょうか。

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世界中で気候変動が影響と見られる災害が頻発しています▶︎パキスタン洪水、国連総長が国際支援呼びかけ 「世界的危機」 | ロイター

2点目は開発とゼロカーボンの両立について伺います。所信表明では、企業誘致の推進、北部幹線など主要幹線道路網の整備、ヒトとモノの流れをより一層加速、水郷公園周辺を一大観光地に、インターチェンジ周辺開発など、10の施策のうち5つの施策が開発に力をいれる、というものでした。しかし現在、気候危機が人類の生存において喫緊の課題であることは、全世界の共通認識であり、開発について語ることとゼロカーボンの取り組みについて語ることは両輪であり、2つを切り離すことはもはやできません。気候危機の取り組みに関し、地方自治体の役割は非常に大きく、エネルギーの地産地消化、省エネや建築物の断熱化、有機農業の拡大や自給率の向上など、地域の資源をどのように活用しながら、開発とゼロカーボンの両立を実行していくのでしょうか、またその道筋について伺います。

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▶︎地域循環共生圏 | 環境省も進めています

3点目は「住み続けたいまち」「住み続けられるまち」についてです。私が所属するはにゅう市民ネットが行った公開質問状で、「20年後の羽生市」について河田市長は「だれもが幸せを感じる住み続けたいまち」「一人一人を大切にするまち」にしたいとお答えくださいました。

▶︎羽生市長選挙・公開質問状の回答12 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

市長が考える「住み続けたいまち」とは具体的にどういうまちなのでしょうか。SDGsには「住み続けられるまちづくりを」という目標もありますが、気候変動の影響による異常気象や豪雨などの自然被害、猛暑による熱中症感染症の拡大は「住み続ける」以前の大きなリスクであり、まずはトップが危機感を持ち気候変動対策に取り組み、すべての事業において環境面の視点を持つ必要があると考えますが、「住み続けられるまち」であるための気候危機対策とその取り組みについてお伺いします。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。世界の100年間の年平均気温の上昇が0.77度に対し、日本では1.21度、そしてなんと埼玉県では2.12度となっており、誰にとっても大きな影響がある気候変動です。

この質問に対する市長、羽生市の答えは、次回ご報告いたします^ ^

 

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