はにゅうの子どもたちが使ってる教科書、どんなことが書いてあるか知っていますか📚❓
お子さんがいらっしなる方も、そんなにじっくりと教科書を読むことって少ないと思います。
かく言う私も、小3の息子の教科書、あまりちゃんと読んだことありませんでした。
ご存知の方も多いと思いますが、同じ国語の教科書でも、いろんな出版社から何種類も出版されており、
その採択は自治体によって異なります。
教科書の採択とは、学校で使用する教科書を決定することです。その権限は、公立学校で使用される教科書については、その学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会にあります。また、国・私立学校で使用される教科書の採択の権限は校長にあります。(文部科学省ホームページより)
羽生市で使われている教科書はどんなものなのか?
ほかの教科書とどのような違いがあるのか、今日は北小学校で行われている「教科書展示」にいってきました。
展示されているのは北小の奥、学童がある場所でしたが、ちょっとわかりずらかったです💦
ともあれ無事到着し、たくさんの教科書が並んでいて圧巻〜!
小学校では国語、算数、理科、社会、地図、生活、音楽、書写、図画工作、道徳、家庭、保健、英語…
中学校はさらに公民や歴史が増え、とさすがに全部見ることはできないので、
私が注目したのは3つ。
ひとつ目は国語の教科書に載っている文章の書き手の性別、
ふたつ目は社会の教科書の現代史のページ数とその内容、
みっつ目は保健の項目です。
国語教科書の掲載作品は、作者のほとんどが男性で女性は1割程度しかいない、と聞いていたので確認してみると…
学校図書 17人中6人
光村図書 15人中3人
東京書籍 10人中2人
教育出版 12人中6人
と、出版社によって大きく違う結果でした(確認したのは6年生の教科書です)。
日本は残念ながらはジェンダーギャップ指数が世界153カ国中121位。
(→「共同参画」2020年3・4月号 | 内閣府男女共同参画局
→3月8日は国際女性デーです - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり)
作者が誰であろうがいい作品なんだから、というご意見もあると思いますが、
性差別排除の教育・男女の自立を共生をめざす教育をすすめるうえで、このような視点も必要ではないかなと思います。
さてふたつ目の現代史ですが、これも出版社によって割いているページ数が大きく違いました!
グローバル化の問題点や、東日本大震災について、被災ボランティアやSDGs、そしてエネルギー問題など、
これからを生きる上で避けては通れない問題で、大人としてもしっかり学ばなければいけないなと感じます。
保健についてですが、性についてどう扱われているが気になりました。
中学校の教科書ではそれなりにページが割かれていましたが(こちらも出版社によって取り上げ方に違いがあります)、
小学校では6年生の「ほけん」であっても、性についてのページは見つけることが出来ませんでした。
予期せぬ妊娠、DVや児童虐待防止のためには、早い時期からの正確な指導が大切!ですが、
日本の教育では学ぶ機会はほとんどないのは、本当に問題だと思います。
さて、羽生市ではどんな教科書を採択にているのか。
→小学校だ使っている教科書一覧はこちらhttps://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2014081400022/file_contents/R02saitaku-sho.pdf
→中学校で使っている教科書一覧はこちらhttps://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2014081400022/file_contents/R01chu.pdf
ぜひこのページを確認しながら、教科書展示行ってみてくださいね(^o^)/
羽生市では北小学校にて、6月26日まで展示されています。