さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

清掃センターに関する会議を傍聴してきました

こんにちは、羽生市議会のさいとう万紀子です。昨日は新しい清掃センターに関する協議会の傍聴に行ってきました。

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ゴミの処理に関しては、私たちが暮らしていく上で避けては通れない問題です。

羽生市の清掃センターは昭和58年に建てられ、何度も直したり部品を交換したりしながら現在も使われていますが、築40年が間近になり、今後さらに維持管理費が…!という状況でした。

おとなり行田市の清掃センターも同じく老朽化してきており、また人口減少の昨今、それぞれ独自でゴミ処理するよりも、共同施設とした方がメリットが大きい、ということで今年の3月に行田市との「一般廃棄物処理施設の共同整備に関する基本合意」が結ばれ、

昨日は市民プラザで開催された2度目の協議会の傍聴に行ってきました!

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(開催された協議会の様子)

行田と羽生の市長と副市長、そして担当部長の計6名が協議会のメンバーで、前回の協議会では令和9年度に新しい施設を稼働することが決定しました。

▶︎行田市に行ってきましたー協議会傍聴編ー - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

協議会で決まったことを報告しますと…

1 一部事務組合の名称:行田羽生資源環境組合
2 共同処理事務:
・分別区分→新たに剪定枝を資源化、プラスチックごみは当面可燃ごみ扱いとし国の動向を注視
・収集運搬→各市で独自対応
・整備施設→可燃、不燃、粗大ごみ処理施設、剪定枝資源化施設、リサイクル用ストックヤード
3 議会の組織:定数9人(行田市5人、羽生市4人)
4 経費の負担割合:
・施設整備費は、均等割20%、人口割80%
施設稼働後は、人口割をごみの量割に読み替える

ということでした。

決定のなかでゴミの分別区分に関して、現在羽生市ではプラスチックは燃えないゴミとされていますが、行田市に合わせ「可燃ゴミ扱いとする」とのことでびっくりしました。

現在、気候変動が原因と考えられる大雨や洪水、台風などの災害が多発しており、脱炭素化やゼロカーボンなど全世界で気候変動対策に取り組んでいます。

国も環境汚染につながるプラスチックごみを減らすとともに、回収やリサイクルを強化するための新たな法律を作り、プラスチック製品の製造から廃棄、リサイクルに至るまで、それぞれの段階での対策を定めました。

▶︎プラスチックごみ減へ 「プラスチック資源循環法」が成立 | 環境 | NHKニュース

そんな中、行田市羽生市の新しいゴミ処理施設ではプラスチックを可燃ゴミにするなんて!!

もちろん国の動向をみてと注釈がついていますが、羽生市は新しい清掃センターに関して、議会でも「環境に配慮した施設整備に取り組んでまいりたい」と話しています。

▶︎会議録検索システム(令和3年3月議会柳澤議員の一般質問に対する答弁より)

処理施設の性能や規模が違うこともあり、現在プラスチックの分別は自治体によって異なります。

羽生市では現在燃やしてはいけないゴミとして回収しており、プラスチックゴミは最終的に埋め立て処理または熱利用という形でリサイクルされています。

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▶︎https://www.city.hanyu.lg.jp/docs/2014021800028/file_contents/68254.pdf

もちろんプラスチックを含め、ゴミ全体として減らしていくことが大前提ですが、新しいゴミ処理施設はとにかく環境に配慮した施設になるよう、今後も市民全体で見守っていくことが大切です!

新しい清掃センターに関しては、私もまだまだ勉強中ですし、ぜひ一緒に考えてもらえるようよろしくお願いいたします^ ^