さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

久しぶりの視察に行ってきました

さて、突然ですが問題です!          ここはどこでしょーか?

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最近テレビなどでも取り上げられることがあるようなので、ご存知の方や、行ったことがある方もいらっしゃるでしょうか^ ^?

ここは、春日部市にある「首都圏外郭放水路」、国土交通省が管理している洪水対策のための地下施設です。

昨日は2年ぶりの羽生市議会の都市民生委員会の視察日で、一日中色んな川や治水施設を見て回ってきました。

羽生市というと、住んでいても利根川のイメージが大きいと思いますが、実は東京湾に流れる一級河川、中川の起点があるんです^ ^

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この場所から始まる小さな中川が、

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手子堀川(加須市杓子木)や

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午の堀川(加須市北大桑)と合流し、

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久喜市に至る頃にはこんなに大きな流れに!そもそもこんな身近に川の合流地点があったのかーとびっくりしました!しかし川のそばの地域には、いつの時代も増水や浸水の不安がつきまといます。

加須市午の堀川周辺も、大雨が降るといつも2センチ程度の浸水があるとのお話しも伺いました。

現在埼玉県では、洪水対策の一環として、中川の川幅を大きくする拡幅工事が順次行われていて、現在羽生市内北袋地区周辺で行われています。

浸水被害の軽減や洪水対策として、ほかにどんなものがあるかご存知ですか^ ^?

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昨日は、幸手市の権現堂調節池(ダム的な役割)や

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同じく幸手市にある中川上流排水場にも行ってきました。この写真にあるポンプは、なんと1秒間に25t!!もの水を排水することができるもので、台風や大雨で水位が上がった場合、中川の負担を減らすために利用されているそうです。そして

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こちら1枚めの写真の春日部市にある首都圏外郭放水路です。防災地下神殿とも言われるこの施設は、低い地形で洪水被害が多かったこの地域にある5つの小さい河川の洪水を、大きな江戸川に排水するために水を溜めておく場所です。

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なんとこの柱は高さ18m、重量500t!この巨大な柱59本が天井を支えているこの施設は、サッカー場と同じ広さがあり、13年間かけて平成18年に2300億円の予算をかけて完成したそうです。

治水に関しては様々な考え方があると思うし、近年の異常気象も大きく関係していると思います。どんな治水対策が必要なのか、まちや地域の環境によっても大きく変わってくると思います。

今後もしっかり勉強して、みんなが安心して住める羽生市であるよう考えていきたいと思います。

とってもいいお天気で情報満載の視察の1日でした〜!