さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

埼玉県羽生市議会議員のさいとう万紀子のブログ。日々の様子やまちづくり活動を報告しています。

中学生議会が開催されました②

こんにちは、羽生市議会議員はにゅう市民ネットのさいとう万紀子です。引き続き、昨日開催かれた「中学生議会」について報告していきます^ ^

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羽生市議会の議場、市役所4階にあります)

南中学校の蓮見さんは羽生市公共道路の安全について」質問してくれました。とくに街灯の設置について、岩瀬地区が開発されて車どおりが多くなったけれど、細くて暗い通学路がまだある、ぜひ安心安全に通学できるようにしてほしい、という提案でした。この質問には、「街灯とは防犯灯のことだと思うが、防犯灯は自治会からの申請に基づいて設置していて、市内に5752基ある。自治会が住民からの聞き取りや要望を受けて申請し、工事を専門業者に依頼するが、申請は毎年度最大2基となっている、設置は電柱に設置(この場合1週間から2か月)もしくは柱を立てての設置があるが、設置費は、昨年は87基で約400万円、つまり1基あたり約4万6千円となる」との説明でした。

これに対して「なぜ2基までなのか」という再質問がでました、その通りですよね。素晴らしい!これに対して「羽生市には60以上の自治会があるので、限られた予算で偏らずに設置していくために2基としている」という答弁でした。

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▶︎みんなが納得できるお金の使い方とは? - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

限られた予算で、羽生市のまちづくり全部を考えていくということは、本当に難しいことですよね。先日の中学生への出前講座でもお話ししましたが、同じまちに住んでいても1人ひとり「こういうまちにしたい」というイメージは違うので、みんなが納得できるよう予算をつくるのは本当に大変なことです。毎年3月議会で、羽生市の新しい年の予算について話し合っていきますので、ぜひ注目してもらって、羽生市はどんなことにどんな風にお金を使っているのか、チェックしてもらえるといいなと思います!

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東中学校の木村さんは羽生市の公共交通について」の質問。羽生市の公共交通について、あいあいバス、のりあいタクシーがあるのは知っているが、自宅がある地区は高齢者の多いので、休日走っていないことや、バス停まで遠いので不便を感じている、どうにかならないのか、という内容でした。

「あいあいバスは、高齢者など交通弱者の交通手段として、年末年始を除いて平日運行されている。土日祝日を休みとしたのは、以前利用調査を行ったとき、土日の利用がほとんどなかったことを受けて変更したから。年間約8千人の利用があるけれど、赤字なので市が補填をしている状態で、色んな要望をうけ、これまで何度も話し合って検討した結果がいまの状況。令和4年より、のりあいタクシーの実証運行を始め、事前登録と事前予約が必要だけど、自宅まで迎えに来てくれる仕組みとなっているが、こちらも市が赤字を補填している。公共交通の今後のあり方に関しては、現在市民アンケートなどを行い、課題などを把握しているところ、また利用者の声などを参考に、今後の方向性を考えていきたい」という羽生市の答弁でした。

▶︎令和4年度12月議会その5〈のりあいタクシー車椅子対応は〉 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

▶︎のりあいタクシーとあいあいバス2023.11.1追記 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

東中学校の武村さんは羽生市の樹木の選定と雑草の管理について」質問してくれました。雑草の管理をしてくれていることは知っているが、通学していて雑草が邪魔で危ない道もある。羽生市の樹木の選定と雑草の管理について教えてほしい、という内容でした。「羽生市には、市道、県道、国道、また用水路や、個人の所有地など、それぞれ管理者が違う現状がある。羽生市としても、危険と判断した場合は個人に許可をとって管理している。しかし、すべてを市が管理するのは難しく、『羽生市まちづくり基本条例』にもあるが、地域の皆様に協力をいただいている状況。協働のまちづくりを行っていきたい」という答えでした。

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▶︎道路脇の雑草管理について - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

皆さんの保護者の方も、自治会として近所の草取りや公園の管理、またゴミ当番などをしてくださっていると思います。もちろん市が管理することも必要ですが、全て外部化(お金を払って誰かに頼む)するのではなく、できることは自分たちでやることで、それこそトップバッターの小室さんの質問のように、コミュニティが広がったり、いざという時に助け合えるような関係が生まれます。

▶︎世界最年少で就任!? 女子中学生がマンション自治会役員に就任したら起きた、予期せぬ化学反応とは…(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース

中学生が自治会役員に就任したというニュースもありました!ぜひ木村さんも自治会の活動にも参加してみてくださいね。

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最後の質問として東中学校の岩崎さんが、「廃校になる三田ヶ谷小学校と村君小学校の未来について」質問してくれました。本当に地域にとっても羽生市にとっても大切な議題ですよね、質問ありがとうございます✨岩崎さんが6年間過ごした三田ヶ谷小学校が廃校になるのはとても悲しいけれど、新しい小学校を精一杯応援したい、廃校の小学校はこれからどうなるのか、という内容でした。

しかし跡地利用についてはまだ決まっておらず、まだ検討中という答えでした。「市役所では『跡地利用庁内検討委員会』をつくって話し合っている、この中での基本的な考えとして

①まちづくりの方針(羽生市総合基本計画など)と矛盾しない②地域の意向への配慮③民間の利活用④財政健全化に資するようにする(少子高齢化で未来の財政に負担がないようにする)⑤都市計画への留意(用途変更に制限がある)

これらを踏まえて、豊かな自然を活用できるよう、活性化につなげるため取り組んでいきたい」という答えでした。

▶︎~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト :文部科学省

少子高齢化で小中学校が集約され、廃校となる学校が全国で増加してきています。その活用方法は様々で、羽生市の答弁にあったよう地域のニーズや財政状況によっても取り組みは変わってくると思います。しかし学校再編成にしても、廃校の活用にしても、やっぱり一人ひとりが当事者意識を持って関わっていくことが何より大切で、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という気持ちが必要です。定期的に学校再編成の状況を報告していますので、ぜひチェックしてもらえると嬉しいです。

▶︎学校再編成 現在の状況 【2023年 12月】 - さいとう万紀子と羽生市わくわくまちづくり

ぜひ岩崎さんも、中学生議会に参加した方々も、参加しなかった中学生や高校生も、「こんなまちに住みたい」と思ったら、人任せにするのではなく、「自分はなにができるか」を考え、一緒に取り組んでもらえたら本当に心強いなあと思います!

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というわけで、2024.2.1に開催された中学生議会のご報告と感想でした!参加された中学生の皆さん、本当にありがとうございました😊✨✨